「遅いですよ! 今日もキリキリ働いて、じゃんじゃん出世しましょう!」
リッカとは、『あやかしランブル!』に登場するキャラクター(式神)。
概要
慎ましい胸(公式)に壮大な出世欲を抱いた、野心溢れるぬりかべの少女。非常にふてぶてしい性格をしており、その旺盛すぎる出世欲で、陰陽寮のご意見番たる葛の葉の地位を虎視眈々と狙っている。一人称は「わたし」。主人公のことはさん付け(ボイスでは「陰陽師さん」)で呼ぶ。
初登場は物語第一部のクライマックスである第9章。訓練校を出たばかりの新米式神だが、いきなり陰陽寮最大の危機に放り込まれる。主人公一行の帰還を待っていた式神たちと成り行きで同行し、主人公一行に合流。そのまま主人公たちと協力して戦うことになる。
その実力は訓練生の段階から葛の葉が目をかけていたほど優秀で、土を操って壁を作る防護術に優れる。足場を作るなどの臨機応変な応用にも優れ、その力を活かして主人公やアスカと陰陽寮の最深部近くまで同行することになる。
【以下9章ネタバレ】そんな彼女の抱えるコンプレックスは、周囲から人並み以上に優秀だ、「特別」だと言われる自分が、何ら「特別」ではないという自覚だった。式神を目指した理由は「昔見たかっこいい姿にあこがれた」というありふれたもので、彼女は人並み程度の熱意と努力で、人並み外れた成果を〝出してしまった〟。「特別」な存在というのは、この程度であるはずがない。自分の志は「特別」と呼ばれるほど強くない。自分は決してそんな「特別」に強い人間ではない――という、理想と現実のギャップ。彼女の旺盛すぎる出世欲は、その裏返しでもあるのだろう。また、自分が「凡人」であることに強いコンプレックスを抱いているアスカとは、ちょうど対になるキャラとも言える。
だが、主人公とアスカに同行して、絶望的なほどに強大な敵に命懸けで立ち向かうその姿を見て、彼女の意識は変わっていく。「特別」な存在には、今このときからだってなることが出来るのだと。主人公とアスカの姿から貰った勇気を胸に、彼女はその命を賭けて、強大な敵に立ち向かう。
「ふふ……。わたし、自分が思ってたほど、ロクでもない人間じゃなかったみたいですね」
「さあ、わたしの命が尽きるまで、付き合ってもらいますよ?」
物語9章の事件終了後は、葛の葉の推薦もあって、改めて正式に主人公の式神となる。「かわいいアヤカシだと思いましたか? 残念! リッカちゃんでした! これからよろしくです」 上手いことイズナに取り入り、相変わらずの壮大な野心と出世欲の権化ぶりを隠そうともせず、主人公をキリキリ働かせようとするのだが……。というか主人公の寝首を狙っている。
「給料やっすいし 固い椅子~♪ 死~ねば一気に 二階級~♪」
元ネタは作中でも言及される通りの妖怪・ぬりかべ。そのため、このゲームでは希少な絶壁。いや、膨らみかけ、ぐらいと言った方がいいか……。立ち絵の時点で隠れてない貧乳っぷりと、スレンダーな身体のラインが素敵である。prprしたい。ぬりかべというとどうしても『ゲゲゲの鬼太郎』のイメージが強いが、近年の研究では白くて耳の長い三つ目の四足獣として描かれたぬりかべの妖怪画が発見されており、リッカが全体的に白いカラーリングでケモミミっぽい帽子を被っているのはこれを反映したものと思われる。
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https://twitter.com/ayarabu_staff/status/1319579318905901058
ちなみに彼女の交流では、主人公がよく書類仕事に追われている理由が主に配下の式神のやらかしの始末書であることが判明する。某植林テロリストとか某熱線暴発少女とか某スーパーロボットとか。ちなみに3人ともリッカの交流2に登場する。
ゲーム内での性能
式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
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キャラ名 | 野心ノ守壁 リッカ |
レアリティ | ☆☆☆☆ |
属性 | 光 |
武器 | 打撃 |
隊列 | 前衛 |
タイプ | 耐久 |
実装 | 2020/10/14 |
奥義 | 不抜の堅砦 黄枠(バフ) / 消費霊力11 25秒間自分の敵対値UP(特大) 18秒間ダメージカット(小)を付与 |
特性 | 敵対値UP(50%) HPが65%以下の時、防御UP(20%) |
2020年10月、物語9章の公開に合わせて、☆5の日輪アスカとともに実装された、光属性☆4タンク。
光の☆4タンクはマオに次いで2人目だが、マオが防壁や状態異常バリアでPT全体を守るタイプのタンクであるのに対し、リッカは本編中での防護術に優れるという設定そのまま、とにかく攻撃を自分に引きつける壁役に特化した純タンクという感じの能力である。
奥義で自身の敵対値を爆上げさせ、自身にダメージカットを付与してガッチリ守りを固めた上で敵の攻撃を引きつける。素のHPや防御力は☆4タンクの中でも特別高いわけではないが、☆4タンクの中で奥義で自分の敵対値を上げられるのはリッカの他にはイワナガヒメ(風)、冥(闇)、限定の周防天音(火)しかおらず、さらに敵対値UPと同時に自身の防御性能を上げられるのはリッカだけなので、純粋にタンクとしての使い勝手が良い。光属性なので弱点がなく、他属性に出張させやすいのも魅力。☆5タンクが足りないときに、修練場の超級などに連れ回すにはピッタリだろう。
特殊攻撃1は「敵3体に1.5倍光属性ダメージ/20秒間防御DOWN(小)」で地味ながら防御デバフ持ち。特殊攻撃2は「8秒間自分の防御UP(大)」と効果時間短めだが、「※自分のHPが65%以下の時、効果時間が2倍」という条件つきで、特性とあわせてHPが減るほどさらに守りが固くなる。
難点は霊格上昇も含めて自力でのHP回復を持たないので、PTを守り続けるにはどうしてもヒーラーによる回復が必要な点。また純粋に自分に攻撃を引きつけることに特化したタイプのため、複数体攻撃をしてくるようなボスや、闇逢魔上級のような状態異常のスリップダメージがキツい相手は不得手。そっちは防壁・状態異常バリアおよび解除持ちのマオの方が向いているので、相手に応じて使い分けるか併用がオススメ。
霊格上昇では、霊格1で特殊攻撃2の効果時間が8秒→12秒に増加。霊格2では特性のHP65%以下の付加効果にスキルダメージ倍率UP(50%)が追加され、霊格3では奥義に「返しの型(5回/反撃倍率6倍)」が付与される。「返しの型」は攻撃を受けたときに反撃を返す能力で、他には☆5の本多忠勝(風)と☆4の冥(闇)、限定☆5のアセリア(水)が持っている。しかしリッカはもともと火力に期待するタイプのタンクではないので霊格上昇の優先度はそれほど高くない。種が余っているか、よほど光属性の火力不足が深刻でなければ霊格1だけでも充分だろう。
総じて☆4タンクの中ではおそらく随一の硬さを誇り、序盤で引ければかなり頼りになるタンクである。高難易度になると全体攻撃・複数体攻撃や状態異常がキツくなってくるのでリッカだけでPTを守るのは厳しくなってくるが、メグやマオで前述の不得手部分を補えば高難易度ボス相手でもかなり踏ん張ってくれる。リッカと一緒にはてしなく遠い出世坂を上っていこう。
関連動画
関連項目
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