ウイークリーフライングハイライトは、前週の日曜から土曜までの競艇のスタート事故をまとめた動画である。後述の事情によりアップされなくなったため、「代打」と呼ばれる(または自称する)うp主によって個性あふるる動画がアップされており、その動画を指して「ウイークリーフライングハイライト」と呼ぶ場合もある。
概要
スタート事故をまとめた、いわば「まとめ動画」である。実況や審判の声や言い回しの比較をするもよし、スタート事故の多さを嘆くもよし。このシリーズを毎週見ていると、戸田競艇のオッズ盤消灯(返還前のオッズ→返還後のオッズに表示を切り替えること)の速さ、住之江競艇の判定の速さ、静水面であるはずの津競艇のスタート事故の多さ、江戸川競艇のスタート事故の多さは毎度毎度、それぞれ異常などといろんなことが分かる。
歴史
案山子Pにより、最初の動画「競艇ウイークリーフライングハイライト5月24-30日号」が投稿される。毎週コンスタントにアップされてきたが、「ウイークリーフライングハイライト12月27日-1月2日号 お正月特大号」を最後にアップが行われなくなった。理由は案山子Pの項目を参照。この時点では「行方不明」という扱いだった。
このため、代打の人による「週刊競艇スタート事故」が始まる。しかしこの人も都合によりアップが出来なくなり(後に復帰)、2人目の代打の人による「競艇フライング一週間」が始まる。ところがその2人目の代打の人もアップできなくなり、3人目の代打の人によって「とある競艇のスタート事故」シリーズがスタートする。その後、2010年5月に1人目の代打の人が復帰し、ふたたび「週刊競艇スタート事故」となる。なお、2010年6月13日~19日は2人目の代打の人による「ボートレースフライング一週間」、2010年9月26日~10月2日および2010年10月3日~10月9日は4人目の代打の人による「ボートレーススタート事故ダイジェスト」がアップされた。
なお1人目の代打の人は「週刊競艇スタート事故 2010年11月6日号」をもって代打を降り、現在は3人目の代打の人による「とある競艇のスタート事故」がアップされている。
なお利用している動画は日本レジャーチャンネル(JLC、CSで競艇中継を行っている)のものであるが、2010年4月にJLCが公式チャンネル「ニコニコBOAT RACE@JLC」を開設したことによりウイークリーフライングハイライトを始めとする競艇動画が削除される可能性があった。しかし、JLCの中の人が生放送中に「こちらから消すことはない」と発言し、事なきを得ている。
実況アナ
まとめ動画という関係上数々のアナウンサーが登場するが、その中でも特徴のあるアナウンサーを挙げる。詳細は競艇実況オールスターを参照。
松永良一 | まつなが りょういち | 平和島の実況を担当。通称「ベイ吉」。「~とお伝えしておきます」を多用することがある。阿波勝哉が出走してきた際の実況のテンションの高さは必見。詳細は単独項目に譲りますとお伝えしておきます。 |
高橋貴隆 | たかはし よしたか | 蒲郡の実況を担当。さまざまなセリフで実況を盛り上げる、まさに言葉の魔術師。詳細は単独項目に譲る。 |
小林習之 | こばやし しゅうし | 三国の実況を担当。そつない実況だが、スタート事故が出ると急にテンションがあがるため「小林イラネ」と揶揄される。もっとも、スタート事故があると「舟券は大切にお持ちください」を連呼するアナが多い中、きっちりと実況するところは他のアナも見習うべきである。 |
市岡学 | いちおか まなぶ | 住之江の実況を担当。スタート事故があると「お知らせいたします!」で始まる決まり文句を言うのが特徴。 |
椛島健一 | かばしま けんいち | 児島の実況を担当。スタート事故があると実況が壊れる。たまにジョン・カビラになることがある。 |
土谷由美 | つちや ゆみ | 宮島の実況を担当。スタート事故があると鼻に掛かったセクシーな声になるのが特徴。かつては第61期生として本栖に入所していた。(4ヶ月で退所)。 |
南鉄平 | みなみ てっぺい | 下関の実況を担当。スタート事故があると「スタートは判定中です」を三回連呼する。必ず連呼するため、下関名物 スタートは判定中×3 になっている。 |
審判
レース動画には審判の声も入る。競艇場によって声質や言い回しが違うため、それを比較するのもこの動画の楽しみの一つである。以下に各競艇場の宣告方法を挙げる。例はフライングした場合のもの。桐生、戸田、江戸川、平和島、多摩川、鳴門、徳山、下関、若松、芦屋、福岡はアナウンサーがスタート事故艇を告げる(江戸川、平和島、多摩川は4音チャイム(ピンポンパンポーン)の後に告げる)ので、審判の声は動画に入らない。なおかつて戸田には審判の声が入っていた(「○番、欠場」)。
2011年に入ってからは審判の人事異動等のため一部競艇場で審判の声が変わっている。具体的には
浜名湖→蒲郡 蒲郡→常滑 三国⇔びわこ 住之江(舌打ちに定評のある審判長)⇔尼崎(こぶしに定評のある審判長)となり、大村も審判が変更となっている。
また、2013年4月からは三国と琵琶湖の審判長が再び以前の形で入れ替わった。
浜名湖 | 「○番艇欠場!」 |
蒲郡 | 「○番艇、フライング欠場!」先々代の審判長は「○番艇フライング欠場!」と続けて言っていた。 |
常滑 | 「○番艇、フライング、欠場・・・。」 |
津 | 「○番艇、フライング、返還けつじょ」 |
三国 | 「○番、けつじょ~」 |
びわこ | 「○番、フライング、欠場!」前後にチャイム(ピンポン、ピンポン、ピンポン)がある。かつては「○番、フライング、除外」とコールしていた。 |
住之江 | 「○番艇、フライング、けつじょ!」。大概は1周目1マーク周辺で宣告される。 |
尼崎 | 「○番艇、フライング、欠場!」と「○番艇、フライング、欠場っ!!」この2人体制。 |
丸亀 | 「○番艇、欠場ぉ!」。怒りがこもっている。昔は「○ばーんてぇー! けぇーつじょぉー!!」だったから、これでも緩和されている方。 |
児島 | 「○番艇、欠場! フライングっ!」。他の場所と異なり、理由が後に来ている。出遅れの場合は「○番艇、欠場! 出遅れっ!」となるが、失格の場合は「○番艇、失格!」となり、「○番艇、失格! 妨害!」などとはならない。 |
宮島 | 「○番、フライング、欠場」 |
唐津 | 4音チャイム(ピンポンパンポーン)→「○番、欠場!」 |
大村 | 「○番、フライング欠場。」 |
判定中表示
スタート判定中に表示される字幕を以下に挙げる。戸田、平和島、徳山、若松、芦屋、唐津、大村は表示無し(もっとも、戸田・平和島は字幕を出す前に判定が終わる)。多摩川は電光掲示板の表示をそのまま表示している。
この中で特筆すべきは下関。「スタート異常」という他には見られない表示である。「スタート正常」と対を成す言葉であるため、国語的には正解である。競艇的に正解かどうかは知らないが。いわゆる「異常職人」(職人が異常なのではなく、右上に「○○ 異常」と出す字幕職人)はこれが由来。しかし最近になってスタート判定中と表示するようになった。
桐生 | スタート判定中 |
江戸川 | 判定中(点滅) |
多摩川 | スタート判定中 (「判定中」のみ点滅) |
浜名湖 | スタート判定中 |
蒲郡 | スタート判定中 |
常滑 | スタート審議中 |
津 | スタート判定中(点滅) |
三国 | スタート審議 |
びわこ | スタート審議 |
住之江 | スタート判定中 |
尼崎 | スタート判定中 |
鳴門 | スタート判定中 |
丸亀 | スタート審議中 |
児島 | スタート審議中 |
宮島 | スタート判定中 |
下関 | スタート異常→スタート判定中 |
福岡 | スタート判定中 |
用語
集団自決 | 1レースで2艇以上のスタート事故があったこと。ただ2艇で使うことはほとんどなく、3・4艇以上が多い。 |
返還率 | スタート事故によってどれだけの売上が返還されたかを示す数字。高いほど売上を多く返したことになる。 |
関連動画
ウイークリーフライングハイライト
関連項目
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