スクラッシュドライバー単語

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スクラッシュドライバー

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ドラゴンゼリー！

「変身ッ！！」

「っ！があああああっ！！」
「万丈！？」

潰れる！流れる！溢れ出る！
ドラゴンインクローズチャージ！
ブラァ！

スクラッシュドライバーは、特撮ドラマ「仮面ライダービルド」に登場する変身アイテム。

概要インニコニコ大百科！ぶるぁぁあああああ！！！！！

猿渡一海が仮面ライダーグリスへの変身時に使用する変身ベルト。
万丈龍我も仮面ライダークローズチャージの変身時に、後に氷室幻徳も仮面ライダーローグに変身する際に使用される。（記事冒頭は万丈のもの。）
バックルのみの状態から、腰に当てることで自動的にベルトが伸長して装着される。

スクラッシュゼリーを使用する場合、パワープレスロットに装填して、アクティベイトレンチを押し下げることで、
スロットにスクラッシュゼリーやフルボトルの成分がドライバー内部に取り込まれる。
取り込まれた成分は液化装備ヴァリアブルゼリーに変換され、ドライバーが発する特殊パルスに反応し、スーツや武装へと瞬時に変化する特性を持つ。
スクラッシュゼリーを使うグリスとクローズチャージは、これにより外見も共通点があるものとなっている。

一方、クロコダイルクラックフルボトルを使う仮面ライダーローグの場合、他の二種とはほとんど共通点がないともいえるくらい大幅に変化する。変身時の音声もライダーローグと他二種では大幅に異なる。

フルボトルを装填することで、アクティベイトレンチを押し下げると各フルボトルに応じた特殊能力を発動する。（潰れな～い！）
この時、有機物側のボトルだと「チャージクラッシュ！」、無機物側だと「ディスチャージクラッシュ！」となる。
それぞれボトルの力を引き出した能力となっており、たとえばヘリコプターフルボトルやタカフルボトルを使用すれば、飛行用のローターや翼が生えて飛行が可能。消しゴムフルボトルを用いれば、消しゴムで消すようにその場から消え、離脱することが可能となる。

作中のスクラッシュドライバー

スクラッシュドライバーはフルボトルの成分を最大限まで活かすことで圧倒的なパワーを発揮できるが、ネビュラガスの影響をより強く受けるため、使い続ければ氷室幻徳を筆頭としたスカイウォールの惨劇でパンドラボックスに影響された人物と同様に好戦的な気質がむき出しになり、戦いにとりつかれるようになるという副作用がある。
一方で、変身するライダーは経験を重ねるごとに強化される性質がある。

最早完全に兵器であるこのスクラッシュドライバーだが、開発者の葛城巧はこれを危険視し、未完成状態で封印。
データをサルベージした桐生戦兎が完成したのだが、戦兎はこれの使用に消極的だった。
だが、データ完成直後、そのデータを石動惣一が抜き取って難波重工に売り渡し、スクラッシュドライバーは北都に流出することとなった。そのため、北都の仮面ライダーである猿渡一海は難波重工製スクラッシュドライバーを使用し、仮面ライダーグリスへと変身する。

程なくして北都と東都の戦争が始まり、一海や北都三羽ガラスといった戦力に対抗するため、戦兎手製だったスクラッシュドライバーを適性のある万丈が使用。新たな仮面ライダー「クローズチャージ」が誕生した。
しかし、それにより万丈は副作用に悩まされることになり、「万丈も含めて犠牲を出したくない」戦兎と「戦兎の為に早く戦争を終わらせる、その力が欲しい」万丈は、互いを想うが故に衝突が起きるようになってしまう。

しかし、その後「使い続けるとあっという間に意識を失い、意志のない殺戮兵器になってしまう」ハザードトリガーが登場し、戦兎が暴走の危険性につきまとわれることとなる。
絶体絶命の状況で、戦兎を救うという意志が、万丈がスクラッシュを乗り越えさせることに成功し、遂に本当の意味で万丈の力となる。
その後は仮面ライダーローグの登場、情勢の変化で一海も東都に協力する、など敵味方に多く使われる汎用ドライバーと化している。

余談

…さて、ここまでが劇中の概要に当たるのだが。
このスクラッシュドライバー、システムボイスがあの若本規夫さんのもの。

商品パッケージ上や作中の字幕では「ブラァ！」と記載されているが、
実際のところは、若本さんおなじみの「ぶるぁぁああああ！！！」である。
そのため、ビルド屈指のネタアイテムとして話題になった。
（付け加えておけば、若本規夫さんの出演はビルドが初ではなく、
　「劇場版仮面ライダーキバ」においても、ベルト音声を担当していた。）