モーン単語

9件
モーン
7.2千文字の記事
  • 1
  • 0pt
掲示板へ

モーンとは、ポケットモンスターサン・ムーンに登場するキャラクターである。

基礎データ
名前 モーン 性別 男性
英語 Mohn 年齢 不明
使用タイプ 特徴 金髪碧眼
地方 アローラ 所属
声優 斉藤次郎 世代 第7世代

ようこそ!ここは わたしの 概要欄

その正体とは…?

ネタバレ注意 この項は、下記に本作のネタバレを含んでいます。
プレイの方はご注意ください。(要スクロール

エーテル レポート 

ウルトラホール モーン博士が 発見した ウルトラホールの 先には 別間が 広がり その質量の 推移から ポケモンらしき 存在・・・・・・ 仮に ウルトラビーストとする が いると 推測される

 

オレなんだ。ウルトラホールウルトラビーストの存在を発見したのは。 だがは、ウルトラホール接続の実験中に消えた……残されたのはウツロイドの資料、そして弱ったコスモッグ……」(グラジオ

サンムーン作中で分かるのは「ウルトラホールを発見したのはエーテル財団のモーン博士」である事と「グラジオウルトラホールウルトラビーストの存在を発見したが、ホールの接続実験で姿を消した」という事…

すなわち十数年前に行方不明となったエーテル財団代表ルザミーネの夫にしてグラジオリーリエ父親が「モーン博士」であるという事実が発覚するのである。

…しかし、大変重大な事実ではあるもののサンムーン作中で判明するのはここまでであり、当時は裏話のような扱いであった。これによってプレイヤー内では「なぜいつでも財団に戻れる場所に居るのに戻ろうとせずポケリゾート管理人をしているのか?」という事について様々な考察が飛び交った。

しかしながら公式からの情報供給がこれ以上なく、これらの考察も当時は決着がつかなかった。

ウルトラサンムーンでのモーン

サンムーンマイナーチェンジとなったウルトラサンムーンではストーリーに大幅な変更が加わり、ルザミーネグラジオリーリエ子との関係にも多少の変化が生じたが、「モーン博士が十数年前に事故行方不明となっている」という部分に変更はなく、相変わらず現在のモーンは無人島ポケリゾート管理人をしている。

そんなモーンだが変更点として作中2回だけポケリゾートの外に出る。

1回カキの試練後にリザードンフライトが解禁されると山の麓でポケリゾートの広報活動をしている時。これは前作でも同じタイミングポケリゾートが解禁されているのだが、ゲーム内でアナウンスく、気付かないユーザーがいたための措置と思われる。

2回エーテル財団本部(エーテルパラダイス)を見学に訪れ、その内部でルザミーネと遭遇するというイベントの時である。

興味深げにパラダイス内部を視察しているモーンの背後でルザミーネが立ち止まる…気付いて振り返るモーン

エーテルパラダイスりっぱな施設ですね 財団代表」

「……」

しばし絶句したまま何も言葉を発せないルザミーネにモーンはねる

「いかがなされましたか?」

ここでようやく気を取り直したルザミーネが応対を始める

「いっ いえ…… あなたが 見学にいらした……」

「はい! モーンと もうします」

ポケリゾートというで ポケモンの世話をしていますが やはりポケモンのケアなら エーテルパラダイスですからね」

どうやらポケリゾートのモーン」なる人物がエーテルパラダイスの見学に来るということでルザミーネ直々に応対に出てきたようである。モーンの方は財団のポケモンのケアの手法を学ぶのが的のようだ。しばし両者は施設におけるポケモンに対するスタンスについて言葉を交わす。

「なるほどね… いや ポケリゾートでは ポケモン自由気ままですからね」

エーテルパラダイスのやり方は 参考になったり ならなかったり」

いえいえ素晴らしい場所です!」

「フフ……」

エーテルパラダイスはあくまで ポケモン保護の施設ですから」

「ただ……」

「ただ……?」

元気になったポケモンも トレーナーによってはボックスの中… そう考えることもあります」

しばしの沈黙ののちにモーンはこう返す

「なるほど…… 確かにそれはトレーナー自由ですからね」

「では わたしはさらに多くのポケモンを 受け入れるよう 新たな無人島を見つけ ポケリゾートを 広げましょう!」

「その時は代表にも ご協願いたいものです」

ルザミーネの悩みに「そうしたポケモンたちのためにポケリゾートがあるのだ」とばかりにモーンはニカッと笑い、今後の事業への助もお願いしたのであった。

「いやはや刺を受けましたよ では失礼します」

見学を終え、帰ろうとするモーンを見送りに出るルザミーネ。そこでルザミーネは最後にモーンに質問をぶつける。

「あの……」

「こちらに…… 財団にいらっしゃるのは はじめて?」

振り返ってモーンはこう即答する

「そうですが なにか?」

ルザミーネせてしばらく俯いたのちに笑顔を作る

「いえ…… 呼び止めて 申し訳ありません」

「では!」

帰っていくモーン…そしていつの間にか事の末を遠巻きに見守っていたグラジオルザミーネねる

「いいのか……?」

「ええ」

「あのひとの笑顔…… とてもすてきだったもの」

こうしてルザミーネは帰っていくモーンの背中をジッと見続けていたのであった…

このイベントの存在によって、「モーンはウルトラホール事故の後遺症で過去記憶を失っている」「いつからかアローラに帰還したが、無人島に籠って表立って世に出なかったモーンの所在を財団も掴めていなかった」という事が確定的になった。

また、ルザミーネとモーンの夫婦関係も良好であった様子であり、ちょっとした惚気も見せるなど数十年が経つ今でもルザミーネはモーンに対する思慕の念を持っていたことも伺わせる。

しかしながらこの家族プレイヤーがしてあげられる事はゲーム内ではこれ以上は何もなく、モーンの記憶を取り戻す手助けになるようなイベントは用意されていなかったので、少々の後味の悪さを残すイベントであった。

また、このイベントを見る条件もかなり面倒であり、USUMクリアしていてもこのイベントを見た事がないというプレイヤーも多いかと思われる。

アニポケのモーン

アニポケにおけるサンムーン編(以後SM編)ではゲーム版とかなり設定が異なる。

ウルトラホール事故でモーンが姿を消した所までは共通であるが、まずポケリゾートが存在せず、モーンの所在視聴者線でも全に不明であること。次にルザミーネ事故でモーンが死亡したものと思い、憔悴した彼女ウルトラホール関連の研究期に凍結していたという点である。

にも拘わらずアニポケ世界タイプ:ヌルなどが存在している理由は研究凍結に納得のいかないザオボーがモーンが遺した資料を基に独断で研究継続していたからである。

長らくアニポケ作中でもモーンの存在にについての言及はかったが、SM108話で死者に引き合わせるというカプ・レヒレの中でグラジオが死んだ会いたいと強く願ったにも関わらず会えなかった事でアニポケ世界でもモーンが生存している可性が急浮上。このことはグラジオからルザミーネにも伝えられた。SM116話で初めて過去回想において登場を果たした。

これ以後アニポケではゲーム版と異なるルザミーネ一家の「モーン捜索編」とのいうべきサブストーリーが展開されていく事になる。

特に丁寧に描かれているのはモーンの失踪する前の家族に対する、特に生まれたばかりであったリーリエへの想いであり、そうした事実を知る事で記憶にない父親リーリエも「会いたい」と強く願うようになっていく。

しかし、財団が過去行方不明者とアローラの住民名簿をめて照会・調をしてもモーンらしき人物は見当たらず、生きてはいるかもしれないがアローラ地方には在住していない可性が示唆されるなど、調は難航していた。

ようやく有な手掛かりを得られたのはSM145話においてリーリエがモーンの部屋安置されていたマギアナの機動に成功し、SM146話(最終話)でマギアナソウルハートからが放たれ、その方角にモーンが居ると判明した時である。

これを受けてリーリエグラジオルザミーネ(代表不在の間はビッケザオボーらが職務を代行)の三人はマギアナが示す方角へとモーンを迎えにに出ることを決意し、アローラを離れる所で彼女たちのSM編は終わりを迎える。のちの展開は続く新無印(第7シーズン)以降に持ち越される事になった。

新無印でのモーン

無印が開始されても長らく続報はかったが、2年半ほどが経った2022年5月20日の新無印111話においてついにこの伏線を回収する話が放映された。タイトル

「モーンとリーリエ原の再会」

モーンが居たのはアローラから遠く離れたガラル地方カンムリ原(ポケットモンスター ソード・シールドDLC2弾で行けるMAP)。この原の人里離れた場所に一軒だけポツンと建つ山小屋をマギアナし示していた。

そして山小屋には…確かに家族写真の姿より若干歳を取ったモーンがいたのである。(ちなみにゲーム版ほど太っていない、アゴを蓄えているなど外見に若干の差異がある。)

が…感動の再会だというのにどうも応答が他人行儀で要領を得ない…そう、この世界のモーンも過去記憶を失っていたのである。脱し、崩れ落ちそうになるルザミーネだが、どうにか気を取り直して「行方不明の夫を探すをしている」という旨を告げると、の中へあげて貰える事になった。

小屋の中に入ると人の生活間としては機していたが、塗りされて室内にが差さないようにされていたりと異様な光景が広がっていた。なんとか今のモーンの置かれている現状を理解しようとする一行であったが、その時ピアノの音が鳴りいた。そして、モーンは驚くべきセリフを口にする。

を 皆さんに紹介しなくては」

!?ですか…?」

よもや新しい家族が…!?ショックを受ける一行(特にルザミーネ)。しかもその「」の名前リーリエであるという。状況を確かめるべくピアノ演奏されている部屋に向かう一行、そこに居たのはなんと…黄色ウツロイドであった。

身構え、ゾロアークに攻撃命を出そうとするグラジオルザミーネが止める。ルザミーネグラジオを諭す。今はあのウツロイドに見えているのだからいきなり攻撃をするのは得策ではない、何か事情があるはず…と。こうしてルザミーネは引き続きモーンと会話を続け、リーリエグラジオは小屋の中で手掛かりを探す事になった。

捜索の中でグラジオじゅうの台からが取り外されている事に気付き、リーリエはタンスの中でエーテル財団バッヂがついた古いを発見する。を手に持ち、のぞき込むリーリエ…しかしその背後には攻撃態勢のウツロイドが浮かんでいた!

ピカチュウアイアンテール!」

間一のところでからサトシピカチュウ乱入し、ウツロイドを退ける。サトシ達は「原で発見された黄色の正体不明のポケモン」の調のために原を訪れたが、それは先ほどの黄色ウツロイドの事だったのである。

一方でルザミーネ過去写真を見せるなどしてモーンの記憶を呼び覚まそうとしていたが効果はなく、ついにモーンがリーリエだと思い込んでいるものの正体を教えようとする。今度はルザミーネの背後に現れ、攻撃態勢をとるウツロイド…しかし、今度はグラジオゾロアークが割り込み、間一ルザミーネを救う。

ゾロアークに組みせられたが、姿を消して逃れようとするウツロイド。しかし、そこでリーリエウツロイドを呼び止める!

「待って!」

ありがとう…あなたがお様を助けてくださったのですね?」

ここでなぜこの小屋でウツロイドとモーンが家族として暮らしていたのかがリーリエグラジオの推理から過去回想が入り明かされる。

ウルトラホール事故後、ウルトラスペースに飛ばされたモーンは高所から落ちるが黄色ウツロイドに受け止められて事なきを得ていた。その時に、ウツロイドはモーンの過去記憶読み取った。映し出される幸せ家族の姿…ウツロイドウルトラホールを探し、そこから気絶しているモーンを引き釣り元の世界へと戻そうとする。

しかし、ウルトラホールの外は猛吹雪世界だった。とにかく近くの小屋へとモーンを運んだウツロイドだが、このままにはしておけないと思ったのかモーンの額に触手を当て、それがるとモーンは意識を取り戻した。

リーリエ…」

を覚ましたモーンは神経によってウツロイドリーリエに誤認するようになってしまっていた。これは神経を用いて宿に寄生するというウツロイドの習性通りといえば確かにそうなのであるが、それ以後はモーンの体・精に悪が出るようなことは一切しておらず、モーンのの「リーリエ」として十数年共に暮らしてきていたのである。

じゅうのを隠し、を汚したのもモーンが記憶を取り戻す要素を排するためであり、リーリエルザミーネを攻撃しようとしたのも全てモーンと一緒に居られなくなるという危機感からの行動であったのである。

グラジオを見せられ、自分の外見を初めて認識したモーン。そこにはルザミーネの見せた家族写真と同じ男の顔が確かにあった。それを機に一気に過去記憶走馬灯のようにる…

思い出したよ…全て」

一人づつ家族名前を呼ぶモーン。そしてルザミーネは自分の名前を呼ばれた時にこれまで抑えてきたものが堰を切って出たようにとして流れ出し、嗚咽を漏らした。

おかえりなさい…モーン!」

おかえり父さん!」おかえりなさい!」

「ただいま…」

抱き合って喜ぶ一家四人とポケモンたち。ここに十数年の間、欠けたままであった家族は元の姿に戻ったのである。

一方でモーンが全に記憶を取り戻し、一家団欒を過ごすのを見て静かに消えようとするウツロイド、この世界で他に行く宛てなどいのに…しかしそれをリーリエが手を掴み、呼び止める。

「行かないで、『リーリエ』」

「私からも頼むよ、『リーリエ』」

「君が居なければ、私はこうして家族と会うことはできなかっただろう」

「君さえ良ければ、私たちとずっと一緒に暮らさないか?」

「いい考えだわ!モーン」

も賛成だ!」

「二人のリーリエ…ですねっ!」

こうして一家四人の重ねられた手から一つのウルトラボールが差し出される。おずおずと自ら触り、捕獲されるリーリエウツロイド)。こうして一家に新たな家族が加わったのであった。この話は最後に一家ポケモン達の記念写真オーキド博士ナレーションで終わる。

こうしてモーン、 ルザミーネ、 グラジオと リーリエ家族

再び一つとなり 新たな未来へと 歩み始めたのだった

これまで様々な媒体でサン・ムーン世界ストーリーは描かれてきたが、まずリーリエとモーンの再会が初、次にモーンの記憶が戻りルザミーネ一家が救済された事も初ならばFallウルトラホールを通った人間)が記憶障害から回復したのも初と初物尽くしの欠のハッピーエンドであった。

続く112話ではリーリエ一家が4人ってアローラに帰還し、住民挙げての祝賀会が開かれた。

関連動画

募集中

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 1
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

モーン

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • モーンについての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!