Wooo(ウー!)とは、日立製作所が開発、販売するAV機器のブランドである。
2001年にプラズマテレビのブランドとして発表。その後、液晶テレビ、プロジェクター、ビデオカメラ、DVDレコーダーにまでブランドを拡大した。
2011年現在ではプラズマテレビ、液晶テレビのみとなり、そのほかは生産終了、撤退した。
2005年までは、モニター部分とは別に、AVCステーションというチューナーを含めたコントローラーが存在した。
別にするメリットとして、最初はBSデジタルのみにしか対応しないAVCステーションを持っていても、後々地デジ放送が始まったときに、地デジチューナー内蔵のAVCステーションに買い換えることで、モニター部分を流用できる点が挙げられる。
当初はまだデジタル放送が過渡期にあったことと、対応するチューナーも開発中の段階だったために搭載が不可能だったという背景がある。
2003年には、HDDを内蔵して録画に対応するAVCステーションが発売。一式としてテレビにHDDレコーダーを内蔵したものとしては日立が最初となった。
2006年からは、デジタル放送が本格開始したことで分離させる理由がなくなり、モニターとコントローラーが一体となったモデルに切り替わった。
2007年からは、リムーバブルHDD「iVDR」に対応。ブルーレイディスクよりも大容量のiVDRを使って、番組のダビング、分離保存が可能となった。
2002年に販売開始(20インチ)。当初はモニターとチューナーが一体となったモデルとして販売開始したが、2004年発売の5000シリーズからは、プラズマ同様にAVCステーションを使う分離モデルとして販売、それ以降はプラズマと同様である。
2007年には、薄型液晶パネルを採用したUTシリーズが発売。薄さを追求するため、このシリーズでは再びコントローラーが分離された。しかしUTシリーズは2010年に生産終了した。
2000年に8cmDVDを使うビデオカメラ「DVDCAM」として独立したブランドで販売されたが、2003年にWoooブランドに組み込まれた。
2006年にHDDとDVDで記録できるハイブリッドタイプ、2007年には8cmブルーレイディスクに対応するモデルが発売されたが、2010年をもって撤退した。
ちなみにMPEG形式で記録するカメラとしては、1996年に発売した「MP-EG1」がある。これはPCカード型のHDDに記録するようになっていた。
2000年にDVD-RAMに記録するDVDレコーダーを発売、2003年にはHDDも内蔵するモデルが発売されたが、Woooブランドとしては2004年発売のモデルからとなる。地デジチューナー内蔵モデルもこの年からとなる。
ただし、2003年以降のモデルは、いずれもパナソニックのOEM品で、自社開発ではない。
結局ブルーレイドライブ内蔵のモデルは発売されず、2008年を以て撤退した。
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最終更新:2024/05/18(土) 07:00
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