アオハル杯とは、『ウマ娘 プリティーダービー』に登場する架空のレースである。
本項目では同名のレースを主軸としたシナリオ「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」についてもあわせて解説する。
概要
トレセン学園が主催する、トゥインクル・シリーズと並行して行われるチーム対抗戦。チームレースと同様の形式で、短距離・マイル・中距離・長距離・ダートの5レースをそれぞれ1レース3人まで、最大15人のチームで競う(コースはそれぞれのカテゴリの距離・バ場に沿う形でランダムに選ばれる)。6月後半と12月後半にアオハル杯プレシーズンが開催され、ランキングを争っていく。
トゥインクル・シリーズとは別枠のレースなので、勝ち負けがウマ娘の戦績に加わることはなく、ファン数も増えない。またチームの仲間たちと共に走ることで、より多くの経験を得られる利点もあった。しかし多くのレースに出るということはその分故障のリスクも高くなるということであり、それを避けるために出場を辞退するウマ娘が相次ぎ、いつしかアオハル杯は衰退してしまったようだ。
シナリオでは
チームで団結!新たな青春!……と
急遽始まったチーム対抗戦『アオハル杯』
しかし、楽しむ間もなく気づけば学園の
危機!?自由なトレセン学園を守るため
いざ、力を合わせて勝利を掴め――!
2021年8月27日に追加されたシナリオ「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」では、かつて開催されていたが先述の理由で衰退したというアオハル杯の存在を耳にしたタイキシャトルが理事長の秋川やよいに掛け合ったことで復活。しかし海外出張の理事長の代理となった樫本理子の方針がきっかけで波乱を呼ぶことになる…。
レースには自チームの順位に近い3つのチームから対戦相手を選ぶことになり、勝利すればランキングが上昇する。順位が高いと自チームのステータスがアップし、レースを優位に進められる。対戦相手はおおむね格上・同格・格下の3チームが選ばれ、当然高いチームに勝利すればより高いランクアップが狙えるが、引き分けになると格下のチームに勝利した時よりも低いランクアップとなってしまう。ましてや負けてしまうとランクダウンとなる可能性もある。よって確実に勝てる相手を選ぶことも戦略の一つと言える。対戦前には駿川たづなによる評価も聞けるので参考にしよう。アテにならないこともあるがそれはまあ…
そしてシニア期12月後半にランキング1位であるチームファーストとの決勝戦に挑むことになる。プレシーズンではウイニングライブはないが、決勝戦では「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」を自チーム5人とチームファースト5人の10人で歌う事になる。なお決勝戦に勝利すると、直後のURAファイナルズの決勝戦にチームファーストのリトルココンとビターグラッセも参戦することになり、さらに決勝戦が手強くなる。
チームのメンバーは育成ウマ娘の他にはタイキシャトル・ライスシャワー・マチカネフクキタル・ハルウララの4名が確定で加入してくれるほか、サポートカードに編成したウマ娘もチームに加入してくれる。さらにシナリオを進めると評判を聞いたウマ娘が新たに加入してくれることもある。
このシナリオには絆ゲージとは別に「アオハル魂」というゲージがあり、練習選択時にマークが出ているウマ娘と共にトレーニングを行うことでより高いトレーニング効果が得られる「アオハル特訓」が行え、育成ウマ娘及びチームメンバーのウマ娘が成長する。4回アオハル特訓を行うとアオハル魂のゲージがMAXになり、その状態でアオハル特訓を行うと「アオハル魂爆発」となり、チームメンバーのウマ娘が大きく成長する。さらに育成ウマ娘のステータスも大きく成長し、スキルのヒントも得られる。アオハル特訓は体力消費も通常練習よりも増えてしまうので、サポートカードに賢さカテゴリや友人カテゴリのカードを編成して体力回復の手段を増やしておくと育成しやすいだろう。
既存のシナリオ「URAファイナルズ」と比較すると、ステータスを大きく伸ばせる利点があるものの、サポートカードの編成をそのまま使おうとしてアオハル杯のレースで適正距離のウマ娘が偏ってしまったり、アオハル特訓ばかり追いかけて目的のステータスを伸ばせなかったりといった事象も起こりうる。そのうえ育成にかかる時間も長くなっているため、今までのシナリオとも使い分けていくといいだろう。
史実
現実の競馬においては、JRAではアオハル杯のようなチーム戦が行われたという記録は存在しない。そもそもJRAでは「すべての競走馬は勝利することが目的である」という理念があり、チームメンバーを勝たせるために他チームを妨害するというようなことが起こりうるため、原則禁止となっている(JRAでは日本中央競馬会競馬施行規則第41条「競走に勝利を得る意志がないのに馬を出走させてはならない。」とされているし、各地方競馬でも同様の条文を定めている)。実際ウマ娘のチームレースやチャンピオンズミーティングではデバフ役とか蓋とか生まれちゃってるわけだし。
外国に目を向けると、2020年にイギリスで騎手と調教師がチームを組んで競馬レースに挑む「レーシングリーグ(William Hill Racing League)」が開催されている。が、ウマ娘のように競走馬ごとのチーム戦というものは開催された記録はやはり存在しない。
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