クリアレート単語

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クリアレート(CLEAR RATE)とは、主に音楽ゲームでその曲がどの程度の割合でクリアされているかを示す数値である。

概要

多くの音楽ゲームにはその曲の譜面がどの程度難しいかを示す数値(レベル)が設定されている。
「同じレベルの譜面は同程度に難しい」という前提によってレベルは決められているが、実際にはスタッフの不手際・ある要素に特化した癖の強い譜面・新曲の難易度インフレ等により、

• 表記レベルより難しい詐称(詐欺)譜面
• 表記レベルより簡単な曲逆詐称(逆詐欺)譜面
• 人によって体感レベルが大きく変わる個人差譜面

が生じてしまう。
また、一つのゲームに少なくとも数十、多くて数千の譜面が収録されている以上、数段階～数十段階のレベルの刻みでは詐称逆詐称に関係なくどうしても同レベル内で難易度の序列が生まれてしまう。 

そこで、その譜面をプレイした人がどの程度クリア出来たのかをインターネットに繋がった筺体で集計することにより、同じレベル内でのより細かな難易度の差を知ることが出来る他、より極端な場合は不適切なレベルかどうかが分かるようになる。これがクリアレートの役割である。 

他の同レベルの曲と比べて多くの人がクリア出来る、つまりクリアレートが高ければその曲は難度が低く、逆に少ない人しかクリア出来ない、つまりクリアレートが低ければその曲は難しいと考えられる。しかしクリアレートも万能では無く、後述する様々な要因によってレベルと同様の詐称レートや逆詐称レートが生じてしまう。

クリアレートの個別例

有志が作成している非公式のスコアツールやクリアランプマネージャー等は、利用者のデータからクリアレートを算出する機能があるが、ここでは公式でクリアレートが実装されている例を挙げる。(なお、非公式のスコアツール等によって算出されたクリアレートは利用者に熱心なプレイヤーが多いため、公式のそれより高くなる傾向が強い。)

この項目は、書いた人の知識が偏っているため書きかけです。 加筆、訂正などをして下さる他の音ゲー好きを求めています。

beatmaniaIIDX

beatmaniaIIDX11 IIDX RED(2004年10月28日稼働)でスコアグラフと共に実装された。

クリアレートの算出方法は「その曲が今作でクリアされた回数÷その曲が今作でプレイされた回数」となっている。

この項目は、途中で投稿したため書きかけです。 現在頑張って加筆しています。

SOUND VOLTEX

「クリアレートの基準値は回数じゃなくて人数」なんだってっ！　何のことなんだろうね？　不思議だよね！　世の中は不思議で満ち溢れているよね！

SOUND VOLTEX II -infinite infection-の稼働から二ヶ月弱経った2013年7月30日のアップデートで追加された。 

クリアレートの算出方法はIIDXと異なり、「その曲を今作COMPLETEした人数÷その曲を今作プレイした人数」となっている。
稼働中のバージョンで一度でもクリアすれば以降はいくらCRASHしてもクリアレートに影響を与えることは無いため、上級者による上位のクリアランプ狙いや地力付けのための粘着、高スコアを狙う際の捨てゲーによるクリアレートの過度な変動が発生しない。
一方、SDVXの収録曲の種類や多さ、特殊なモードによってクリアレートに以下のような歪みがより起こりやすくなっている。

• 俗に言う版権曲や人気曲、他機種との連動イベントによる移植曲のクリアレートが低く(逆詐称に)なりやすい。
  • EXIT TUNESの版権曲・東方アレンジ楽曲・POLICY BREAKによる移植曲等、地力が全く足りていないのに選ばれることの多い楽曲がこれにあたる。特に一部東方アレンジ楽曲はIIDXのそれよりこの傾向が顕著であり、譜面難易度は大したことが無いのに異常なまでに低いクリアレートを記録している楽曲もある。
  • 一方でこの手の楽曲であっても実際に上位～詐称クラス、あるいは初見殺し曲があるため、人気補正と侮ると痛い目に遭うことも。
• 逆にINPUTの必要がある低難度曲や一定の条件を満たすことがINPUT条件になる高難度曲のクリアレートは高く(詐称に)なりやすい。
  • 前者は全ての曲をINPUTするために数百回単位のプレイが必要^[1]になり、後者はそもそもプレイ可能な人が一定以上の実力を持つ人に限られるため、クリアレート算出で使われる母集団に上級者が多くなる。
  • 特に有名なのがKAC2013オリジナル楽曲コンテスト採用曲によるボスラッシュ3曲目のHellfire。II稼働終了直前のクリアレートは88%台と非常に高く、IIIでLv14に降格した楽曲を除けばLv15で最もクリアレートが高かったが、ボスラッシュの一員である時点で実際の譜面難易度はお察しください。
• ERRORを一回でも出すとCRASH扱いになるSKILL ANALYZERやINFINITE BLASTERの課題曲になった曲はクリアレートが低く(逆詐称に)なる傾向が強い。
  • 課題曲にII以前の旧曲しか選ばれておらず、通常のプレイでは主に新曲が選ばれたIIIの稼働直後は特にこのタイプのクリアレート逆詐称が多く発生し、2015年2月現在もLv14以下の楽曲では大部分のクリアレートが低いままである。
  • IIIで追加されたGRAVITY譜面を解禁するためのIBの課題曲のクリアレートがIIと比較して20～50%程下がった。バージョンをまたいでいない場合も、とある人気曲のINFINITE譜面を解禁するための課題曲のクリアレートが課題曲になる前から10%近く下がった事例もある。

ちなみにクリアレート追加当初はこんな感じだった

• いわゆる旧三強はいずれもクリアレートが45%程度。
• 難易度大宇宙で有名な大宇宙ステージは55%程度。
• POLICY BREAKで移植され、禁じ手まで使った物量譜面で猛威を振るったVALLIS-NERIAは25%を下回る。
• Lv12以下のEXHAUST譜面で最もクリアレートが低かったのがMAX 300 takamatt MIN REMIX。

BeatStream

2014年9月24日のアップデートで追加。計算方法がSDVX方式なのかIIDX方式なのかは今のところ不明。

この項目は、書いた人がビーストを遊んだことが無いため書きかけです。 加筆、訂正などをして下さるBisCo好きを求めています。

余談

別の意味のクリアレート

CROSS×BEATSにおけるクリアレートは前述した一般的な意味のものではなく、その曲のプレイがどの程度良かったのかを示す数値であり、良い判定の割合とMAX COMBOから算出される。
言うまでもなくこれはBEMANIシリーズにおけるGuitarFreaks & DrumManiaの達成率に相当し、レベルとクリアレートの掛け算によって算出されるランクポイントはやはり同様の計算で算出されるスキルポイントに相当するものである。

また、beatmaniaIIDXでも段位認定のリザルトにCLEAR RATEの項目があり、こちらはその曲を完走出来たか否か、各判定の割合がどの程度かによって変化する。混同を防ぐためにこちらは主に「達成率」と呼ばれ、クリアレートと呼ばれることは稀である。

システム自体は実装されていないが…

2015年1月現在、太鼓の達人自体にクリアレートシステムは実装されていない。しかし、とある前衛的な譜面を引っ提げた曲が登場した日、公式から6.8%という衝撃的なクリアレートが発表された。

また、Pop'n musicやjubeat等の機種もクリアレートが実装されてないが、内部データにそれと思わしき物があるらしく、それを参考に新作での難易度の決定をしていると思われる。
　

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関連項目

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脚注

1. *SDVXは最初から選べる上位譜面が他の音楽ゲームと比較して極端に少ない