エコー・ザ・ドルフィン(英:Ecco the Dolphin)とは、ノボトレードが開発し、SEGAが1993年7月30日に発売したメガドライブ用のアクションアドベンチャーゲームである。1994年3月11日にはゲームギアでもリリースされた。また、2021年10月26日には『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』の初期収録作品の一つとして配信された。
概要
イルカのエコーを操作し、ダッシュやジャンプ、音波などを使い、初めは竜巻に巻き込まれていなくなった仲間を助け出し、後半は海の資源を奪っていくエイリアンを倒すため宇宙まで進出するという異色のゲーム。
リリースされた時期を考えれば非常に美しいグラフィックと海の中をイルカで泳ぐという独創性が売りだが、操作性が悪く、しょっちゅう何かに引っかかったり、何らかのアクションを取る際の手順が面倒だったり、攻略の手順が分かりにくかったりと不親切な点も目立つ。
1994年には続編である『エコー・ザ・ドルフィンII』が、2013年には3DSへの移植として立体視に対応した『3D エコー・ザ・ドルフィン』が発売された。
国内版と海外版の差異
主な違いは
- セガのロゴが出る際、国内版は音波の音が鳴るが海外版は無音。
- 国内版はゲーム中にポーズをかけると、「PAUSE」の文字が表示される。このとき曲が止まるのも日本版のみ。
- 国内版はリスポーン地点が多い。海外版ではミスをするとステージの1番最初からやり直すこととなる。
- 海外版では運んでいたものが消えてしまう距離が短い。画面から外れるとすぐに元の位置に戻ってしまう。
- 海外版のほうが敵から受けるダメージが大きい。
- 海外版のパッケージは国内版に比べ、エコーがスポーティになっており目が怖い。
- 翻訳に使えるスペースの都合上、海外版は国内版に比べテキストメッセージが無機質気味。
- ヨーロッパで発売されたものの中には英国王立海洋生物保護団体の推薦状が同梱されているものがある。メインプランナーをやっていたEd Annunziataというスタッフが冗談半分でゲームを贈ったところ、本当に推薦状を貰ってしまいビックリしたらしい。
など。基本的に海外版の方が難しい作りとなっている。国内版の時点で難しく感じる人が多いのに海外版は更に難易度が上がっているのでクソゲー扱いする人も多い。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- 0
- 0pt