「ジグラ」とは、1971年に公開された大映の特撮映画「ガメラ対深海怪獣ジグラ」に登場する敵怪獣であり、地球人の女性を洗脳してパンチラさせたり、人質をとっておきながら居眠りする事に定評がある宇宙人である。
「この美しい海をお前達のような醜い人類に自由にさせておくには勿体ない。」
「この美しい海は私のように美しい姿の生物が支配すべきである。」
深海怪獣:ジグラ | |
登場作品 | ガメラ対深海怪獣ジグラ |
公開年 | 1971 |
体長/全長 | 80メートル |
体重 | 75トン |
出身地 | 体ナンバー105系宇宙 第4惑星ジグラ星 |
概要
ジグラ星の魚型の知的生命体であり、海洋汚染の進んだジグラ星を捨てて地球に移住する為に来襲した。
CVは戦闘のプロ野田圭一(の声を再生速度を落として使用している)
深海魚のミツクリザメ(ゴブリンシャーク)をモチーフにギャオスの様なシャープさを意識した外見で、映画の終盤に登場する直立状態は、中の人が入る着ぐるみだが、海中を泳ぐシーンでは魚形態の操演人形を使用している。
ジグラ星人は、地球侵略の手始めに月面基地を襲撃し、捕らえた人間の女性達を自らが発する超音波で脳をイルカ並にして操り、地球侵略の尖兵として使用したり、ガメラ目的のお子様のつきそいでやってきたお父さんへのプレゼントとばかりにパンチラさせまくった。
その後、自らも地球へやってきたジグラ星人は、世界各地で大地震を発生させ、東京をマグニチュード13の大地震により壊滅させたが、地球防衛軍と戦っていある間に、ガメラに宇宙船を破壊されてしまう。
宇宙船から放出されたジグラ星人は、水圧の影響で巨大化し「ジグラ」となり、頭部から放射する「時よ止まれ」なオレンジ光線をガメラにあびせて動きを止め、地球人類撲滅を宣言した。
月面基地で捕らえて洗脳した地球人達を、昭和ガメラのお約束のお子様大活躍モードONによるトランシーバーを使用した電波かく乱により洗脳を解かれると、ジグラにより「時よ止まれ」なまま海中で放置されていたガメラを助けようとした子供達の乗る潜水艇バチスカーフを襲撃して人質にとったジグラは、
人質の子供達を盾に地球に対して降伏を勧告する |
のだが、なぜか
地球防衛軍の司令官が独断で降伏する |
と言う暴挙に出て、魚相手に何マジレスしてんだよとばかりに地球人からつっこまれた。
そんなコントが繰り広げられた晩、海中で時を止められたガメラに雷が落ちた事からガメラが目覚めたのだが、この時ジグラは、
ジグラはぐうぐうねむっている
とガメラが石をぶつけても起きないほど豪快に居眠りをしており、人質の子供たちをガメラにあっさり奪還される失態を演じ、果てにはその後のガメラとの戦いにおいて、自分に有利な海中ではなく、海上にて直立モードで立ち向かったものの、なぜか音階を奏でられる背びれをガメラに弄ばれてガメラマーチを演奏された挙句、火炎放射をうけて倒された。なお、昭和ガメラでガメラが吐き出す火炎で倒された怪獣はジグラのみである。バルゴンには冷凍液に押し負けて通じず、ギャオスにあっさり消火され、バイラス、ギロン、ジャイガー共に大したダメージも与えられなかったので、役立たず呼ばわりされる昭和ガメラの火炎放射だが、最後の最後にやっと敵怪獣への決め手として使われたことになる。
居眠りや演奏等の残念なエピソードの多いジグラだが、登場した「ガメラ対深海怪獣ジグラ」の公開後に大映が倒産した為、昭和ガメラシリーズでは、映像流用ではない敵怪獣としては最後の存在となった事が、残念なエピソードが多いジグラの最も残念なエピソードかもしれない。
関連動画
▼泳ぐジグラ
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