越後交通(株)は、新潟県長岡市千秋2丁目2788番地1 千秋ヶ原ビル3Fに本社を構える公共交通事業者。
概要
新潟県中越地方をテリトリーとする企業。バス事業を中心に、不動産業、関越自動車道越後川口サービスエリアの運営、トヨタ自動車と契約しトヨタディーラー(ネッツトヨタ越後)等を営む。
かつては鉄道事業者でもあった。
上越地方はくびきグループ、下越地方は新潟交通バスグループが牛耳っており、県内の交通はこの3社がそれぞれの地方ごとに牛耳っている状況である。
越後交通は元々は県内の3つの鉄道事業者・バス事業者を1960年に合併したのが始まり。
この3社である。
この企業は新潟県出身でかつて総理大臣の座を掴んだ政治家の「田中角栄」が経営に関与しており、1960年代は同氏が会長・社長を務める時期もあった。
その関係もあってか、今でも田中直紀・田中眞紀子が同社の大株主となっている。
社史に於いても「田中角栄大先生」と同氏を神聖視する記述が見られる。
ほか、田中角栄は昔で言う「郵政族」(旧:郵政省。かつての日本の電波行政は郵政省が担っていた。現在は総務省。)の議員だったこともあり、越後交通は県内の民放テレビ局の株主になっている。特に新潟放送に関しては2017年時点で第2位、9.65%の株式を保有するほどの大株主である。他県内局(新潟総合テレビ・新潟テレビ21・テレビ新潟放送網)に関しても出資がある模様。
合併前の中越自動車は1959年東京急行電鉄グループ傘下に入ったが、1966年にグループから離脱している。
1975年、日本国内でのモータリゼーションの進行に伴い鉄道事業を縮小。旅客営業を廃止。その後1995年、残っていた貨物列車も廃止することとなり、鉄道事業からは完全に撤退した。
かつての鉄道事業
- 長岡線
- 栃尾線
以上の2路線を保有していた。
グループ分社のバス事業者
- 越後交通中央観光 - 1998年に分社化したが、2008年に本社に吸収され消滅。
- 北越後観光バス - 1985年に分社化したが、2017年に本社に吸収され消滅。
- 南越後観光バス - 1987年から分社化。
高速バス
- 長岡 ~ 新潟線
長岡駅 ~ 北陸道栄PA・北陸道三条燕IC(燕三条駅最寄) ~ 新潟県庁・新潟県立がんセンター新潟病院前・新潟市役所前・万代シティバスセンター・新潟駅
新潟交通バスとの共同運行。
- 十日町 ~ 新潟線
越後交通バス十日町車庫・道の駅クロス10十日町・十日町本町3丁目(十日町駅最寄)・山本 ~ 関越道越後川口IC ~ 北陸道栄PA ~ 北陸道三条燕IC(燕三条駅最寄) ~ 新潟県庁・新潟県立がんセンター新潟病院前・新潟市役所前・万代シティバスセンター・新潟駅
- 直江津・高田 ~ 新潟線
イトーヨーカドー直江津店・直江津駅・マルケーバスセンター・上越市役所入口・高田駅(新潟県) ~ 北陸道栄PA ~ 北陸三条燕IC(燕三条駅最寄) ~ 新潟県庁・新潟県立がんセンター新潟病院前・新潟市役所前・万代シティバスセンター・新潟駅
新潟交通バス・頸城バスとの共同運行。
- 柏崎 ~ 新潟線
柏崎駅・越後交通バス柏崎営業所・北陸道柏崎IC ~ 北陸道栄PA ~ 北陸三条燕IC(燕三条駅最寄) ~ 新潟県立がんセンター新潟病院前・新潟市役所前・万代シティバスセンター・新潟駅
2014年迄は新潟交通バスと共同運行していた。撤退後、新潟交通バスは車両・人員の提供は行わなくなったが、切符の予約・発券等、運行支援には携わっている模様。
- 新潟・長岡 ~ 大宮・東京線
万代シティバスセンター・新潟駅・三条燕(燕三条駅)・北陸道栄PA・北陸道六日町IC(イオン六日市店近く) ~ 練馬駅・下落合駅・池袋駅・バスタ新宿
新潟港佐渡汽船ターミナル・万代シティバスセンター・新潟駅・北陸道三条燕IC(燕三条駅)・長岡駅 ~ 川越駅・大宮駅(埼玉県)・池袋駅・バスタ新宿
新潟交通バス・西武バスとの共同運行。
- 上越 ~ 池袋・新宿線
直江津駅・イトーヨーカドー直江津店・上越市役所入口・高田駅(新潟県)・柏崎駅・北陸道大積PA ~ 練馬駅・下落合駅・池袋駅・バスタ新宿
頸城バス・西武バスとの共同運行。
- 三条・長岡 ~ 京都・大阪線(南海バス側では「サザンクロス号」長岡・三条線と称している。)
越後交通バス三条営業所・東三条駅・長岡駅・柏崎駅 ~ 京都駅・第二京阪京田辺PA(松井山手駅最寄)・大阪駅・JR難波駅・南海なんば駅・堺駅・堺東駅・堺市駅
南海バスとの共同運行。
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関連項目
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