集中線 単語

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シュウチュウセン

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集中線とは、漫画で使用される表現技法である。

概要

「効果線」と呼ばれる技法の一種。外側から特定の領域へと集中する多数の内向き線を配置する。その領域を立たせたり、「迫」や「勢い」を表現する、などの効果がある。

アニメーションなどにおいても使用されることがある。

ネタ的な意味でよく知られている使用例は、「ストリングプレイスパイダーベイビー」および「強いられているんだ!」であろうか。また、「いいからドーピングだ!」の元ネタである「いいからテーピングだ!」のコマにも集中線が使用されている。これらのそれぞれについては独立したニコニコ大百科記事があるので、そちらを参照されたい。

技法としては単純でありそれ自体に漫画家の個性は生じにくいが、ある程度手間がかかる技法である。そのためアシスタントが担当したり、最初から印刷されたスクリーントーンを使用する場合もある。またいわゆるデジタルな手法として、コンピューターソフトを利用して簡便に描く場合もある。

実例を挙げると、こちらの動画exit_nicovideoの0:22時点で登場する「ノエルお兄様! 北の都がタームに襲われているわ!!」と叫んでいる女性ロックブーケ)を囲んでいるのが集中線である。

派生技法

ベタフラッシュ

集中線の外側がく塗りつぶされているものをベタフラッシュと呼ぶ。ベタフラと略されることもある。

太い線で集中線を描いて各々の線同士を密着させ、その外側をベタ塗りするという技法で描かれる事が多いようだ。

周囲がなので中央がより立つ。また、背景での吹き出し台詞を囲む領域)に利用される場合もある。

先ほどと同じ動画exit_nicovideoの0:04時点で登場する「ワグナス!」という台詞の下半分、および「評議会らの術を異端術法と決定したぞ!」という台詞、さらに0:22時点でノエルお兄様の顔を囲む部分がベタフラッシュである。

ウニフラッシュ

ウニフラと略されることもある。

集中線とやっていることはかなり似ている。「ベタフラッシュのうち外側がベタで塗られていないもの」と説明されることもあるが、各々の線同士が接着しているとは限らないので不正確か。「集中線の各々の線の長さが短く、『外側』があるもの」と表現してもよいかもしれない。

に出されない心の」を表現する吹き出しとして使用されることがある。そのこととひっかけた、「ウニフラ」というタイトル少女漫画もあったりする。

先ほどと同じ動画exit_nicovideoの0:04時点で登場する「ワグナス!」という台詞の上半分がウニフラッシュにあたる。ただしこの台詞は実際に口に出していると思われ、「心の」ではない。

トーンフラッシュ

スクリーントーンを放射状に削って内部を抜いたもの。集中線と同様に使うこともあれば、トーン背景の中での吹き出しに使用されることもある。

先ほどと同じ動画exit_nicovideoではトーンフラッシュは使用されていない。

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最終更新:2024/06/01(土) 17:00

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