BASEBALL HEROESとは、KONAMIが発売していたカードを使うオンライン対戦型アーケードゲームである。
概要
プロ野球選手カードを使い、監督として選手の打ち気(カードを動かして調整する)・サインなどの采配をしつつゲームを進めていく。プレイ開始直後はカードが揃っていないプレイヤーのために、選択したチームのメンバーがデジタルカードで登録されている。カードを入手すれば差し替えて経験値を引き継ぐことも可能。
選手カードに様々なレアリティが設定されており、本作がブームだった頃はカードショップに専用コーナーが設けられる程であった。ノーマルカード以外にチームに1人選出されるグレートカード、一線を支える選手が選ばれるスペシャルカードを始め、バージョンが進む度にカードの種類は増えていった。このカードのレアリティの付け方はHORSERIDERSにも使われている。
特に最高レアであるノスタルジックプレミアムは非常に希少で能力自体も高い(表記上はシークレット扱いで見えない)。このカードを使用すれば現役選手に交じって王貞治や長嶋茂雄などの往年の名選手を全盛期のステータスで試合に出すことができた。あまりに強力なため1チームに3枚までという縛りがある。
ノスタルジック系のカード以外で現役を引退した、メジャーに行ったなどでNPB支配下を離れた選手のカードは次バージョン以降使用できなくなる。ただ何シーズンか後にNPBに復帰した場合は復活する可能性があった。カード発行当時の成績を基にステータスを設定されているため、同一選手でもバージョンによってパラメータは全く異なる。特に成績の良い時期のカードは価値が高くなっていった。選手のパラメータ査定についてはコナミらしく厳しめ。チームの看板選手であっても成績が振るわなかった場合は容赦なく低い数値に設定されている。
なお、野球部分のエンジンは同社が出しているプロ野球スピリッツがベースになっている。
最終バージョンは「BBH2014」。
2015年6月30日4時59分、稼動終了。
稼動終了後はe-AMUSEMENT PASSの有無に関わらず、全てのモードがプレイできなくなっている。
稼動期間は約9年半。
2018年に本作のシステムを受け継ぐ新作、BASEBALL COLLECTIONが稼働を開始。こちらは筐体にプリンタを搭載し、ゲームで引いたカードがそのまま印刷される仕様になっている。
シリーズ
- BASEBALL HEROES 2005年11月11日稼働
- BASEBALL HEROES 2 2006年10月25日稼働
- BASEBALL HEROES 3 2007年10月24日稼働
- BASEBALL HEROES 2008 制覇 2008年10月22日稼働
- BASEBALL HEROES 2009 覇者 2009年10月28日稼動
- BASEBALL HEROES 2010 WINNER 2010年9月22日稼動
- BASEBALL HEROES 2011 SINE STAR 2011年9月21日稼働
- BASEBALL HEROES 2012 2012年9月26日稼働
- BASEBALL HEROES 2013 2013年4月25日稼働
- BASEBALL HEROES 2014(最終作) 2014年8月1日稼働
ニコニコ動画において
以下は、2008年10月以前に投稿された、「3」の動画に関する説明です。
現在、このゲーム中でキモとも言える「メモリ指示による打撃結果」「サインを出し合った結果」が非常に曖昧になっており、プレイヤーのスキルが采配に反映されにくくなっている。
(実際にランカーの勝率は「2」の頃に比べて激減した。)
また、相手のサインに関係なく一定の結果を残せる万能サイン「見極めていけ」・「ヒットエンドラン」等というものが
存在しており、そういったサインのみ使ういわば「采配放棄」と思われるようなプレイヤーも多々存在する。
しかし前述の采配システムにより、そういったプレイヤーでも一定の勝率を残せてしまうのである。
他のカードゲームと比較して、カードを動かしたりする部分にアクション的あるいは時間的要素が皆無な、
かなりデジタル的な操作しかできないのもプレイヤー毎の差が出にくくなっている原因のひとつであろう。
ニコニコ動画におけるプレイ動画では、そういった要因から「他人が見て巧い」采配をするというのはほぼ不可能に近い。
さらに、このゲームでは登録メンバーの経験値をためるのに長い間試合をこなす必要があり、自軍の選手を入れ替えるということは殆ど無い。
また相手メンバーに対する相性といったものが存在しないので、試合毎に采配を変えるということはまずありえない。
そのためどうしても似たような内容の動画になってしまうので、長期的にアップし続けているという人は殆どいないようだ。
上記の理由から、現在はネタプレイ動画や無印MADなどが多い。
2008以降の投稿
2008年以降投稿者の数は増えていき多数のチームのプレイ動画を見れるようになってきた。
投稿者のほとんどがそのチームのファンで、そのチームを自身でプレーしたいというところから来ている。
また、前項同様、「他人が見て巧い」采配をするというのはほぼ不可能に近いため、新規加入、引退が年々激しいが、長年投稿している監督も中にはいる。
投稿スタイルは試合そのものを投稿するものと、アニメーションやコメント返し動画、ゆっくりによる実況を付けるといった、編集した動画投稿もある。
(例、横浜:やくみつる監督、巨人:黒飴監督、ヤクルト:真中二軍監督)
- サインについて
サインの相性も年々良くなってきているものの、2009、2010、2011年の低め、センター返し、キャンセルが強サインとなり、それさえすれば勝てる、というような状態が続いたが、2012年より、内外角+(低め・高め)、キャンセルの廃止、という仕様に変わったため、以前よりひどいプレイヤーは減少した。(センター返しは現在も残っている) -
純正、純正プレイヤーによる投稿もあり、ほとんどが、そのチームのファンであることが多い。ただ、チームの種類が、上位球団が多い為、重複することもあるが、気にしない
現在の投稿者
斑鳩@燕〇〇監督 (ヤクルト) 純正ヤクルト 投稿者全体の中で投稿年数が1番長い 初投稿2010年3月27日
真中二軍監督(ヤクルト) 準正ヤクルト ゆっくりを使用して実況をしている監督 初投稿2011年12月1日
鎌ケ谷二軍監督(日ハム) 純正日ハム 上記監督が投稿を行っている 初投稿 2011年12月1日
レイズナー監督(楽天) 純正楽天 パ・リーグでは長年投稿を行っている監督 初投稿2011年11月21日
生兎(巨人) 純正巨人 純正と言っても、生抜き選手のみチーム(コンセプトチームにも含まれる)また、NL王を使用している。 初投稿2011年11月5日
そのほか、純正投稿者が投稿を行っている。
関連動画
コミュニティ
関連項目
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