おジャマとは、遊戯王OCGに登場するでモンスター群。
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXに登場する万丈目サンダーが使役するモンスターの精霊。
概要
後述する万丈目準が使用したモンスターであるせいか、以後関連カードを始め様々なカードイラストの中でおジャマ(特にイエロー)が登場する等「ワイト」に比肩しうる存在感を持つモンスターでもある。
極めつけは「ジャンプフェスタ2009」で配布された「おジャマ・レッド」「おジャマ・ブルー」を始め、フィールド魔法「おジャマカントリー」の登場により、大幅な強化がなされた。
アニメ本編での活躍
上には上がいるように下には下がいる!
(by万丈目サンダー)
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXに登場する万丈目準が使うモンスター(の精霊)。
物語当初、エリートデュエリストとして羽振りを利かせていた彼が遊城十代に負け、三沢大地にも負けたことで落ち目となった事で再起の為に「ノース校」へと流れつき、その校長から手渡されたカードの一枚が「おジャマ・イエロー(の精霊)」であった。
そして、万丈目サンダーとして返り咲いた彼がデュエルアカデミアの買収を狙う兄とのデュエルに挑む為に井戸に捨てられた低レベル低攻撃力モンスターを拾い行き、「おジャマ・グリーン(の精霊)」「おジャマ・ブラック(の精霊)」と出会う。当初は「雑魚モンスター」としか見られていなかった彼らだが、精霊として戦い続けるうちに「エース」と呼ばれるだけの活躍を見せるようになる。
第二期においては斎王の力により「ホワイトサンダー」となった万丈目を救うべくデュエルを挑んだ十代が彼の持つ「おジャマ」を投入している。
第三期において、万丈目(ブラック、グリーン含む)が「超融合」の生け贄に捧げられたことで、一時期「おジャマイエロー」は丸藤翔と行動を共にしていた。
第四期においてはプロデュエリストになるべくエド・フェニックスの付き人をしていた。が、エンターテイメントを優先するTVプロデューサーの思惑にのせられ「おジャ万丈目」として活動することになる。その後、エド・フェニックスとのデュエルでは本来の目標を思い出し、「おジャマ・イエロー」のダイレクトアタックに永続罠「プライド・シャウト」のコンボによりデュエルに勝利した。
OCGにおけるおジャマ
おジャマは遊戯王OCGにおいてもれっきとした1カテゴリーなのだが、属するモンスターがすべて攻撃力0というとてつもない特徴を持つ。さらに全体の半分近くが通常モンスター、と単体のステータスだけなら最低クラスのカテゴリーだといえよう。
しかし数々のサポートカード。そして展開力が高いことによってシンクロ・エクシーズにも繋ぎやすいという追い風を受け、ハマれば強力な侮れない奴らである。
「始祖竜ワイアーム」という通常モンスターを要求する融合モンスターの存在も大きい。
《おジャマ・グリーン/Ojama Green》 《おジャマ・イエロー/Ojama Yellow》 《おジャマ・ブラック/Ojama Black》
通常モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
あらゆる手段を使ってジャマをすると言われているおジャマトリオの一員。 三人揃うと何かが起こると言われている。
おジャマデッキの軸となる3体の通常モンスター。通称おジャマ3兄弟。
攻撃力0ながらおジャマデッキでは融合、シンクロ、エクシーズ素材、手札コストから単独フィニッシャーまで数多くの役割をこなしてくれる。魔の試着部屋、トライワイトゾーンなど展開手段に長けているのが最大の強み。
《おジャマ・ブルー/Ojama Blue》
効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分のデッキから「おジャマ」と名のついた カード2枚を手札に加える事ができる。
クリッターと似たようなサーチャーの一種だが、おジャマと名のつくカードなら何でもいいこと、1度の効果で2枚もサーチできることが特徴。
デッキの回転を格段に良くしてくれるキーカードである。優先的に強制転移で送りつけたい。
《おジャマ・レッド/Ojama Red》
効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが召喚に成功した時、 手札から「おジャマ」と名のついたモンスターを4体まで 自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
おジャマ・ブルーや後述するおジャマジックで 手札に溜まったおジャマ三兄弟を一気に展開できる。そこからエクシーズ召喚やおジャマ・デルタハリケーンにつなぐといいだろう。
《おジャマ・ピンク/Ojama Pink》
効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
お互いのプレイヤーはデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。 この効果で自分が「おジャマ」カードを捨てた場合、 さらに使用していない相手のモンスターゾーンを1ヵ所指定できる。 そのゾーンは相手ターン終了時まで使用できない。
おジャマ以外にも使える手札交換効果を持ち、捨てたカードがおジャマだった場合1ターンのみ1箇所モンスターゾーンを封じる。但し、手札交換は相手にも及ぼすため使いどころに注意。
《おジャマ・キング/Ojama King》
融合・効果モンスター
星6/光属性/獣族/攻 0/守3000
「おジャマ・グリーン」+「おジャマ・イエロー」+「おジャマ・ブラック」
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 相手のモンスターカードゾーンを3ヵ所まで使用不可能にする。
おジャマ3兄弟の融合体。攻撃力はそのままだが3000という守備力を手に入れた。相手の場を狭める効果は地味ながら効果てきめん。未来融合(2012年から約5年間禁止化)を使うのがベストだが意外と普通の融合カードでも融合できる機会は多い。そのままトライワイトに繋げれば理想的だろう。
《おジャマ・ナイト/Ojama Knight》
融合・効果モンスター
星5/光属性/獣族/攻 0/守2500
「おジャマ」と名のついたモンスター×2 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 相手のモンスターカードゾーンを2ヵ所まで使用不可能にする。
おジャマ・キングの下位種。レベルが低いため簡易融合で手軽に融合召喚出来るという強みがある。おジャマ・キングと並べて相手のモンスターゾーンを完全封鎖してみるのも面白い。
《おジャマ・エンペラー/Ojama Emperor》
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
LINK-3/光属性/獣族/攻 0
【リンクマーカー:左下/下/右下】
「おジャマ」モンスターを含む獣族モンスター3体
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「おジャマ・カントリー」が存在する場合、 このカードは攻撃力が3000アップし、効果では破壊されない。
(2):このカードへの攻撃で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
(3):リンクモンスター以外の自分の墓地の「おジャマ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
この効果を発動したターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
リンクモンスターである為初の実質守備力0のおジャマモンスター。おジャマ・カントリーがある場合は高攻撃と効果による破壊耐性持ちとなるため如何にフィールド魔法を守れるかが肝。
また条件付きでおジャマ蘇生効果もあるためサポートカードによる展開に繋げやすくなる。
《おジャマトリオ/Ojama Trio》
通常罠
相手フィールド上に「おジャマトークン」(獣族・光・星2・攻0/守1000)を 3体守備表示で特殊召喚する(生け贄召喚のための生け贄にはできない)。 「おジャマトークン」が破壊された時、このトークンのコントローラーは 1体につき300ポイントダメージを受ける。
モンスターとしてのおジャマよりも先にカード化された最初のおジャマカード。なんの役にも立たないトークンを3体送りつける。相手の場を無理やり埋めて展開を阻害する他、強制的に攻撃させるカードや貫通+全体攻撃と組み合わせてのワンキルなど、高いコンボ性能を誇る。その優秀さから制限カードになっていたが、環境の変化から場合によってはシンクロ素材を提供してしまう事にもなるためか使用率は減少。2015年以降は無制限カードに。
アドバンス・エクシーズ主体のデッキにとってはコンボなしでも厄介なカードで、ペンデュラムにとっても面倒な代物。
《おジャマデュオ/Ojama Duo》
通常罠
(1):相手フィールドに「おジャマトークン」(獣族・光・星2・攻0/守1000)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。 「おジャマトークン」が破壊された時にそのコントローラーは1体につき300ダメージを受ける。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキからカード名が異なる「おジャマ」モンスター2体を特殊召喚する。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
おジャマトリオの下位互換。上記のカードを組み合わせれば相手のフィールドロックが可能となるが、トリオ同様にエクシーズ、ペンデュラム以外のエクストラモンスターの素体リスクがあるので2つ目の効果に繋げる事を優先するのが無難か。
《おジャマジック/Ojamagic》
通常魔法
このカードが手札またはフィールド上から墓地へ送られた時、 自分のデッキから「おジャマ・グリーン」「おジャマ・イエロー」 「おジャマ・ブラック」を1体ずつ手札に加える。
手札から発動できないという珍しい通常魔法。おジャマ三兄弟をすべてサーチできるため、発動できれば大きな手札アドバンテージを稼げる。伏せて相手の除去を待つのもいいが、手札コストにしてしまうのが一番だろう。手札コストを多用するデッキではこのギミックだけが取り入れられることもある。デッキに三兄弟が1枚ずつ揃っていないと不発になる点は注意。
《おジャマ・デルタハリケーン!!/Ojama Delta Hurricane!!》
通常魔法
自分フィールド上に「おジャマ・グリーン」「おジャマ・イエロー」 「おジャマ・ブラック」が表側表示で存在する場合に発動する事ができる。 相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
おジャマ3兄弟が場にいるときに使える強力な全体除去でありおジャマデッキの切り札。3人そろった結果がこれだよ!レッドやトライワイト、キングへの融合解除など3兄弟を並べる手段は案外多い。
「ファイナル・インゼクション」の登場前は、ダイヤモンドガイデッキに投入されていることが度々あった。
《おジャマッスル/Ojamuscle》
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「おジャマ・キング」1体を選択する。 選択した「おジャマ・キング」以外の 「おジャマ」と名のついたモンスターを全て破壊する。 破壊したモンスター1体につき、 選択した「おジャマ・キング」1体の攻撃力は1000ポイントアップする。
おジャマ・キング専用のサポートカード。キングに攻撃力を与えることが出来る。おジャマトリオなどとの相性は良く、うまく展開できれば神をも超える攻撃力を得ることも可能だろう。そのぶん投入するならある程度特化した構築にしたい。
《おジャマ・カントリー/Ojama Country》
フィールド魔法
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名のついたカード1枚を墓地へ送る事で、 自分の墓地に存在する「おジャマ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。 自分フィールド上に「おジャマ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、 フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
おジャマ専用のフィールド魔法。墓地のおジャマを蘇生する効果と場のモンスターの攻守を入れ替える効果を持つ。蘇生効果はおジャマの展開力を助け、蘇生制限を満たしたナイトやキングを何度でも蘇らせることも可能。そして攻守反転はおジャマにとって願ってもないシナジーを生んでいる。キングの攻撃力は素で3000に達し、相手は守備力3000以上のモンスターを召喚しなければ打ち勝てない。さらにカントリー第1の効果で何度も蘇生できるとなればたまったものではないだろう。デルタハリケーンで一掃してからの総攻撃にも欠かせないカードである。このカードを主軸に守備力の高い下級モンスターを多く搭載したデッキを組んでみるのも面白い。
関連動画
関連静画
関連項目
外部リンク
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