快楽の罠とは、以下の作品のことである。
曖昧さ回避
- 1.快楽の罠 - 薔薇族1984年1月号に掲載された山川純一の漫画。因果モーホーを描いた作品。
- 2.快楽の罠 - TB Productionによる漫画。既巻16巻。
- 3.快楽の罠 (映画) - 1967年7月11日に公開された深田金之助監督の日本の映画。
- 4.快楽の罠 (小説) - 2005年に出版された原作:吉田珠姫、イラスト:羽根田実のBL小説。
本項目では1について記載する。
うーむ見事な概要だ・・・まだ未解説の初々しさがただよっておる
発表から20年近く単行本未収録だったため、2000年代初頭までは忘れ去られた作品であったが、山川作品掲載号の薔薇族を国立国会図書館にてサルベージする運動が活発となった時期の初期に発掘された作品の一つ。
内容はイケメン故にゲイ相手の売春を強要されていたサラリーマンが、大金を奪う犯罪計画を立てるも、逆に自身に返ってきてしまう、というものでほかの作品と比べるとサスペンス要素が少々強い作品である。
また、くそみそテクニックなどのようなコミカルなギャグ描写も存在せず、欄外に山川本人の書き文字での突っ込みが入っている唯一の作品。
性行為のシーンも非常に直接的に描かれており、かなりセックス描写は過激になっている。
社長の顔に射精された場面は山川作品史上屈指の汚さでも有名。
このいけすかないブタ野郎め
- 高杉
本作の主人公。芸通企画なる名は体を表す企業で働いているが、会社命令で一度だけと言われて引き受けた男相手の売春を続けざるを得ない日々に嫌気が差している。よって山川作品の主役男子としては珍しいノンケ(=ゲイではない)である上、山川主人公としては珍しい完全な受け役になっている。(そしてその事が悲劇へと繋がる)
ある日、有名なおもちゃ会社の社長との一夜を共にし、彼が高血圧であることを知ると、激しいホモ・セックスで腹上死させトランクに入った多額の現金を奪い取る作戦を思いつくが・・・
- 有名なおもちゃ会社の社長
高杉と一夜を共にした壮年の有名なおもちゃ会社の社長。名前は不明。
芸通企画の社運を賭けたほどの契約を結んでいたらしい。
かつて戦時中(この漫画の掲載時期から察するに40年以上前)に高杉によく似た恋人男性を特攻隊に駆り出されたことで喪っており、高杉をわれわれが求めてやまぬ理想の男性と評した。
高血圧気味でそのことから興奮しすぎると命に関わると忠告を受けている。
ハゲ、デブ、ゲイ、スケベと女性に嫌われそうな要素を全部持っているという、二枚目男性同士の絡みが多い山川作品では異色の存在。
なお、ニコニコでは高血圧を捩って高ケツ圧などとイジられてるが、作中で彼は終始攻めに徹しており、高杉にバックを渡してはいない。
この助平ニコ厨め 俺のすごいのを観てとち狂いやがれ
若い者の絵を見ながら湯に入る おつだねえ
オジンの商品だから少ないの
よろしい 思いきり出て行きなさい
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