上座・下座(席次)単語

カミザシモザ
1.1千文字の記事
  • 0
  • 0pt
掲示板へ

上座下座とは、日本の席次のマナー、慣習である。

※何が何でも守らなければいけないわけではない。

概要

上座に偉い人が座る。基本的に「入口から一番遠いところ」が上座となり、「入口から一番近いところ」が下座となることが多い。なお、和室の場合は、床の間や仏壇の前が上座とされる。

この位置の理由については諸説あるが、

  • 社会のころに誕生したルールで、入口の人がり殺されてしまうリスクが一番高いため
  • 入口の近くだと人の出入りがせわしない上、廊下の物音が聞こえてきてしまったりするため
  • 下座側の方は入って来た人の対応や(宴会の場合は)注文をしやすいため

などがある。

洋室の場合はソファがある方が上座であり、1人掛けと2人掛けのソファがある場合は2人掛けが上座になる。

ただし、あまり上座下座を気にしない人も増えてきており、そこまで重要なマナーでもなくなりつつある。寒がりな人を冷房のが当たってしまう場所の上座に座らせるなど、かえって上座を気にしすぎると失礼になる場合もあるので、柔軟に対応することが必要である。

なお、勝手に上座に座った人を侮辱したり陰口を言ったりするのはマナー違反である。むしろマナー以上にいろいろ違反している。

乗り物の場合

では上座から順番に「運転席の後ろ」「助手席の後ろ」「後部座席のん中」「助手席」「運転席」となるが、これは日本独自の慣習であり、際的には「助手席の後ろ」に最高位の人間が座る。

列車航空機では側が上座、次いで通路側。3列シートの場合はん中が最下位になる。ボックスシートの場合は進行方向に向いている側が上座

では最後部が上座になる。帆船時代に船長室が最後部にあった名残で、横須賀で保存されている戦艦三笠の長官室も艦尾にある。しかし、現在の艦ではその限りではなく、ブリッジ付近などに艦長室・船長室が設けられている場合が多い。

将棋や囲碁

将棋囲碁などの対局においては、序列が上位の棋士上座に座って対局する慣習がある。ただし、タイトル戦では必ず当該タイトル保持者が上座に座る。例えば将棋の序列最下位タイトルである棋聖戦では、挑戦者が竜王名人だとしても棋聖上座
なお順位戦では前期成績に基づく順位に従う慣習があり、かつてA級順位戦で9位の羽生1位中原と4位の谷川を相手に「自分が四冠だから」と間違って上座に座ってしまったことがあった。

しかし、これはあくまで慣習であり明確な決まりがあるわけではないので、相手の序列が下であっても大先輩であったりする場合、上位の後輩棋士が下位の先輩棋士上座を譲ったり、はたまた先輩棋士が断ったりといった「上座の譲り合い」が頻繁に生じているらしい。

関連動画

関連静画

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 0
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

いい大人達(ゲーム実況者) (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供:
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

上座・下座(席次)

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • 上座・下座(席次)についての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!