ボク姫PROJECTとは日本一ソフトウェアの企画であり、後にゲームとして発売が決まった作品のことである。
概要というか伝説
本作の開発に至る発端となったのは日本一ソフトウェア社内で提案された女装ゲーム。その未知の作品傾向から制作が危ぶまれたことから2017年7月27日に公式Twitterアカウントを設立、該当アカウントのフォロワーが1万達成をした暁に最終判決をする……というのが『女装ゲーム企画「ボク姫PROJECT」』が生まれた経緯である。
ゲーム化未定であるものの、コミカライズ連載やグッズ販売が行われ、Twitterでの活動(後述)も功を成して、無事に1万フォロワー獲得。
2年の歳月を経て2019年7月に開発決定が告知、後に発売日機種も公開され、2020年4月23日PS4/switchソフトとして発売となった。
そして発売から6ヶ月ほど経過した同年10月にPC版の正式検討が発表をし、DLsiteにて2021年2月5日発売、Steamにて2021年10月15日に発売することが告知された。
ちなみに開発は日本一ソフトウェアではなく、ウィザードソフト株式会社となっている。
CEROの壁
告知当時は『全年齢向け』とアナウンスされていたが2020年2月に当然ながら残念なことにCERO:Bという『ほぼ全年齢向け』になってしまう事態が発生してしまった。その為、告知と同時に原作者である日本一ソフトウェアの通販サイトNippon1.jpの元Twitter広報担当であるプリニー店長が土下座をして謝罪する動画を投稿すると言う珍事誠意ある姿勢を見せた。どうでもいいが、この動画の当時の再生数はPVなどよりも上であった。どうしてこうなった…
ちなみにPC版はレーティングの審査がない為、全年齢となっている。そもそもないとあったから年齢規制ありとでは話が違うというツッコミは野暮である。
ゲーム内容
女子生徒率99%の超お嬢様学校 「私立百合愛学園」。
その学園のルールは「可愛さ」こそ全て。学園内の謎の事件に巻き込まれた姉を救うため「女子生徒」として入学した主人公「伊草 ミナト」は、学園一の美少女となるために「女装」を磨いていく。
しかし学園には、別格の可愛さを誇る4人の美少女「四姫」が存在した。
ストーリー
主人公である伊草ミナトは憧れの姉・マリカと同じ「私立百合愛学園」の受験を受けた帰り、家族からの電話でマリカが校舎から転落して搬送されたことを伝えられる。
傷は完治したものの一向に目を覚まさないマリカ
マリカの転落を隠そうとする学園
今のマリカの状況が学園に繋がっていることが明白であることから、元々入学を決めていたミナトは学園の中からマリカのことを調べる決意をする。が、男子の入学式の時間が女子の入学式の時間と異なることを知らなかったミナトは不審者と間違われてしまう。窮地に立たされていたミナトを助けてくれたのは従姉妹の伊草エリカ(アキラ)…のはずだったのだが、窮地を脱する為にアキラが提案したのはアキラの代わりに『伊草エリカ』として入学式に参加することであった。
キャラクター
伊草エリカ(本名:伊草ミナト)
主人公。
姉であるマリカに起きた謎を明かすべく私立百合愛学園に女装して潜入することとなった男子高校生。特技の『伊草流逮捕術』で学園の変質者を撃退したことから学園では『戦姫』と呼ばれる。
女子部が終わった後に『伊草ミナト』として男子部に通っている。
伊草マリカ
ミナトの姉。
運動も勉強も他人に引け劣らず、性格容姿共に人を引き寄せる欠点のないミナトの憧れ。
しかし、事件に巻き込まれてからは意識が回復せず、眠り続けている。
伊草アキラ
ひきこもり系メインヒロイン。伊草姉弟とは従姉妹で幼馴染み。
ミナトとは従姉妹関係でミナトを女装させた張本人であり、彼女こそ本物の『伊草エリカ』。
鬼灯リラ
百合愛学園の生徒でエリカと同じ1年生。
『姫ギャル』と呼ばれ、人気読者モデルで自身以外を『雑草』と言う毒舌家。ただ、彼女には人には言えない一面があるようで……?
竜宮院ウラン
百合愛学園の生徒。
おっとりとした立ち振舞いや趣味など、まさに大和撫子と思わせる女性。今までの生活環境のせいか洋風文化(英語や料理)や男性などは得意ではない模様。
姫神ダリア
百合愛学園の生徒でありエリカの姉のマリカとは親友だった人物。剣道などが得意で、その身のこなしや外見から『姫騎士』と呼ばれている。なお内面に関しては女性(美少女)を口説きたがるという難点がある。
姫神エルメス
百合愛学園の生徒でダリアの妹。
アイドルとして活動をしており、『姫皇』の名に恥じぬ愛らしさを振りまいている。エリカに対して親しげにするなど謎多き人物。
篠崎ヒユ
エリカを心酔する同級生。
美少女を愛してやまず、興奮のあまり鼻血を噴き出し暴走することもあるが、学園のことをよく知らないエリカをサポートしてくれる。
六条オウガ
女子部が終わった後に授業が行われる男子部におけるミナトの唯一の同級生。
企業の御曹司という立場である彼だが自身の肉体に対する圧倒的な自信を持っており、立ち絵も常にシャツのボタン全開という変わり者。
コミカライズ『ボク姫様と乙女主義』
2017年7月~翌年6月の間、電撃PSで連載された漫画。
内容はゲーム同様だが、発売未定時期だったこともあり物語の途中で終わっている。
コミックは発売されていないが公式Twitterモーメントから閲覧することができる。
そしてこの公式である。
企画開始と同時に作成されたTwitterアカウント…それはボク姫Project発売のために奮闘している健全な広報アカウント…のはずなのだが月日がたつに連れ暴走は加速し、エゴサーチでボク姫Projectや女装などのツイートをファボしたりリプライ送ってきたり、トレンドを即座にネタにするのは勿論、同社の別のゲーム広報に絡みに行ったり自社をネタにしたり…もうやりたい放題しているのである。(そしてついにはそれすらもネタにする)
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/nis_bokuhime/status/1093876434106347520
発売日直前カウントダウンではバズりそうなツイート文書と同時にボク姫企画やゲーム紹介動画を掲載したのだがそのノリはセウトレベルのネタが多く、文字にするのも憚られるカオスな内容あった。動画は同社公式チャンネルからニコニコ動画にも投稿されているので詳しくはそちらを確認してもらいたい。
そして発売日翌日である2020年4月24日、ゲーム公式ツイッターにも関わらずなんとTwitter運営からスパム判定を受け規制されてしまう。規制を受けた瞬間理解できたーーファボり過ぎたという現実を
こうして、ゲーム公式Twitterアカウントにも関わらず避難所アカウント(後の非公式アカウント)が作成という快挙珍事が日本一の歴史に刻まれることとなった。これだから日本一は
そしてその1年後の2021年6月12日、エゴサのし過ぎで2度目の規制を食らう。どうしようもないな日本一は
ちなみにネタツイやネタリプなどが注目されがちだが、開発ならではのツイートや真面目なリプ、発売してからはゲームプレイをしたユーザーやクリアしたユーザーに感謝のリプライを送ったり、誤字やバグ報告を真意に受け止め修正をアナウンスするリプをするなど広報らしいこともしっかりしているので安心して欲しい。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/nis_bokuhime/status/1114183411587928065
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関連動画
本作は体験版の存在しないゲームであるが、公式自ら序盤のストーリーを投稿している。
買おうか悩んでいるけど、体験版がないので作品の雰囲気がつかめなくて不安だと思う人は動画で確認すると良い。
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