濃霧とは (ノウムとは) [単語記事]

濃霧とは濃い霧の事。視界がまったく確保できないくらい濃い状態の事を指す。

※曖昧さ回避・・・ニコニコ動画のユーザー生放送配信者の濃霧については濃霧（生放送主）を参照

概要

現代では

発生すると視界が確保できなくなるため、交通機関などに影響が出る。

戦乱の世では

軍勢の移動を隠すことができるため、待ち伏せや奇襲に適した天候である。
また、濃霧が晴れると同時に戦端が開かれることもある。

上杉謙信が武田信玄の啄木鳥の戦法を破った川中島の戦いや、
天下分け目の一戦となった、関ヶ原の戦いの際にも戦場には濃霧がかかっていたと言われている。

大東亜戦争では

1943年に行われたキスカ島撤退作戦では、濃霧が重要な存在となった。
キスカ島のあるアリューシャン列島は一年を通して霧が発生しやすく、この霧に紛れて
孤立した同島の守備隊を救出しようと考えたわけである。作戦は見事に成功し、
アメリカ軍の包囲網から1隻の喪失艦も1名の戦死者も出さずに救助する事ができた。

アメリカ北西部では

メイン州のトルーカ湖沿いに存在する観光地、サイレントヒル市は濃霧が度々発生する事で知られる。
この町の霧は人智を超えた何かが発生させていると噂されており、1919年に発生した観光船消滅事件、
1979年に発生した繁華街での火災、1986年の警官失踪事件など、多くの事件が濃霧と共に発生している。

また、霧と共におぞましい怪物たちや、血と錆と闇に覆い尽くされた『裏世界』が出現するとの証言もあるが……

ニコニコ動画では

濃霧時の交通機関の運行の様子やスポーツを撮影した動画が幾つか上がっている。
また、東方project第6弾『東方紅魔郷』では濃霧がいつまでもはれない異変を取り扱っている。

更に余談だが、動画内にある人物が登場したり、その人物の迷言がコメントされたりすると、
「霧が濃くなってきたな」とコメントされる事が多い。

変わったところでは、トレーディングカードゲームのMTGのカードの１つ、濃霧という緑呪文が、
シャドーアートや架空デュエルなどで使われることがある。