村田元一単語

• 概要
• 人物・エピソード
• 通算成績
• 関連項目
• 掲示板

村田元一（むらた げんいち）とは、元プロ野球選手である。

概要

1938年4月10日生まれ。東京都杉並区出身。

明治大学付属明治高等学校に進学。2年時よりエースとして活躍し、3年夏には都大会準決勝まで勝ち進んだものの、王貞治擁する早稲田実業学校に敗れ、甲子園大会出場は逃した。

卒業後、国鉄スワローズに入団。

初年度は1試合の登板。

2年目の1958年、開幕2戦目に登板すると、以降もエースの金田正一に次ぐエース格として先発登板を重ね、オールスターゲームにも出場。セ・リーグ最多の61試合・41先発登板で、15勝22敗、防御率2.93という成績をの残した。

翌1959年は9勝とやや成績を落としてしまったが、1960年には18勝16敗、防御率2.52とキャリアハイの勝利数を挙げた。

以降も国鉄の中心選手として活躍し、1961年には14勝、1962年には12勝を挙げ、完全試合まであと一人という場面もあった。1963年には13勝を挙げた。

1964年、スランプに陥った上に故障も重なり2勝どまり。

1965年、金田が読売ジャイアンツへ移籍したこともあり開幕投手を任されたが、6勝に終わる。

1966年は復調して11勝を挙げ、通算100勝を達成。

1968年からは河村保彦の加入もあり先発での登板が減少。1969年、現役を引退。

引退後はプロ野球界から離れ、マスコミからの取材も一切断っていた。

2017年、48年ぶりにメディアのインタビューに応え、少年野球チームの特別コーチを務めていることがわかった。

人物・エピソード

抜群の制球力を武器に金田正一とともに弱小球団であった国鉄を支えたもうひとりのエース。

サイドスロー気味の投球フォームから切れ味鋭いシュートとスライダーを決め球としていた。

引退後にプロ野球界から離れたことについてついては「俺にとっては国鉄が全てだったから」と語っている。また、巨人や近鉄バファローズからコーチの打診もあったようである。

性格は豪放磊落かつ破天荒な人物として知られている。

通算成績

投手成績

通算:13年	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB	459	80	14	118	140	---	---	.457	2154.0	357	991	855	731	3.05

関連項目

• プロ野球
• 国鉄スワローズ
• プロ野球選手一覧