この記事はMinecraft関連の項目として記載されています。 |
Skyblockとは、限られた資源で課題達成を狙う配布マップ、およびその派生・亜種の配布マップである。
スイカブロックではない。
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概要
2011年9月に海外のMinecraftフォーラムで公開された配布マップ。空に浮かんだごくわずかな土地とオークの木1本、そしてチェストにごくわずかなアイテム。この状態で作者から提示された33の条件を達成するのが目的。
この挑戦的な内容に多くのマインクラフターが感銘を受けたのか、別の作者によるSkyblock派生マップや追加システムを多く入れたSkyblock亜種マップが多数公開された。
公式の側もSkyblockのことは知っているようで、2020年のエイプリルフールでスナップショットとして用意されたバージョン(JAVA 20w14∞)でコマンド「/warp content」を入力して出てきたマップでは、小さな島にオークの木と7種のアイテムしかないというSkyblockを思わせるマップが登場した。また「/warp skygrid」で等間隔に様々な1ブロックが空中に浮いているマップも出たが、これも海外の配布マップとして配布されたものである。
基本ルール(Skyblock・大抵のSkyblock派生で適用)
- HP回復のための奈落への飛び降り禁止。
- 橋を架けてSkyblockとして用意した範囲外(遠くにある本土)への移動禁止。
- ベッドを破壊して初期リスポーンに行くのを禁止。
- 上のルール同様、都合が悪いため。
- MODなどで難易度を下げて有利に進めるのを禁止。
- 難易度は常にイージー以上。
- 楽しめ(Have FUN!)。
特徴
- 資源はごくわずか
- 上でも書いたとおり、最初に与えられたアイテムや土地はごくわずか。これだけでツール作成を行って食料や資材確保、そして課題達成を行わなければならない。
- 下は奈落
- エンドのように土地がない部分は岩盤がなく、落下=全ロスト確定となる。細い橋ではスニーク移動、怖いなら3ブロックの橋+フェンスによる手すりを用意したい。
- 課題クリアでゲームクリア
- 通常プレイなら「エンダードラゴンを倒す」「全実績解除」などを目標にすると思われるが、Skyblockではマップ制作者から与えられた条件(行動・施設作成・アイテム収集)を達成することでクリアとなる(マップによってはエンダードラゴンなどのボスクラス撃破も含まれる)。
条件を達成できたかどうかは自己申請方式。メモを取るのもいいが、アイテム収集系は納品用チェストを作って達成したかどうかを管理するのが分かりやすい。代理アイテムを決めれば行動・施設作成系も管理可能である。 - 詰みやすい
- アイテムが最小限のため失敗できない場面が多い(特に序盤)。原因の多くは「運悪く最初の木から苗木が出なかった」「足場づくり用の丸石製造機の作成に失敗」「何らかの理由で落下し、増やせない鉱石や増産していない植物などを無くす」「達成不可能と勘違いしている」などか。Minecraftのセーブはオートセーブのため、ごく序盤でもない限り遊んでいるマップのバックアップは定期的にとって、詰んだ時の復帰手段を用意すること。
主なマップ
通常のSkyblock・Skyblock派生と独自要素が多いSkyblock亜種を分けて記載する。並びは本家以降はアルファベット・アイウエオ順。
Skyblock・Skyblock派生
シンプルな分、総じて難易度は抑えめだが、土地が狭い分開始直後は落下しやすいため注意。
マップ名 | 対応バージョン(マップのバージョン) | 難易度 |
Skyblock | 1.2.x~? | ★★★ |
すべての始まり。初期は33の課題だったが、後のVer2.0になって砂の島が追加され、50の課題に変更された。緊張感のあるハードコアモード版も配布している。 氷ブロックと溶岩入りバケツで何をするかを察しなければならなかったり、砂の島の罠、火打石なしでネザーゲートを開けないといけないと、原点作だが難易度はまあまあ高い。Ver1.3以降で本を作るのに皮が必要になり、課題の1つが達成できないかのように思われているが、動物のスボーン条件を考えれば達成可能である。 |
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Glass Spheres | 1.8.x~(Ver1.0.2) | ★ |
いくつものガラスの球体島を制覇してエンダードラゴンを倒すのが目標。制覇の定義は書かれていないため自分で設定可能。 Skyblockの中では土地が極めて大きく、資材量も豊富で「楽できるMOD禁止」などのSkyblockお約束の制約はなし。そのうえコマンドでクリーパーやエンダーマンの地形破壊がない設定にされている(この影響でよくある方法での村人増殖もできない)。「本当にスカイブロック派生?」と言いたくなる好環境だが、配布元には「スカイブロック派生」と記載されている。 普通のプレイ感覚でやっていけるが、鉱石はスタート地点から離れた特定の島以外ほとんどなく、島と島をつなぐ橋は自作する必要がある上、湧き範囲が制限されている都合、夜になると球体内に大量にモンスターが湧くのが難しい点か。 |
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OceanBlock | 1.7.x~(Ver5.0) | ★★★★ |
空の孤島ではなく海の孤島がスタート地点。落下=即死ではないが、受け皿を用意しないと水上で手に入れたアイテムは海へと消える。 配布ページの「溶岩はない。石もない。あなたにあるのは数本の木と1組の友達だけ。」とのコメントのように溶岩も石も最初からなく、村人(司祭・司書)がいる異色のスタート(当たり前だが木以外のいくつかの植物はある)。石がないため序盤は木ツールで作業し、木炭も石ツールもかまども作れない。鉄の方が入手難易度が低い異例の環境で土地の広げ方や村人の安全など考えなければならない要素は多い。 |
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SkyBiome | 1.7.x~(Ver4.0) | ★★ |
島がいくつもあり、それぞれ草原や湿地など特定のバイオームをイメージしたものとなっている。 島は本家よりも少し大きく食料もすぐ手に入るなど、序盤がSkyblockよりも楽な上、様々なものが手に入りいろいろな地形を見られるため生活に彩りを感じられる点が魅力。ハードコア版と題して極端に土地面積が少ないバージョンのものも配布されている。 |
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Wonderfur Skyblock | 1.6.x~ | ★★★ |
本家Skyblockのバランスを保ったマップ。本家50の課題+『Wonderfur Skyblock』からの追加課題の達成が目標。マルチプレイも考慮に入れてあり、最初から4つベッドが用意されている。 |
Skyblock亜種
各島にある施設を攻略していく。独自システムも相まってボリュームがあり、総じて攻略難易度は高い傾向にある。
マップ名 | 対応バージョン(マップのバージョン) | 難易度 |
The Beyond Skyblock | 1.9.x(8th) | ★★★★★ |
クリア目標はすべての島の制覇とネザー・エンドのスポーンブロックの全破壊。マインクラフト側のバージョンが上がるたびに過去バージョンのマップは配布停止しており、本記事執筆時点でも1.8.x対応の7thは配布停止している。 |
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NIRA BLOCK CORE | 1.8.3(Ver.2.0.0) | ★★★★★ |
過去に配布された『NIRA BLOCK』と『The Ruthless Skyblock』を合わせたマップ。アスレチックや改造MOB、アイテム、新ワールドなどが入れられている。 |
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Rare species skyblock | 1.7.x(Ver.6.2.2) | ★★★★★ |
通常ルートではネザーのガストを倒し、エンドの帰還ゲートをくぐるのが目標。HARDコースは全島攻略が目標。改造ボスあり。一時作者が時間を取れず更新停止していたが、1.9環境での続編の開発を行っている。当該マップニコニコ大百科記事参照。 |
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The Unusual SkyBlock | 1.8.x(Ver10.0.0) | ★★★★★ |
ヒント
ここではSkyblock・Skyblock派生での目標クリアのためのテクニックの紹介する。
丸石製造機
Skyblockの必須テクニック。溶岩流が水流に触れると丸石になることを利用し、丸石を永遠に生産するテクニック。溶岩源・水源を維持し続けるのが大前提なので直接水流・溶岩流に当てないように注意。
作例としては溶岩源・水源を少し離して上から流れている水流に横から溶岩流を当てる方法がある。
苗木は死守
初めから生えている木はごくわずかの上、どこかに取りに行くわけにはいかない。葉ブロックの下は丸石製造機で作った石をハーフブロックにして絶対に回収するぐらいでいた方がよい。
土も死守
通常のマップとは違いごくわずかな数しかなく、食料や木の生産、動物のスポーンのための土地として使いまわしが求められる場面がある。エンダーマンの持ち去りにも警戒すること。
1.16からピグリンとの物々交換で砂利が手に入るため土と組み合わせて荒い土をクラフトして耕せば2つの土から無限資源にすることができるが、これを行うにはネザーに行けることや大量の金インゴットがあるのが条件になる。
ダメージに注意
食料確保がままならない序盤で大ダメージを受けるとあっという間に満腹度が減っていく。ダメージを受けることやHPの回復で大量にゲージを消費していくためである。
ツール(道具)の優先順位
資材が限られている性質上量産可能な素材の道具のほうが使い勝手はいい。基本的に石の道具が主力で、木のツルハシで石を確保して石のツルハシを作ったら後はかまどの燃料として使う。鉄ツルハシは特定鉱石の掘削用、ダイヤは黒曜石掘削用として使いたい。
ツルハシ・斧・シャベル・鍬の4種類の道具のうち、優先するのは丸石掘削用のツルハシと畑作成のための鍬。斧とシャベルが対応するものは手でも掘れるからである。もし斧とシャベルを作るなら資材が余って時間節約目的でようやく作るぐらいの気持ちでいたほうがよい。
食料供給
通常プレイのようにそこらへんにいる動物を狩って(飼って)焼き肉にするのはSkyblockではかなりのハードル。まずは増産しやすいパンやスイカなどを主食にすることとなる。食料になる植物の成長には時間がかかるものの、動く・ダメージ受ける・自動回復をしなければ満腹度は減少しないため、(ゲームとしては暇だろうが)成長するまで安全な場所で放置するのも手である。
なお釣り竿と水源があれば、延々と釣り続けることで動くことなく大量の魚が手に入る。焼き魚・焼き鮭はそれぞれパン・焼いた羊肉相当の性能があるため、張り付く必要があるが育てて回収するよりも釣った方が時間効率はいいかもしれない。
効率のいい足場
最初の島はとても狭いため、いろいろな施設を置こうとしたら足場になるブロックを置いて島を拡張する必要がある。そのために丸石製造機や植林をなどで足場にする丸石・原木を集めることとなるが、ハーフブロックにして下付きにすると湧き潰しも兼ねられて一石二鳥である。
ただし、上にブロックを置こうとすると隙間ができるためには見た目を気にしたい人は注意。またハーフブロックでも上付きでは敵が湧くので注意。
動物を集める
動物も通常ワールド同様湧くのだが、敵MOB同様湧き条件が決まっており「自分から24ブロック以上離れた草ブロック上」に湧く。そのため普段の拠点から遠い場所に草ブロックの広場を置いて松明で明るくして待っていれば、敵MOBを湧かせずに動物が湧かせることができる。動物を確保しておらず土が必要になる場合でも、一部回収しても草ブロックはどこかに残しておくこと。
村人取引
大してアイテムのないSkyblockでも、ゾンビから村人を復活させて取引を行えば手に入るアイテムが一気に増える。農民・羊飼い・司書に買取りさせてエメラルドを集め、武器職人・防具職人・道具職人の販売取引で剣・斧・防具・ツルハシ・鉄シャベルをエメラルド以外の資源を減らさず用意することができる。
また取引できるようになることで実質無限資源となるブロックとして、羊飼いから羊毛16色、司書から本棚・ガラス、司祭からレッドストーンパウダー(レッドストーンブロック)・ラピスラズリ(ラピスラズリブロック)・グロウストーン(クロウストーンダスト)があり、その気になれば建材や課題クリアの抜け道として大量に集めることができる。
村人の復活には弱化ポーションと金リンゴが必要になる。金はゾンビピッグマンや金装備を溶かして確保すればいいため大抵問題にならないが、ブレイズロッドが確保できず醸造ができない場合がある。その時は弱化ポーションを投げるウィッチを利用して(かなり手間がかかるが)村人の復活にこぎつけることができる。
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関連項目
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