概要
『ヨコハマ買い出し紀行』の芦奈野ひとしがおくる、地面が10倍になった世界で、飛行機「パイパー・スーパーカブ」と、それに関わる3人を中心に描いた物語。
月刊アフタヌーンで2007年8月号から5年4ヶ月の間連載された。全6巻。
登場人物
- イサキ…本作品の主人公。長井にある「かめ水産 食品加工」で働いているがたびたびシロさんから「パイパー・スーパーカブ」を貸してもらったり使い走りをさせられたりしている。その実、シロさんはイサキに飛行機で飛ぶ練習をさせてくれている。
- シロさん…長井にある「たばこ塩灯油プラモデル 硝子屋洋品店シロ」を営む女性。「パイパー・スーパーカブ」のオーナーで、凄腕の乗り手。たまにカブによる運送屋をやっているが、朝は寝ていて昼から店を開いていて、生活できているのが不思議だとイサキに言われている。有名人で、やたらと顔が広い。
- カジカ…イサキより四つ下のシロさんの妹。運動神経抜群。離着陸・操縦など一通りは行えるが、背が足りないため一人での運転はさせてもらえない。
- サヨリ…「ピッツ」の乗り手で、木更津で仕事をしている。「連絡機」をやっていて書類や貴重品を配って回るのを生業にしている。おしっ娘。
登場機種
- パイパーPA-18 スーパーカブ
イサキとシロさんの機体「カブ」。1938年の機種「J-3カブ」を1949年に改修したもの。鋼鉄パイプの骨組みに布を張り、尾輪式で翼には支柱を持つという旧式の構造だが、1994年まで生産された軽飛行機史上の名機である。現在もグライダーの曳行などに用いられる。 - ピッツスペシャル
サヨリの機体「ピッツ」。カブと似たような構造の複葉機だが、航続距離以外の飛行性能ではカブを大幅に上回る。複葉なのは古いせいというより機体をコンパクトにして小回りを利かせるため。曲技飛行で大活躍している。 - ロッキードC-130 ハーキュリーズ
「ハナグロ」。1954年に初飛行し現在も広く用いられている軍用大型輸送機の傑作。機体についての詳細は「C-130」の記事を参照。 - コミックス表紙に登場していないその他の機
関連項目
親記事
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兄弟記事
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