ライブオンCARDLIVER翔とは、テレビ東京ほか(関東では毎週日曜朝10:30~11:00)で放送中されたテレビアニメ、または月刊コミックブンブンで連載された漫画で、トレーディングカードゲーム「ライブオン」を題材とした作品である。
あらすじ
現在の地球と同じような世界・・・。
この世界では、「ライブオン」と呼ばれるカードゲームが存在しており、
人々は盛んにその腕を競っていた。
このライブオンの凄い所は、カードを発動(ライブ)すると
カードからモンスターが実体化し、
更に「ライブチェンジカード」という特殊なカードを使うと、
使った本人がモンスターとなりカードバトルに参加できるのであった。
この物語の主人公「天尾翔」はそんな「ライブオン」が大好きな小学五年生。
しかし腕前はてんで弱く、年下の女の子「小芹アイ」にも負けてしまうほど。
けれど平々凡々、楽しい毎日を送っていた。
しかし、そんな毎日もある時を境にして状況が一変してしまう。
ある時、翔は傷ついた子犬(ペダル)を狙う怪しい男達と遭遇する。
翔は必死になってその子犬を救おうとする。
するとその子犬は、どこからか「ライブチェンジカード」を持ってきて
翔にそのカードを使うように促す。
翔はなぜ、子犬が貴重なカードを持っているのか不思議に思ったが、
ピンチが目前に迫る中、そのカードを使ってみると自分の体が
ライブチェンジ(変身)して「タテガミウルフ」の姿に!
果たして翔は男達を撃退することが出来るのか!?
この怪しい男達の狙いは!?
そして子犬の正体は!?
翔の激動の「ライブオン」ライフが始まる・・・!
(公式HPより)
補足
アニメ版の監督が「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の監督であった辻初樹である。
なので、微妙に「遊☆戯☆王」的な演出が見受けられる。余談だが今作の監督を務めた辻は、
2011年1月より開始された、同じトレーディングカードゲームを題材にしたアニメ「カードファイト!!ヴァンガード」の
アニメ版監督を務めることになる。
原作の「ライブオン」は、それまで児童書や児童向け漫画の出版を中心に展開していたポプラ社が社運をかけて参入したカードゲームである。しかし、アニメ版の放送時間には恵まれず、愛知では同じカードゲーム原作のアニメ「バトルスピリッツ 少年突破バシン」が裏番組にあり被ってしまっている。さらに2009年春からは「ヤッターマン」も裏番組となり、同時間帯に3本アニメが放映されているという苦境に立たされていた。
(大阪地区は当初は愛知とほぼ同じ時間帯だったが、2009年春より土曜朝に移動)
他のカードゲームアニメと大きく違う点として、モンスターカードの入手が交換・売買のみだけでなくプレイヤー自身がモンスターを捕獲してカードに収めるという描写もある。ちょうど「ポケットモンスター」のような要素も含んでいる。また、クリエイトモンスターという特殊なモンスターもおり、その能力でモンスター合成もできる。
登場人物の名前が「天尾翔(あまお・かける→天を翔る)」「小斧アイ(こぜり・あい→小競り合い)」「間狩徹(まかり・とおる→まかり通る)」など、シャレになっている。
2009年秋の放送終了とほぼ時を同じくして、掲載誌であった「コミックブンブン」が休刊。また、カードゲームのほうの「ライブオン」も、安定した人気を誇るコナミの「遊戯王OCG」、タカラトミーの「デュエルマスターズ」、さらにライブオンと同時期に始まり、カードダスで販売するなど圧倒的な販売力でそこそこの人気を得たバンダイの「バトルスピリッツ」に大きく差をつけられ、そもそも流通店舗が限られており、店頭で販売されているのを探すのすら一苦労であったために、実質的に失敗してしまった。
そのため、アニメの2期やOVA化など続編は現実的に難しいのが現状である。
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