携帯ゲーム版 クソゲーオブザイヤー2008 大賞作品 何の権威もありませんが、とりあえずおめでとうございます。 |
『めざせ!甲子園』とは、ゲームボーイアドバンス(GBA)、ニンテンドーDS用ソフトとして株式会社タスケより発売された野球ゲームらしき何かである。
概要
卒業までの3年間でチームを甲子園へ導く高校野球育成アクションゲーム。
しかしその実態は、ファミコンで発売した多くの野球ゲームにすら負けており、とても不評である。
外部のゲームレビューサイト『GBAmk2』の評価は、最低ランクの「X」となっている。ほとんどのレビュアーは利点に「自由に名前(主人公と高校名)を決められる」のみ挙げている。
2008年に発売されたニンテンドーDS版は、クソゲーと評されたGBA版の作品をほぼそのまま移植。2ちゃんねるKOTYスレでは『クソゲーオブザイヤー携帯機』の大賞に選ばれてしまった。
一部文字を振っただけの対戦相手校の存在については、このゲームに限らず多くの高校野球ゲームで取り入れられている。このゲームでは、パスワードを入力することで対戦できる作作学院のパス【EGAWASAKU618】のように元ネタ(江川卓)と思しきものが理解できるプレイヤーにはニヤリとするが、その点について触れるユーザーはほとんどいない。
システム等
2年生がいるにも関わらず、レギュラーから抜ける3年生はいきなり1年生の主人公を野球部キャプテンに指名するストーリーから始まる。キャプテンとなった主人公はチームメイトに指示を送ってチームの強化をはかれる。もちろん自己の鍛錬も不可欠なので全体のバランスにも気を使わなければならない。
こう書くと「まともな野球ゲームでは?」という些細な期待をもてるが、それは試合で見事に打ち砕かれる。
まず、練習試合の選択先であるが、『となりの高校』『どこかの高校』『遠くの高校』から選択という振り分けの名前が適当な点で面食らう。
ストーリーの時点でお粗末だったBGMは試合でも単調。画面の切り替えごとにBGMが最初に戻るプログラムの稚拙ぶりや常に同じBGMであることがプレイヤーのモチベーションを大きく落とす要因となっている。
さらには
- 二塁ベース付近にセカンドがいる
(普通は一塁と二塁の間にいる。一応ルール上はこの位置にいても問題はないが…) - 打率表記のミス(5割なら「.500」のはずが「.050」と表記される)
- ランナーがいる時ゴロを打ち、ランナーがアウトになっても打った本人が一塁に到達できれば打率が上がる
など、野球の知識のなさが伺える内容となっている。
CPUも作りこみが甘い。プレイヤー攻撃時は先にいるランナーを刺そうとするあまり余計な事をして結果的に野選となることが多い。足の早い選手なら出塁後にダラダラ送球するCOMを掻い潜って進塁することも可能。その他、フライをきちんと追いかけず、ファウルにさせたりフェン直を許す点も見逃せない。守備時は明らかなボール球を投じてもスイングすることが多く、常にアウトコースに投げれば高確率で三振or討ち取れる。とはいえ、慣れないうちはフライを捕るにも一苦労するのでラクというわけではない。
これらの仕様がありながら、1回から全てのイニングで必ず操作しなければならないので、作業色が強くなり、クリアまでやり通せた者は少ないと見られる。
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関連項目
- 野球
- タスケ
- GBA / ニンテンドーDS
- 2ちゃんねる / クソゲーオブザイヤー
- メジャーWii パーフェクトクローザー / ダメジャー
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