- ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの楽曲。
- ジミ・ヘンドリックスのアルバム。
- 日本のインディーズロックバンド。
- 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンド能力。本項で解説する。
あたしも名前を付けるわ。「ストーン・フリー」
あたしは…この「石の海」から自由になる…
【破壊力―A / スピード―B / 射程距離―1~2m(人型時) / 持続力―A / 精密動作性―C / 成長性―A】
Part6「ストーンオーシャン」の主人公、空条徐倫が持つスタンド能力。物語開始時点では最初からスタンド能力を持っていなかったが、父親・空条承太郎からスタンドの素質は受け継いでいるため、父から託されたペンダントの中に仕込まれていた「弓と矢」の破片によってスタンド能力が目醒めた。
能力は「糸」。自身の肉体から「糸」を出してそれを自由に操ることが出来る。「糸」自体は遠くまで伸ばせ、糸の先は筋肉の伸縮のように動かせるが、力は弱くて千切れやすい。糸を出せる距離は自分の体重(約54kg)を支える太さで出せば24m程度。それより細く出せばそれ以上の距離まで伸ばせる。
「糸」を出した分自分の肉体が削れていく(自分の肉体を「毛糸玉」とするなら、「糸」を出した分「毛糸玉」が解けていくイメージ)。千切れると伸ばした分だけ自分の肉体にダメージを受ける。「糸」を出せば出すほど文字通り自分の身を削るという事でありリスクは大きくなる。しかも肉体の70%程度、心臓付近まで削られると絶命する危険を持つ。
糸に触れた感触は絹のようで、なぜか石鹸のにおいがする(気がする)。
接近戦では、「線が集まって固まれば『立体』になる概念」で糸の固まりを人型のスタンド形状として出すことが出来る。その時の射程距離はせいぜい2mだが、近距離パワー型のスタンドとして破壊力の高いパンチと高いスピードのラッシュを叩きこめる。発現当初は鉄格子を砕くことはできなかったが、本体の成長によって中盤以降は3分もあれば破壊できるようになった。
ラッシュ時の叫び声は父親譲りの「オラオラオラオラオラオラ…オラァ!」。
人型時のスタンドのデザインは、体のいたるところに束ねられた「糸」が筋繊維のように覗き、両目を覆う大きめのサングラスとパイソン柄の肩パッドが特徴。物語初期~中盤と、後半ごろからスタンドのデザインに変化があり、初期は口と鼻孔にあたる部分がスリット状でボディも男性的だったが、後半以降になると人間に近い鼻と口と、サングラスから目の部分が透けて見え、ボディも女性的なシルエットになった(TVアニメ版では、最初から後期のデザインで登場している)。読者による考察では、徐倫の「人間・女性的な成長」がデザインに変化をもたらしたという説がある。
人型時は父親譲りの強い精神力に基づく「剛」、糸状時は女性的なしなやかな「柔」。その両方の特徴を併せ持ったスタンド能力である。特に、糸状時はその形状を生かして歴代ジョジョの中でも類を見ない応用性を見せる。
- 伸ばした糸を糸電話に見立て、盗み聞きしたり会話をしたりする。
- 糸や紐の張力を利用して、物を切断したり、パンチを逸らしたりする。
- 巻きつけた糸をクーラーなどで乾燥すれば締め付ける。
- パワーでは砕けない金網も、拳の一部を糸の固まりにすることでところてんのようにすり抜けて向こう側を攻撃出来る。
- 編み込んで網や防弾チョッキを創ったり、縄梯子を創って足場にして移動したりできる。
- 大量に糸を出すことで肉体に空洞を作り、攻撃を回避できる。
- 周囲に糸を張り巡らせることで、「糸の結界」を造り、見えない敵を探知できるようにする。
(糸自体に攻撃性能がないので、ジョセフ・ジョースターや花京院典明の「結界」には及ばない) - 糸で傷口を縫合する事で応急処置できる。(クレイジー・Dやゴールド・Eと比べると多少力業だが、腐って落ちた指も治療できた。もしかしてゾンビ馬?)
- 糸で手錠を創り、敵を捕らえる。糸の張力によって鎖の切断は容易ではない。
- 糸で0と1の数を正確に計れば、2進法で計算した絵の情報をプリントアウトできる。
- 肉体の可能な部分まで糸化して服に化けたり人の体内に身を隠したりする。
- 糸で肉体に「メビウスの輪」を再現できる。
スタンド名の名付け親は空条徐倫本人。自身が収監されたグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所を「石の海」として、その石の海から自由になるという意味から「ストーン・フリー」と命名した。また、副題「ストーンオーシャン(石の海)」は「石」を徐倫の意志、「海」を女性を象徴的に意味した所から、「ストーン・フリー」を徐倫自身の「自由意志」とかけている。さらに言えば、この第6部で石仮面からはじまったジョースター家とDIOの因縁の闘いに決着ゥをつける所から、「石仮面の因縁から自由になる」事も意味しているかもしれない。
スタンド名の元ネタは「The Jimi Hendrix Experience」の楽曲「Stone Free」。Stoneは副詞として「完全に」という意味から「Stone Free」で「完全な自由」。歌詞中でも自由奔放な生き方を謳っている。ちなみに、「Stone」にはスラングで「薬物でハイになる」という意味もある。
同じタイプのスタンド!
- ハイエロファントグリーン(法皇の緑)
- 花京院典明のスタンド。スタンド像の腕や脚を先端からひも状にして解き、本体より遠くに飛ばして行動させたり、狭いところに潜り込んだりできる。本体自体はできない。「結界」もつくれるが、エメラルド状の破壊のエネルギー弾「エメラルドスプラッシュ」を放てるので高い攻撃性能を持つ。
- オー!ロンサム・ミー
- マウンテン・ティムのスタンド。伸ばした実物のロープの軌道上に自分の肉体をバラバラにして移動させる。他の人間に対しても使用できる。
- ドギー・スタイル
- 豆銑礼のスタンド。自分の肉体をワイヤー・ロープ状にして解き伸ばせる。伸ばした部分は手足のように動かせる。攻撃するにはナイフを持たせるか即席のボウガンを作るかなど、攻撃性能は無いが、どんなに解いても生命活動に支障はない。スタンド像そのものも攻撃能力はない。
絵が集まって連続すれば『関連動画』になるッ!この概念!!
『関連静画』がデジタルで表す記憶できるプリンターなんだ
『関連商品』……か…おまえの作っているものは………!!
「糸」でなら作れる………
集まった方がいい。みんなも……散らない方が…
とりあえず「関連コミュニティ」は作ったが……
来いッ!関連項目「ストーン・フリィィィーーーッ」
- ジョジョの奇妙な冒険
- ストーンオーシャン
- 空条徐倫
- スタンド(ジョジョの奇妙な冒険)
- スタープラチナ
- クレイジー・ダイヤモンド
- ゴールド・エクスペリエンス
- オラオラ
- 糸使い
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
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