渋川剛気とは、『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物である。CV:中博史(2001年TVアニメ)、島田敏(2018年TVアニメ)
年齢:1926年生まれの70代。最大トーナメント時で75歳。
身長:155cm
体重:47kg
バックボーン:渋川流柔術
異名:小さな巨人、近代武道の最高峰、武の体現、達人
モデル:塩田剛三
和服を着た小柄な老人という、正に達人と言った風体の生きる伝説。
合気道を実践の場で使用するレベルに昇華させたとして数多くの武術家から尊敬を得ている。
元は柔道に打ち込んでいたが生意気盛りの16歳の頃、合気柔術の開祖・御輿芝喜平に挑み失神させられたことで合気の道へ。
そして39歳の頃、他の弟子が日本刀を持ちながら隙のない師にふがいなく降参していく中、逆に御輿芝に真剣を使わせ免許皆伝。渋川流を開くことを宣言する。
武術家としての長いキャリアの中でいくつもの果し合いを行っており、後に最凶死刑囚となる柳龍光との立ち合いでは彼に破れ以後、左目に義眼を埋め込んでいる。
今現在は警視庁の要請を受け、屈強な警察官相手に柔術を活用した逮捕術を指導している。
物腰穏やかな見た目と女の子並の体格に殺気を押し包んで相手に近づき、ファンタジーの域の合気で攻撃をさばき切り、投げからの踏みつけや掌底で意識を奪うカウンターキャラ。
柔術全般に精通しており、柔道は言わずもがな、相撲を取らせると反則級の強さとなる。
武の具現化とも言えるその技術で幾多の体格差を跳ね返して来た。
また、技と言うのかは微妙だが、危険を察知すると眼前にレベルに応じた障害の幻影が現れ、目的地への到達を阻もうとする「真の護身」が発動することがある。
「めい土の土産にベルトとはよく言ったもの!!」という失礼な煽りで参戦。
一回戦では身長差40cm、体重に至ってはほとんど三倍のオリンピアン、ロジャー・ハーロンの大ぶりの右を空転させ前歯を折るとすかさず顎に掌底を打ち込みそのまま地面に激突させ、咽喉に人差し指を突き刺し勝利。「達人は保護されているッッッ」という有名な禁句を即座に否定して見せた。
勇次郎が麻酔銃でオネンネした後の二回戦ファイナルでは斬撃空手の鎬昻昇と対戦。フットワークを使う若き空手家を終始翻弄し、眼底砕きという奥の手を喰らうも義眼であったためあまりダメージはなく、投げから首に足刀を入れ勝利。直後、砕かれた義眼を飴みたいに舐め回して血を吸い取るという奇行を見せる。
三回戦、愚地独歩との達人対決は武神を散々合気で宙に舞わせ完璧な武を見せる。途中、攻めない姿勢を見せた独歩の誘いに乗り、意を消した菩薩の拳をクリーンヒットしてしまうも最後はコンマ1ミリのカウンターの読み合いに勝ち、カッコいい投げで沈めてみせた。
ジャック・ハンマーとの準決勝第二試合。ベッコウのいいところだけを使用した眼鏡が割れるという不吉な予兆をはじめ、何もないところで転んだり堅牢な扉が現れたりととんだところで護身が完成してしまう。試合では涙穴に水を吹き込みジャックを溺れさせるとアッパーカットから地面に落としダメ押しに左の足刀を首に打ち込む……も身体を反転させた隙にアキレス腱を噛み切られ万事休す。けんけんで噛みつきを躱し続けるもクラウチングスタートから右腕にも噛みつきを喰らう。内心帰りたいと願いながら遠山の金さんのように座して薬中を迎え撃つもスローモーションの腕を掴んでしまい、そこから噛みつきで固定され顎にアッパー二発、腰にキドニーブロー、最後は投げを投げで返され十八番の首への足刀で勝負あり。よく死ななかったな…。医務室ではジャックの強さの源流を見抜き、誰も勝てないと評した。
訪ねてきた柳にヤカンパスから二度目、いや三度目の敗北を喫した後、徳川から実戦でこそ真価を発揮する5名に選出される。
刃牙が通う高校へ用務員のおじさんに成りすまして学校に潜伏していた柳に対し、普段着の和服のまま不法侵入して刃牙と最強タッグを組む…がまだ甘さの残る刃牙とのコンビでは二対一の強みを生かし切れず、刃牙が空掌で気を失った隙に悠々と逃走を許してしまう。
そのことについて、徳川の説教&慟哭を聞いた後はオリバに柔道を教えたりした。
その後、久々に姿を現したかと思ったら連敗を喫していた柳に「決着を付けよう」と偉そうに果たし状を送り公園に呼び出す。しかし、真の護身が発動し中々夜の公園にたどり着けない。到着したころには柳は公園本部に腕を切り落とされた後だった。
今になって柳の毒が身体に行きわたった刃牙が入院したという電話を他の面々共々受け取った。
刃牙が渋川を尊敬していることを知ったマホメド・アライJr.から挑戦を受ける。人体の反射に付けこむミステリアスな技術で幻惑させるも、父を超えるハンドスピードを持つアライJr.に情をかけられ、ノーインチパンチで優しくやっつけられた。
アライJr.がジャックにボコられ、痛ましい姿で梢江とお茶してるとこに水を差すと彼を都内の空き地に連れ出す。「ゲームなら負けてもいいかと思ったがやはり性に合わない。君が決闘をやりたかったとは知らなかった。今からやろう。」と老齢に達しながら凄い言い分をかますと、指取りから投げハメを決行。いい汗かいたところでアライが気を失ったので帰った。
その後、独歩との会食で、刃牙との試合の最中でアライJr.が完成することを予期し、彼の勝利は動かないと確信する。
錚々たる面子と同じく、一目で強さが伝わる外見と人目憚らず交尾に及ぶ底知れぬ野生にあてられ、米軍基地内のピクルハウスに潜入。ベッドの下に隠れていた。エロ本じゃあるまいし。
刃牙からの「勇次郎とやれるならどうする?」という質問に「ワシの場合(護身が発動するから)現地まで行けない」と答え、刃牙にも父親から手を引いた方が良いと忠告するも「親子喧嘩は権利」と返され納得した。
また、己の闘争心をコントロールできず夜な夜な一般人相手に喧嘩を売って打ちのめし、そそくさ現場を後にするという通り魔的な活動をしていることが判明した。
後に忘れられることとなる隻腕というオリジナルが完成しつつある克巳と神心会館本部で特訓した後、グラップラー達の胸騒ぎが収まらないこと、何かが来るという予感を話す。
そして予感の主かつ烈の仇となった武蔵が三輪を竹刀で失神させた後、握手から重量……!⁉を彼に味合わせるなど憂さ晴らしと称して戦国にはない合気を披露するも、直後エア斬撃で時代劇のように切り伏せられる。
体重6倍の超巨漢・巨鯨との立ち合いでは合気を力で返されたりソフトグライダーのように投げ飛ばされたりと苦戦するも、鼻腔の痛点を廻しと見立てた出し投げで大関に土をつけ勝利をもぎ取る。
ジャックと宿禰が戦うまではバキ道で唯一まともに見れる試合だと評価されていた。
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掲示板
9 ななしのよっしん
2023/06/17(土) 23:12:20 ID: i41Wd6B1mk
何かあのあたりから格闘漫画全体の風潮として何でもありとか常在戦場みたいな概念が「武道家はそうあるべき」という心構えから「何をしても勝った方が正義」みたいな卑怯な手を使う事への正当化の手段として使われるようになった気がするんだよな
10 ななしのよっしん
2023/07/16(日) 11:36:08 ID: WE2HJo+Xay
死刑囚との差別化で卑怯な手を使われても正々堂々と叩き潰す!あるいは潔く敗けを認めるってやればまだ格好はつくのに半端に死刑囚の思想が乗り移った結果ただの老害になってしまった
11 ななしのよっしん
2024/03/19(火) 20:18:27 ID: O73sjPwd03
「所詮はスポーツマンじゃのう!」この言葉は今でも覚えている。
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最終更新:2024/06/02(日) 08:00
最終更新:2024/06/02(日) 08:00
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