「さらば友よ!涙のメタリック・ギガトン・クラッシュ」とは、アニメ『人造昆虫カブトボーグ V×V』第2話のサブタイトルである。
勝治初死亡回。
脚本:大和屋暁
概要
難病を患い、余命あと僅かの勝治が、リュウセイさんと最後のバトルに挑む回。
ロイドの店に現れた勝治は、有無を言わさずリュウセイさんに挑戦状を叩きつける。いつもの冷静な勝治には似合わないその様子に、リュウセイさんとケンも違和感を感じていた。
「ぼくらはもう、仲間なんかじゃない!」と叫ぶなど、勝治は挑発的な態度を崩さない。「戦う理由がない」とリュウセイさんはバトルを断るが、勝治はなんとしてもリュウセイさんと戦うために強硬手段に出る。
勝治はポスターを自作(全て手書き)し、勝負から逃げるリュウセイさんを「弱虫のボーグバトラー」と罵って市民に訴えかけた。リュウセイさんたちが抗議しようとすると、「明日の朝に市営コロシアムで決着をつけよう」と一方的に話をつけてしまう。
なぜ勝治はリュウセイさんとのバトルにこだわるのか。その理由は、ロイドさんの店を訪れた勝治の母から語られる。なんと勝治は不治の病に侵されてしまい、余命があと3日しかないのだという。衝撃の事実を知ったリュウセイさんは、勝治とのバトルに挑むことを決意する。
ちなみに、リュウセイさんの(視聴者の知らない)回想では、勝治との出会いや、三日三晩ボーグバトルに明け暮れた日々について語られている。余命3日の原因これでは?
ケンやロイドさんが見守る中、市営コロシアムでついに二人のバトルがスタートする。余命が残り少ない勝治に対しても、リュウセイさんは攻撃の手を緩めない。リュウセイさんは「勝治が病気を隠したのは、言うと手加減されると思ったからだ」と考えていた。勝治との永遠の友情を裏切らないため、リュウセイさんは全力を尽くして勝治を倒そうとし、勝治もその心意気に応えようとする。
互いが必殺技を繰り出し、バトルの熱さが最高潮に達した最中、事件は起きる。必殺技によって吹き飛んだエレクトリカル・スピードワゴンが、勝治の心臓を直撃したのである。一度は息を引き取り倒れる勝治だが、なんと息を吹き返す。ロイドさん曰く、直撃したエレクトリカル・スピードワゴンの電撃が、勝治の病気を奇跡的に治したのだという。
まさかの「ボーグ療法」で復活を果たした勝治は、リュウセイさんたちとこれからも続く友情を確かめあったのだった。
主な登場人物
- 松岡勝治
- CV:三橋加奈子
- リュウセイさんのクラスメイトで親友。頭が良く、物知りで計算も得意。体が弱く、何度も死亡するのだが、その度に生き返るため、「持ちネタ」「死ぬ死ぬ詐欺」「出し入れできる持病」などと揶揄されている。
- 勝治の母
- CV:仲尾あづさ
- 勝治がなぜリュウセイさんとのバトルを急かしているのかを話す。喪服黒い服を来ている。
用語
- 謎心電図
- 冒頭に登場する心電図。勝治に繋がっているわけではない。一体誰のものなのだろうか。
- 謎パーツ
- ケンが見つけたという謎のパーツ。リュウセイさんが勝治に見せようとしたところ、叩かれて落としてしまった。
- 素振りは基本
- ボーグバトルの基本中の基本。登場人物が素振りの練習をする度にこのコメントが流れる。
- 市営コロシアム
- 作中で何度もボーグバトルの舞台となるコロシアム。まさかの市営。
- 謎落下
- うそだーーーーーーーーっ!!(ガラガラガラ)
- 謎騎士
- 勝治が必殺技「デンジャラス・サンダー・アルティメット」を発動した際に現れる騎士。黒人や秘書に比べるとぶっちゃけそれほど謎でもない。
- ボーグ療法
- 勝治の不治の病を治した最強の療法。
名言
- ボーグバトルは、チャージインに始まり、チャージインに終わる
- ロイドさんが素振りの大切さを説いた言葉。実際のボーグバトルはチャージインしたらもうやることがないため、あながち間違いではない。
- 意味が分かんねーよ!
- 突然勝負を挑もうとしてくる勝治に対するケンの台詞。ケンどころか視聴者も意味がよく分かっていない。
- 気持ちよく逝かせてやるのが友情ってやつじゃないのかよ!
- 余命あと僅かの勝治を前にしても本気で戦うリュウセイさんを見たケンの心境。言いたいことは分かるが言い方が酷い。
今週の格言
関連項目
第1話 | 第2話 | 第3話 |
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親父超え!勇気のライジング・プロミネンス | さらば友よ!涙のメタリック・ギガトン・クラッシュ | 守れ!鉄壁のサイキック・ドラゴン・マスター |
カブトボーグ エピソードリスト |
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