すごいとっくんとは、ポケットモンスター サン・ムーンに登場した新要素である。
概要
ポケモンのステータスを決めるものは3つある。
1つ目は、ポケモンの種類ごとある、そのポケモンの「のうりょく」(種族値)
2つ目は、ポケモンを育てることで身に付く、きそポイント(努力値)
3つめは、ポケモンの個体ごとに決められた、生まれながらに持っている能力(個体値)
このうち種族値はポケモンによって完全に決まっているため、使うポケモン自体を変えるのでなければ手を加える余地は無い。
努力値は生まれた後に積み上げるものであり、特に今では努力値を下げて振りなおす手段が充実しているため何とでもなる。
唯一個体値のみ、同じポケモンでも異なる上に後から変更が効かないものであるため、いわゆるポケモン廃人たちは少しでも個体値が高いポケモンを手に入れるために今日も自転車でタマゴを孵化していた。
しかし、第7世代と呼ばれるサン・ムーンにおいて、この個体値をついに上昇させることが公式で可能となる。それこそが「すごいとっくん」である。
すごいとっくんを受けたポケモンのステータスはこの個体値が最大の31になる。これは生まれた後に変更できるものなので、ゲーム開始時から殿堂入りまでを共に旅した旅パのポケモンを6Vに育て上げることさえ可能。
ただし、「個体値を変更する」のとは厳密には異なるので注意。
より正確に言うと、計算後のステータス実数値を個体値31相当の値にするのであり、実際に個体値が31になっている訳ではない。
つまり、すごいとっくんによって鍛えたポケモンを親にしても遺伝するのは元々の能力値であり31ではない。また、めざめるパワーのタイプも元々の個体値によって決まるため、生まれたときのタイプから変わらない。つまりめざパの厳選を行う、親にする用の高個体値を厳選を行う場合はすごいとっくんは意味を成さないのである[1]。
しかし、めざパの炎や格闘など、素早さ個体値が偶数でないといけなかった(=個体値31が不可能)タイプを持ちつつ、かつ個体値31相当の最速の素早さを両立する事が可能になるという点は今までに無かった画期的な利点と言える。
やり方
アローラ地方のどこかにいる「おうかん」が好きな「すごいオヤジ」におうかんを渡し、「すごいとっくん」をしてもらう事で「レベル100のポケモンに限り」この「個体値」を上昇させることができるようになる。
おうかんにはいくつかの種類があり、「ぎんのおうかん」は1項目だけ、「きんのおうかん」は全ての能力を最大に上げることができる。
きんのおうかんについてはゲーム内で確定入手する方法が無い。
攻略本「ポケットモンスター サン・ムーン 公式ガイドブック 上・下セット 完全ストーリー攻略+完全アローラ図鑑」の購入特典で確定で手に入る。
それ以外の入手法は、フェスサークルの店のひとつ「くじや」の「トレジャーハント」の1等・最大まで開発したどきどきリゾート(どちらもかなり低確率)のみ。
ぎんのおうかんについてはゲーム内ではクリア後のマツリカとのバトルで1個は確定で入手できる他、劇場で配布されたガオーレディスクのマギアナのQRコードを読み取ることでゲットできるマギアナが持っている。
またポニ島各地の釣りでたまに釣れたり、フェスサークル「くじや・トレジャーハント」の2等、「ホラーハウス」の発見物でも低確率で手に入る。
また、「くじや」は☆2以上の店に限り、勧誘して最初のくじ引きの時に確定で2等が当たるという仕様によって必ずぎんのおうかんが貰える。そのため1等でマスターボールが貰える「ビッグドリーム」そっちのけでトレジャーハントを勧誘しまくる人が多いとか・・・。
第九世代では必要レベルが50にまで引き下げられたため、特訓をするまでの手間が大きく緩和された。
関連動画
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関連商品
関連項目
脚注
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