シブリン(Shivling)とは、ヒマラヤ山脈を構成する山の一つで、美しい外観からインドのマッターホルンと呼ばれる。
なお、「シブリング」という呼び方の方が一般的な様である。
概要
インド北部ウッタラーカンド州ガルワール地方の西に位置し、標高は6,543 m。
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シブリンは断崖絶壁に囲まれているため登頂は極めて困難であり、1938年に周辺地域を調査したドイツのチームは登頂可能なルートが存在しないとまで述べている。
初登頂は1974年6月3日で、Hukam Singh率いるインド・チベット国境警察のチームによって成し遂げられた。
その後、日本人のチームも複数回登頂に成功している。ただし過酷な山であることは間違いなく、2005年には日本人の登山家平出和也がパートナーの谷口けいとシブリンに挑み登頂に成功したが、この際に平出は足の指を3本凍傷で失っている。
先述の通り、常人が登ることはまず不可能だが、日本からのトレッキングツアーがあるため景色を楽しむ事は可能。
名称「Shivling」はシヴァ神(Shiva)のリンガ(Linga)即ち男根を意味している。古来からリンガはシンボル化した石像などの姿で崇拝の対象となっているが、山体の姿がこのリンガを思わせるためにShivlingとの名が付いたと思われる。
関連項目
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記事冒頭で名称2ヶ所太字化。「概要」で名称について追記。改行や漢字変換や衍字を調整。関連項目2つ追加。