木村龍治単語

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木村龍治（きむら りゅうじ）とは、元プロ野球選手である。

概要

1970年9月1日生まれ。愛知県名古屋市出身。

中京高等学校(現：中京大中京高校)に進学。2学年上には稲葉篤紀が、1学年上に後藤孝志がいた。2年時には夏の甲子園大会では準々決勝まで勝ち進んだ。3年春の甲子園大会では、3回戦の宇部商業高校戦にて、9回途中まで完全試合という圧巻の投球内容を見せたが、安打を打たれた直後に逆転本塁打を打たれ敗退している。

卒業後、青山学院大学に進学。1学年下には小久保裕紀がいた。3年春のリーグ戦でベストナインに選ばれるなど、チームのエースとして活躍。

1992年ドラフト会議にて、読売ジャイアンツから4位指名を受け入団。同期入団には、松井秀喜・西山一宇・村田善則らがいた。

初年度の1993年、16試合に登板し、防御率3.00とまずまずの成績を残した。

しかし、その後はなかなか一軍での登板機会を得られず、1995年には二軍で最多勝を獲得するも、一軍では3試合の登板に終わるなど、伸び悩んでいた。

入団7年目の1999年、ようやく中継ぎ投手として一軍に定着すると、53試合に登板し、5勝2敗2セーブ、防御率3.77という成績を残し、リリーフ陣を支えた。

2000年、右のセットアッパーとして重宝され、7月には月間MVPを獲得。54試合に登板して、4勝1敗、防御率2.83と安定感を発揮し、チームのセ・リーグ制覇。日本一に貢献した。

しかし、2001年以降は安定感を欠く投球が続き低迷。

2004年、一軍登板なしに終わり、同年限りで現役を引退。

引退後は巨人に残り、2019年までコーチを務めた後、千葉ロッテマリーンズや社会人野球のHondaでコーチを務めた。

現在は再びHondaのコーチとして活動している。

人物・エピソード

力強い直球と、スライダーやシュートを武器に活躍した右のリリーバー。

指導者としては若手選手の育成に定評がある。

通算成績

投手成績

通算:10年	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB	172	0	0	10	5	2	---	.667	186.0	67	124	100	87	4.21

関連項目

• プロ野球
• 読売ジャイアンツ
• 千葉ロッテマリーンズ
• 中継ぎ投手
• プロ野球選手一覧