「過ぎ去りし日!チャコール・グレイ・フォルクローレ」とは、アニメ『人造昆虫カブトボーグ V×V』第12話のサブタイトルである。
脚本:大和屋暁
概要
ロイドさんのもとへ届いた一通の手紙。その差出人は、若き日の仲間であるシェリルだった。マダム・ジェニファーの店に駆けつけたロイドさんは、かつての盟友・ロバートが悪の組織のボスになったことをシェリルから聞く。ロバートを止めてほしいと頼むシェリル。しかし、ロイドさんは既に過去を捨てており、彼女の頼みを拒絶する。
その後、自身の店で思いあぐねていたところ、今度はロバートから手紙が届く。ロイドさんは決着をつけようという彼の誘いに悩むも、リュウセイさんの熱い言葉に背中を押され、封印していた自身のボーグを手にする。
シェリルが見守る中、ついにロバートとロイドさんの決着が幕を開ける。互いのボーグをぶつけ合いながら、二人はブルックリンでボーグバトルをしていた頃を思い出す。ロイドさんは、ロバートがボーグバトルの八百長を申し込んだのを見て見損なったと話す。それに待ったをかけたのはシェリルで、彼にも事情があったことを明かした。当時のロバートはギャングに妹のキャッシーを人質にされており、八百長を断ることができなかったという。
7年の空白に決着をつけるため、必殺技を繰り出すロバート。それを止めようと割って入るシェリル。またも7年前と同じ悲劇が起きてしまうかのように思われたその時、一つのボーグが乱入する。その正体はリュウセイさんの放ったトムキャット・レッド・ビートルであった。リュウセイさんはロイドさんに対し、今この瞬間のために全力で戦えと駆り立てる。
それを聞いたロイドさんはついに覚醒し、ロバートとの本気の勝負に挑む。7年のブランクがありながらも、その実力は圧倒的であり、ロイドさんは見事ロバートを打ち負かした。対戦後、ロイドさんはロバートに対し、シェリルという大切な存在を見落としていると告げ、その場をあとにするのであった。
主な登場人物
- ロイド安藤
- CV:前田剛
- 『LOID'S PARTS SHOP(通称:ロイドの店)』の店長を務め、リュウセイさんたちの世話を焼く大人。ブルックリン出身の外国人で、片言の日本語を話す。眼鏡を取ると覚醒し、流暢な日本語を話すようになる。
- シェリル
- CV:岡村明美
- 若き日のロイドさんの仲間であり、彼に手紙を出した張本人。悪に染まったロバートを止めてほしいとロイドさんに頼む。
- ロバート
- CV:高塚正也
- ロイドさんの若き日の盟友。悪の組織のボスとなり、ロイドさんとの決着をつけるために日本にやってきた。
- キャッシー
- CV:中川里江
- ロバートの妹。ロバートとロイドさんのボーグバトルの最中、必殺技を身に受けて死亡する。
用語
- ビッグ・アップル
- ニューヨークのこと。
- シーザー・カエサル・エンペラー
- ロイドさんの使用するボーグ。シーザーもカエサルもエンペラーも全て「皇帝」の意味を持つ。
- 謎黒人
- ロイドさんの必殺技「センチメンタル・アウトロー・ブルース」に出てくる謎の黒人。ハーモニカを吹いている。
名言
- 避けて通れない道なら、己の力で乗り切るしかない! それが男ってもんだろ!
- ロイドさんの背中を押すリュウセイさんの言葉。
- 力こそ全て、何か言いたきゃボーグで語れ
- ロイドさんたちの間でずっと変わっていないルール。
関連項目
第11話 | 第12話 | 第13話 |
---|---|---|
最強の名!マッドネス・デュプティ・スクリーミング | 過ぎ去りし日!チャコール・グレイ・フォルクローレ | 夢を諦めない!フラッシュ・ドリーム・エボリューション |
カブトボーグ エピソードリスト |
- 0
- 0pt