属性(コンピュータ)とはファイルやユーザに付加される性質や権限の設定のことである。
OSなどのシステム環境によって表記や名称が異なる。
英訳するとアトリビュート(attribute)となり、こちらを用語として使う場合も多い。
Windows、MS-DOSにおける属性
ファイル属性の例
R:読み取り専用属性
A:アーカイブ属性
S:システムファイル属性
H:隠しファイル属性
この他、ユーザーの権限(アドミニストレーターなど)も属性と言う。
UNIX系OSにおける属性
UNIX系のOSではファイルパーミッションと言う。
単にパーミッションとも呼ぶ。
表記法
記号表記(シンボリックモード)
先頭一文字でファイルの種類を示す。
“-”は一般のファイル
“d”はディレクトリ
“b”はブロックデバイスのスペシャルファイル
“c”はキャラクターデバイスのスペシャルファイル
“l”はシンボリックリンク
“p”は名前付きパイプ
“s”はUNIXドメインのソケット
二文字目~十文字目は三文字ごとにクラスのパーミッションを示す。
初めの三文字がユーザクラス(ファイルの所有者)
次の三文字がグループクラス(所有者と同じグループのユーザー)
最後の三文字がその他クラス(それ以外のユーザー)
クラス内の三文字は順に、リード、ライト、実行パーミッション表す。
“r”はリード可。“-”はリード不可。
“w”はライト可。“-”はライト不可。
“x”は実行可。“-”は実行不可。
表記例
“-rwxr-xr--”通常ファイルで所有者はリード、ライト、実行全て可能、グループユーザーはリードと実行が可能、その他のユーザーはリードのみ可能。
八進表記(絶対モード)
3桁の8進数で表記する方法。左から一桁ずつがそれぞれシンボリックモードのクラスと合致する。
各桁に4を加算するとリード可、2を加算するとライト可、1を加算すると実行可となる。
上記の表記例“-rwxr-xr--”を八進表記に変換すると“754”となる。
※ シンボリックモードをファイルの種類を無視して2進数とイメージすると分かりやすい。“111101100”→“754”
HTML、XHTML、XMLにおける属性
開始タグの中に値と共に記述されて、そのタグで括られた要素の性質を定義する文字列のことを言う。
よく用いられるものとして“align”などが挙げられる。
属性の意味としてはHTML、XHTML、XMLでの違いは無い。
※ それぞれの特徴に関してはそれぞれの記事などを参照。
データベースにおける属性
データベースにおいては、データ一つ(1レコード)を構成する一つ一つの項目をそれぞれ属性と言う。
属性の集まりで構成されたデータが集まったものがデータベースとなり、中でもリレーショナルデータベースでは、同じ属性の列のことをアトリビュートと呼ぶ。
Excelで例えると列(縦)のことである。
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関連項目
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