21件
コピ・ルアクとは、コーヒー豆の一種である。
概要
オランダの植民地支配によってコーヒー豆（コーヒーチェリー）を栽培させられていたインドネシア人が、野生のジャコウネコが食べてしまったコーヒー豆が消化されずそのまま排泄されていることに気づき、自分達もコーヒーを飲んでみたいと糞を洗って飲んだことが誕生のきっかけ。
人為的にジャコウネコにコーヒー豆を与えて作るのは禁止されており、それも踏まえて特殊な条件下でしか採取（人力で自然環境下を探索）できない性質から、現在は高級品として流通されている。
言ってしまえば「うんこコーヒー」だが、本当にうんこをそのままコーヒーにしているわけではない。ジャコウネコが食べるのはコーヒー豆だけではなくコーヒーの果実ごとであり、コピ・ルアクにする際は、果肉部分の洗浄や天日干し等の手間暇をかけて完全にうんこを削ぎ落としている。
元がうんこなだけににわかには信じがたいが、ジャコウネコの消化酵素の影響か、香りは甘くフルーティな味わい。クセの少なさからコーヒーが苦手な人にも飲みやすいが、言い換えればコーヒーっぽさが薄いため、値段程の感動を得られずガッカリしたという声もある。
ちなみに、同じ方法でコーヒー豆を発酵させられる動物はジャコウネコだけではなく、一部の猿やタヌキ、象といった草食動物でも可能。勿論人間では不可能なので、真似しないように。
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 3
- 0pt
