クリストファー・ロウとは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」シリーズの登場人物である。
担当声優は「レギオンメイト編」の時間軸までは矢作紗友里。ヴァンガードGの時間軸では花倉洸幸が担当している。
ちなみに矢作氏が演じた初の男性キャラクター。
概要
アジアサーキット編にて初登場した、シンガポール工科大学(SIT)の現役大学生(アジアサーキット編時点)。
年代的には小学生であるが、飛び級で大学生になっている超エリート。
カードゲームの普及著しい本作においては大学ではカードゲームを重点的に扱っているが、その中で彼は3期連続で学内チャンピオンに輝いている。しかし、そのポジションに固執し周囲を蹴落とすあまり「強いことは孤独」と思い込んでいた。
それらの環境の為か、非常に挑発的で上から目線のクソガキさんであった。
後述の経緯でPSYクオリアにのめりこんでいったためか、視聴者からの愛称は「クスリくん」。PSYクオリアは薬物か何かか。
アジアサーキット編
アジアサーキット編のシンガポールステージにおいて「チームSITジニアス」のリーダーとして登場。
準決勝にて立凪タクトの介入により惑星クレイと深く繋がる「PSYクオリア」能力に目覚め、主人公であるはずの先導アイチを破る。決勝戦ではチームカエサルの光定ケンジを破り、海外進出希望の彼に上から目線で痛烈な言葉を叩きつけた。しかしこの行動は、光定が後にSITに留学したことをきっかけに、ブーメランとして彼ら自身に跳ね返ってくることになる。
シンガポールで優勝したことで決勝に駒を進めるが、ただでさえ高圧的かつ闇を抱えていた彼は「虚無(ヴォイド)」の力により暴走。しかし敗北続きを乗り越えた先導アイチに負けたことと、チームメイトであるリー・シェンロン(CV:下田麻美)、ファジル・アリ(CV:根本圭子)の説得により闇から救われる。
後日改めて行われた決勝では最終的に準優勝と相成った。そのため、櫂トシキや雀ヶ森レンを抱える「チームNAL4」か蒼龍レオン率いる「チームドレッドノート」のいずれかに勝利しているのは確実である。
リンクジョーカー編以降
リンクジョーカー編では1話に出演し、カードキャピタルを訪れる。アジアサーキット編でアイチと絆を結んだ彼らの存在こそが、「情けなさだけならグローバル級ね!」などと嘲笑されたアイチこそが真にグローバルな存在だったという事実の証左となっている。
その後、光定ケンジの帰国に合わせ彼を出迎えに来たが、そこでリンクジョーカーの引き起こした櫂オハザード騒動に巻き込まれることになる。
Я化したとはいえ光定の最初の獲物としてざっくりと倒され、多少抵抗したもののЯファイターに堕ち、以降その光定が復活するまで彼の家臣として振る舞うだけの存在になってしまう。
救出はされるものの、主な出番はそこで終了。
・・・お察しの通り、PSYクオリアユーザーの中でぶっちぎりで扱いが悪い。
レギオンメイト編に於いても同能力者の中で一人だけ話の核心に関わることなく、エピローグでカードキャピタルに集まった程度である。
とはいえ作中でも強豪に数えられるのは間違いなく、劇場版「ネオンメサイア」では選抜メンバーによる大会「メサイア・スクランブル」の参加者に選ばれている。
ヴァンガードG
「カードファイト!! ヴァンガードG」ではギアースクライシス編において復活参戦。
1話では昔の面影を残したままイケメンに成長しており視聴者を驚かせ、本格登場時には声変わりの為か声優が変更されておりさらに驚かせた。猫耳と尻尾のついたパーカーが特徴。
元々天才だった彼は本作ではジニアスコミュニケーションテクノロジー(ジーテク)という会社を立ち上げ、その社長として君臨している傍ら、未だアジアでもトップクラスのヴァンガードファイターである。ジーテクの技術はヴァンガード普及協会でも一般的に使用されており、さらに言えば劇中のクエストを支えるギミック「ファイカ」の開発者と明言されたため、かなり成功していると思われる。
自信家で挑発的な性格の面影は残っているが、勝者を称えたり次回予告でクロノに自身の経験談からの言葉を語るなど、やや丸くなっている。
ズー支部のGクエストのゲストとして登場。予選を突破したチーム・トライスリーの前に立ちはだかり、対戦相手となった安城トコハに対して試練もとい試験を与えた。海外に出る夢をかなえようとするトコハにとって、海外で活躍する彼からの試練はひとつのハードルであった。
しかしGクエストに登場したのは、あくまで来日スケジュールの中で組んだついでの話。自らの開発したファイカの中身が弄られているという安城マモルの情報を受け、実態調査に向かったのが本命であった―――。
なお、この出番の前後でようやっと記事が作られた模様。
伊吹コウジの作戦「Plan.G」の初期からの協力者ではなかった模様。だが、マモルのサポートをしている中で「Plan.G」本拠地にマモルとともに訪れ、同作戦に協力。自他ともに認める天才の本領を発揮し、コンピュータ周辺をフォローする。
その際謎の体勢でキーボードを叩いており、パーカーの尻尾がひとりでにうにょうにょ動いているのもあり、視聴者に謎のインパクトを残した。下手したら無印時代よりキャラが立っているかもしれない。
以降もユナサン支部の「Plan.G」本拠地にてたびたび技術面のサポートをしており、明神リューズがストライドゲートを解放した際には可能な限りその状況を解析、トライスリー等「最後の審判」に選ばれたファイターに解決の糸口を与えたが、直後自身もストライドゲートの影響下に入ってしまい、力尽きる。
しかし事前に伊吹の依頼に応え、《クロノ・ドラン》解放のための手段を用意しており、結果的に世界を守るトリガーを繋ぐ役割を果たすという大役を果たした。
その後も2ヵ月間日本に滞在、若水ソウスケや彼の部下である半田ケンスケという追加の戦力を得てシンガポールに帰国を果たした。いい思いしかしていない。
使用デッキ
ブースターパック「獣王爆進」の発売に先んじて《グレートネイチャー》をチーム単位で使用。単独クラン構築で使用するのは彼らが初めて。
名称の縛りが殆どないグレートネイチャーだが、彼はアジアサーキット編において《学園の狩人 レオパルド》や《双筆の闘士 ポラリス》をメインに使用。
リンクジョーカー編以降は「リアガードが攻撃するたびに好きなリアガードにエンドフェイズの自壊と引き換えのパワー+4000と1ドロー効果を与える」という強力なスキルを持つブレイクライドユニット《特別名誉博士 シャノアール》をメインに据えており、ギアースクライシス編においてはシャノアール専用となるGユニット《全智竜 キャスパリーグ》を使用している。
基本的に、リアガードに自壊と引き換えの強力なパワーを与え、そのデメリットをヴァンガードがアドバンテージに変えるタイプのデッキである。よくブレイクライド前に負けるが。
関連動画
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガード
- 矢作紗友里/花倉洸幸(担当声優)
- 先導アイチ
- 光定ケンジ
- 安城トコハ
- 安城マモル
- 若水ソウスケ
- グレートネイチャー(カードファイト!! ヴァンガード)(使用デッキ)
- 情けなさだけならグローバル級ね!(この発言に対するカウンター的存在)
- 社長
- 天才
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