スティーブ・バーンサイド(Steve Burnside)とは、「バイオハザード コードベロニカ」の登場人物である。
概要
主人公クレアが収監されたロックフォート島にて出会う青年で、本作のパートナー。
年齢は17歳で幼さが残るものの、顔つきはなかなかのイケメン。
彼自身も収監されていたようだが、バイオハザードの混乱に乗じて脱獄。脱出手段を模索していたクレアと遭遇し、協力関係を築く。
当初スティーブは激しい人間不信に陥っており、一緒に行動する事はなかった。だが、バンダースナッチやゾンビに襲われるクレアの危機には駆けつけ、助け出している。
後に判明するが、スティーブは両親との三人家族であった。
父親はアンブレラ社の社員だったが、兵器部門の機密情報を外部に売ろうとしたため身柄を拘束。これに伴って母親とスティーブにも魔手が及び、状況を理解できず抵抗した母親は彼の目の前で有無を言わさず殺害された。その後、父ともどもロックフォート島へ移送されて投獄。全ての元凶となった父親を憎み、人間不信に陥ってしまった。お調子者の性格だが、胸中には深い悲しみを抱えていたのである。
また、憎みながらも父親への情も残っており、家族写真を大切に持っていた。その後ゾンビ化した父親と遭遇した時は動揺のあまり動けなくなるが、クレアが窮地に陥っているのを目の当たりにし、叫びながら銃を乱射して父親を葬り、我に返って号泣した。
その後もクレアとは衝突しながらも協力し合い、様々なクリーチャーを退けてロックフォート島を脱出。しかし輸送機の自動操縦システムにより、強制的に南極基地へと向かう事となる。
兄クリスの救援を疑いなく信じるクレアに対し、身内への不信感しかないスティーブは疑念を覚えるが、行動をともにしているうちに心を開いていく。
やがてその感情は恋心に変わり、クレアを異性として意識し始める。彼女を守ろうとするようになり、アルフレッドとの戦いでは身を呈して彼女を助けた。そんなスティーブに、クレアは「必ず二人一緒に脱出するのよ」と釘を刺した。
しかし、「彼の恋情」も「二人一緒に脱出する事」も叶わなかった。
コールドスリープから復活したアレクシア・アシュフォードによってスティーブは捕らえられ、報復を兼ねたt-veronicaの実験体にされてしまう。クレアが助けに来た時には既にウイルスに侵されており、激しく苦しみながら巨大な爬虫類めいた外見のモンスターと化すや、巨大な戦斧を手に襲いかかった。
この形態は「モンスター化スティーブ」と呼ばれている。非常に攻撃力が高く、最低難易度でも2回攻撃を喰らえばYOU DIEDとなってしまう。しかも無敵なので逃げるしかない。
部屋の外まで逃げ切るとイベントが発生。
突如としてアレクシアが操る触手が現れ、「とどめを刺しやすいように」クレアを拘束。斧が振り下ろされかけたその瞬間、クレアへの愛から理性を取り戻したスティーブは触手を叩き切って解放するが、逆上した触手の反撃を受け、致命傷を負う。
スティーブは人間の姿に戻り、クレアに愛の告白をすると静かに息絶える。序盤から仲間として一緒に戦ってきたスティーブの死に、クレアはただ泣き崩れる事しか出来なかった。
その後、スティーブの死体はアルバート・ウェスカーによって回収された事が語られる。元々t-veronicaの回収目的で南極基地まで追いかけてきたウェスカーだったが、第一目標のアレクシアが爆発四散した為、かわりにスティーブからt-veronicaを採取しようとしたのである。死してなお、彼は人間に利用されるのだった。
その後「5」にてt-ウィルス、G-ウィルス、t-veronica、更にプラーガを研究・改良した結果、究極のウィルス「ウロボロス」が完成する事となる。
関連動画
関連項目
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