まほものとは、株式会社ハイレゾが運営でしてる携帯無料ゲームである。
攻略Wiki→http://mhmndata.wiki.fc2.com/
である。
概要
TVCMでは冒険するほど深まる、パートナーとの愛。などと言っているがぶっちゃけそんなことは無い。恋愛RPGと呼べる要素はほぼ皆無であり、実際にイベントと思しきものはほんの数個しかなく、何人ものプレイヤーがバナーや宣伝文句に騙されて涙を流す日々を送る。
基本無料のゲームであり、課金すれば有利にはなるが課金しなくとも十分やっていける。むしろ無課金プレイヤーに優しいゲームである。
騎士・戦士・僧侶・魔女・狩人・アサシンの計六人のヒロインからパートナーを選んでプレイする。
初期ステータスや各キャラクターの専用装備にはそれぞれの特徴が現れている(騎士なら防御が高く素早さが低い・アサシンなら素早さが高く防御が低いなど)が、育成によってバランスを整えることができるので選んだキャラクターによって極端に不利になることは現在では無い。
このゲームで主に実施することはクエスト・エピソード・対戦の三種である。
- クエスト・・・ストーリー仕立てになっており、プロローグ→進行→ボス戦→エピローグの順で進み、このゲームではヒロインと会話する貴重な機会である。もっとも、ある程度進めるとクエスト中の一言コメントやボス戦前後の会話が無かったりする。
- エピソード・・・各種イベント。以前は、ヒロインがアルバイトをするランクEとヒロインが修行するランクDの二種類、そして後述するトレードシステムにおける通貨となりつつある、高額で売却でき魔法石・召喚獣の強化に優秀なブリックを入手できる鉱山の計三種しかなく、大半のプレイヤーはこの鉱山を実施して一日を終えることが多かった。つまりヒロインとの会話なんてなかったということである。というか何故女の子に鉱山を掘らせるのかが甚だ疑問である。2011年11月下旬頃に新ダンジョン、ガラパコス諸島が実装された。ここで手に入る武器、防具は強力なのだが、ずっと再配信がされず希少なものとなっている。
- 対戦・・・キャラクターの育成・魔法石や召喚獣の入手と強化・装備の入手によりヒロインを鍛え上げ、他のプレイヤーと対戦するというシンプルなものだが、ステータスの振り方や魔法石・召喚獣の選択により戦い方は大きく変わるためなかなかに奥が深い。特に魔法石や召喚獣は種類によってステータス・スキルに大きく差があり、これによってステータス差が離れている相手にも勝つことができるほど重要なウェイトを占めている。というか下手に能力値を振ると後から修正が効かなかったりするため、資金がない場合完全に不利である。
…とまあここまで書いてみたはいいものの、その魔法石のスキルというものが曲者であり、一部の魔法石や召喚獣によってゲームバランスが崩壊しているのが現状である。分かりやすく言えば某世紀末病人が一人いて他は皆ジャギ様のようなものである。
何人ものプレイヤーがバランス調整を懇願しているが、現状運営側に動く気配はない。
(2012年6月現在、追加された多様なスキルによりさらにバランスは崩壊したが編成ごとの相性が顕著になったため、酷い次元でバランスがとれては来ている)
上記のクエスト、あるいは下記のガチャで入手するものであり、レア度はノーマル・ノーマル+・レア・レア+・Sレアの5種類があり、基本的にはレア度が高いほど強い。またSレアは限定を除いて課金しなければ入手はほぼ不可能かつイラストがいいものが多く、それを目的に課金するプレイヤーも多い。というかそれ以外に課金するメリットは皆無である。
- ガチャ・・・上記の魔法石や召喚獣が手に入るほぼ唯一の機会。種類は一日一回無料で回せる魔法石ガチャ(二回目以降はマジPと呼ばれるゲーム内通貨を消費する)、課金しなければ回せないがいい魔法石が出る確率のあるゴールド魔法石ガチャ(チケット、もしくはリムと呼ばれる課金通貨を消費する。ぶっちゃけいらない子)・召喚獣しかでないレア魔法石ガチャ(実質これ一択)・課金では回せずゲーム内で手に入るチケットでのみ回せるアルティメットガチャ・キャラクターの外見に直接反映される限定衣装が当たる着せ替えガチャ(性能は微妙な上に新しい服が全く追加されない)の五種があり、課金しなければ回せないものはあるが、通常プレイするに当たっては特に差し支えはない。理由は後述のトレードにある。
- トレード・・・このゲームが無課金プレイヤーにも優しい最大の要因。掲示板に自分が出品・あるいは求めるアイテムや召喚獣を書き込み、他のプレイヤーと交換するシステムである。主に前述のブリックや等価のアイテム(多くの場合宿屋に泊まって回復できるチケット。単位は疲労度)・魔法石同士で取引でき、無課金プレイヤーでも宿泊券やブリックを貯めれば課金プレイヤーから余っているSレア召喚獣などを入手することができる。故に課金プレイヤーとの大きな差は生じにくいのである。
ただしプレイヤー同士でのやりとりになるため、受け取るだけ受け取ってとんずらするようなプレイヤーも中にはいるため注意は必要である。また、ある程度物によりレートというものがあるため、事前に調べておくことをおすすめする。
・各種イベント
2011年年末より一カ月に一度~二度程度のペースでイベントが開催されるようになっている(それ以前にもあったが現在のイベントと違いランキング報酬などは無いため除外する)
クリスマスイベント:クリスマス前後に行われたイベント。9つのエリアを探索し、クエストを進めるごとに出現する敵を討伐することでポイントを獲得(ただし偽物を倒すとptが下がる。判別アイテム有り)し、ポイント累計に応じた報酬と、ランキング100位以内にランクインすれば特別景品が獲得できた。…までは問題無かったのだが、このイベントにはある意味でポイント景品以上に希少かつ強力(当時では)な召喚獣やアイテムを敵がドロップすることがあったため、運営やユーザーの予想を遥かに上回る勢いでランキングボーダーが上昇(通常景品が300ptまでしか用意されていなかったにも関わらず、最終の100位ボーダーは1000ptを超えていた)。筆者の推論ではあるものの、以降のイベントにおける弊害を生み出すことになる。
神々の社:年末~年明けに開催されたイベント。3つの社があり、それぞれのクエストを進め、達成度が100になるごとに2~6の選択肢が現れ、その中から正解を選び進んでいき、最深部まで突破すれば限定召喚獣が獲得できた。社の深部にはそれぞれ年末のガチャで登場したSレア召喚獣のリメイクがボスとして立ちはだかっており、それぞれの社で対応する召喚獣を入手できるものだと思われていたが、どういうわけかどの社を突破しても同じ召喚獣しか入手できないという事態が発生(しかも一つの社をクリアすると全てクリア扱いになってしまった)。さらには手に入らなかったリメイク二体が正月の福袋に収録されたことにより、ユーザー間では『運営の設定ミスだ』『袋を買わせるためにやった』などの憶測が行き交ったが、実際のところは定かではない。
不思議の森:ソード・ワンド・カップ・コインの森四種を順に期間を二週間、一カ月毎に開催されたイベント。クリスマスイベントと同様、クエストを進めるごとに出現する敵を倒すと倒した敵に応じたptが手に入り、それによりpt景品と100位以内であれば特別報酬が入手できた。
初期のソードの森ではクエストを進め、達成度を100にすると2~6の選択肢が出現。それに応じた場所に飛ばされ、最深部を目指していくのだがこの選択肢が非常に難解であり、不思議の森ではなく迷いの森と言った方が正しいレベルであった。また、敵の出現率も低く、奥の敵ほど多くptをもらえるのだが、前述の通り奥に進むことも難しかったため、通常最終景品である500ptにも届かないユーザーが続出(恐らくではあるが、クリスマスイベントでのボーダーの高さを鑑みて設定したものと思われる)。急遽期間の延長、ポイント・出現率増加タイムの実装という措置が行われた。
ワンドの森からは出現率が向上し、最深部までの道程もさほど難しくはなくなった。また、ワープボールというアイテムが追加され、それにより好きなエリアに飛ぶことができるようになったため、クリアすること自体は簡単になった。…のだが、このイベントのもう一つの要素に最深部のボスを倒せば100ptという莫大なポイントを入手できたことと、各種森にはメインイベントとなっている場所以外にも入ることができ、そこで倒した敵のptもランキングptとして換算されるということもあり、後から以前のイベントの森に入りボスを倒して100ptのマージンを得るという戦法が発生。それをワープボールによりすぐに最深部まで飛ぶことができたため、簡単に100ptを獲得できてしまった。これには批判的なユーザーも多かったが、当時イベントで100ptのハンデを背負うということでもあり、ある意味では駆け引きであった。
一方で、六種集めることでレアカードが手に入る精霊石のいくつかがダンジョン内数か所でしか手に入らず、ワープボールを使いまくったり奪い合いになったりした。
バレンタインイベント:バレンタインの前後に行われたイベント。形式としてはクリスマスイベントに近く、9つのエリアを探索、敵を倒すとカカオボールというアイテムを入手。それをヒロインにプレゼントすれば好感度がアップ(ただし偽物を渡すと好感度がダウンする。判別アイテム有り)し、自分がもらうとアイテムを入手できた。当然ながら好感度はランキングや報酬の要素である。
このゲーム初の恋愛要素ではあったものの何故男側がチョコをプレゼントするのか、貢いでいるのはこっちじゃないかなどとツッコミどころ満載なものであり、ユーザーの間では若干不評であった(一応ヒロインからチョコをプレゼントしてもらえるイベント内イベントもあるにはあった)。が、そんなことがどうでもよくなるほどの問題がこのイベントの報酬により発生。それが現在もユーザー間で賛否両論となっているスキル『スキルリセット』及び『スキルリセットG』である(以下スキリセと表記)。
このスキルは通常が『一定確率で相手のスキルを全て封印する』Gが『すごい確率で相手のスキルを全て封印する』というものであり、具体的な発動率はそれぞれ前者が約1/5、後者が約1/2である。当時有用なスキルが増えてきていたこのゲームの対戦環境を全否定するかのようなスキルであり、読みあいも何もないぶっ飛んだ性能を持つスキルと言えた。もちろん消費コストが高かったり、ステータスが低ければ問題は無かったのだが、消費コストは総コスト15という数値の中前者が3、後者が4と低~中コストであり、またステータスも当時の標準値以上であったため、適当に編成に組み込むだけでも発動すれば一気に優位になるという代物であった。インチキ効果もいいかげんにしろ!しかも後述するホワイトデーイベントにて同スキル持ちの召喚獣を乱発という世紀末ゲーを彷彿とさせる暴走を始めることとなる。
ホワイトデーイベント:ホワイトデー前後に行われたイベント。自分が使用しているヒロインの中から一人選び、そのヒロインの心に侵入していくという形式で進行し、進むごとにヒロインの心境を知れ…たりすることは決してなく(最深部のさらに奥まで行けばある意味あったが)、何故か途中で召喚獣と戦い、勝利すればその召喚獣を入手できた。他のイベントとは違い一本道であり、ひたすら奥に進んでいくだけの単調なイベントであったが、もう一つの要素としてそのヒロインを使用しているユーザー全員のポイントを集計し、ヒロインごとの累計ポイントによりヒロイン同士でのランキングで景品が決まった。1位ヒロインがSレア、2位がレア+、3位がレア、4位がノーマル+、5位がノーマル、6位はプロフカード(使用すればステータスがアップする)だったのだが…ユーザーの使用率によりほぼランキングが確定していたため、これ以上ないレベルで残念なイベントとなってしまった。最大の問題としては『そのヒロインを使用し、イベントを少しでも進めていれば景品を入手できたこと』と『初期にランキングを表示していたこと』である。これにより当初から有利であったヒロインを後出しで選択し、景品を楽に入手するユーザーも現れたのである。せめて『最深部まで進んだユーザーに限定する』や『ランキングを完全非表示』などがあればここまで酷いことにはならなかったのだろうが…
花見イベント:4月上旬に行われたイベント。このゲーム初の対戦イベントであり、魔法石を使って戦う『神威桜』と魔法石を使わずステータスと装備のみで戦う『魔封桜』の二つに分かれて開催された。クエストを進めると他ユーザーが出現し、対戦。勝利すると3pt、引き分けると2pt、負けると1ptが入手できた。5階層に分かれており、100ptごとに上の階層に上り、対戦相手は同一階層からステータスの近い相手がランダムで選出される。
MP無しで対戦できる、普段戦わないユーザーと対戦できるなどの理由から、対戦好きのユーザーには概ね好評なイベントであったが、問題点としてあらゆる編成の特色を殺してしまう前述のスキリセがあったため、少しばかり盛り上がりに欠けた面もある。
当然の如く各桜にポイント景品が用意されており、またこのイベントに限りランキングは期間内の累計ではなく日ごとに分かれており、確実100位以内までと5位以内までに特別景品が配られた。…まではいいが最終3日のみ景品が変わるなどのサプライズが発生した(とはいえそこまで強力なものでは無かったため荒波は立っていないが)。
その後も大体似たようなイベントが開催されている。
ちなみにこのゲームの運営会社はユーザーのニーズに対し斜め上な対応をすることが多く、例を挙げていくと、
- プレイヤーA「古い召喚獣やレア魔法石がオワコンすぎるので救済して欲しい」→運営「おk。イベントで必要なアイテムと交換できるようにするよ」
- プレイヤーB「古い召喚獣をリメイクしてスキルを持たせてほしい」→運営「おk。イベントの景品で二週間前に追加した召喚獣リメイクしたよ」
- プレイヤーC「攻撃予測範囲(ダメージを二回まで無効にするチートスキル)が強すぎて他の石が話にならない。バランスを調整して欲しい」→運営「おk。そのスキル持ってる召喚獣増やすよ」
古くからやっているプレイヤーは「いつものことだ」と慣れっこではあるが、新参プレイヤーはまさかの対応に驚きを隠せないことが多い。
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関連項目
- 2
- 0pt