トビー(Toby)とは、「きかんしゃトーマス」に出てくる路面機関車である。
概要
車軸編成-動輪は3軸(配置0-6-0)。他の機関車が汽笛を鳴らすのに対し、彼の場合は鐘を鳴らす。前に牛避け板、横にも板がついた変わった格好の路面機関車である。
原作では7巻、アニメでは第21話「トビーとハットきょう」から登場した。声優は川津泰彦に始まり、第9期からは坪井智浩が演じている。
トップハム・ハット卿に雇われた後は石切り場などで働いている。
エピソード
- 第1期ではトップハム・ハット卿の孫に電気で動くと言われて怒ったことがある。その後は自身の路線が廃線となるが、トップハム・ハット卿によって雇われ、ヘンリエッタと共にソドー島に来る。トーマスを路面機関車にすると脅した警察官を驚かし、以降トーマスと仲良しになった。汚い奴だとジェームスにバカにされたが、その後、事故を起こしたジェームスをパーシーと共に救助し、その後ペンキを塗りなおしてもらった。
- 第7期で「オンボロでグラグラ、トビーそのものだ」や、第8期では「のろまめ!!」とゴードンにバカにされていたが、第8期ではエドワードの代わりを務め、ゴードンの丘で急行を牽いたゴードンを丘の頂上まで押し上げた。第19期でトビーがスクラップにされるのではないかとトーマスに言われた際は動揺し、ケイリトンに伝えている。
- 第10期で2回大型の客車を牽く機会がある。一度目は故障したヘンリーの代わりに赤い客車を、二度目はハット卿の代わりを務めたパーシーの指示で急行を牽くが、急行はとても疲れるようだ。
- 第13期では鐘を修理している間、三音階汽笛を取り付けていた。汽笛を鳴らすのを嫌がり、トップハム・ハット卿に命じられた仕事をこなすことができなかったが、トーマスとゴードンを救う際に汽笛を鳴らした。
- 第15期でジェームスと共にレスキューチームを組み、ゴードンを救出しに行った。
- 第18期ではナップフォード駅の複雑な信号を苦手としていたが、後に克服した。
- 第19期では屑鉄置き場で石炭がなくなり、立ち往生したことから、みんなにスクラップにされてしまうのではないかと誤解されたが、トップハム・ハット卿によって否定された。
- 第20期では自身と似たような形のフィリップと知り合う。最初は競争を一方的に挑まれて困惑していたが、翌日改めて友人となり、静かに走るのを好んでいることを明かした。
- 第21期ではヘンリエッタを点検している間、彼女と同型のハンナを牽いていたが、彼女がスピードを出すように煽ってパーシーとバーティーに衝突しそうになり、ゴードンの丘で脱線しかけたために震え上がり、彼女を置いてきたこともあった。
- 第23期ではスティーブンに代わって領地鉄道で働くが、お客に機関車ではなく物置小屋に見えると言われて落ち込む。その夜泥棒がゴッドレッド王の王冠を盗んだのを目撃し、猛スピードで追跡する。泥棒を捕まえることに成功し、翌日はお客からもたたえられた。
その他
- あまり本線を走らないらしく、第3期では修理工場に向かう途中で駅で給水するが、トビーを知らない信号手によって無理矢理走り、動けなくなったこともあった。(その後ジェームスが急行列車を牽きながらトビーを押す羽目になった)
- 綱渡りをしたり、川から流されるなど、たいてい危険な事故が起きることも。
- 追突事故を起こすと車軸か牛避け板が壊れるなど、耐性がない。
- たまにティッドマンス機関庫で泊まっているが、第5期以降は自分の支線の機関庫で泊まっている。第10期からは側に鳥小屋が加わった。
- 普段はトーマスかパーシーと一緒に登場することが多い。
- トーマスの代わりにアニーやクララベルを牽くこともある。
- トビーはすっトビー(第3期)、トビーの屋根にトビうつった(第8期)など、時々ナレーションが駄洒落のようになることもある。
ヘンリエッタ
トビー専用の客車。カラーリングはオレンジ。昔は人気があった客車とのこと。模型版では第21話のみ声がある。
第18期からは顔がついた。
名言集
「ふん!電車ね!まったくもう!」
「古くてもぼくは役に立ってるんだ!」
「困っている友達を助けるのは、とてもいい気分なんです」
関連動画
関連項目
きかんしゃトーマス | |
---|---|
機関車 | トーマス - エドワード - ヘンリー - ゴードン - ジェームス - パーシー - トビー ダック - ドナルドとダグラス - オリバー - ビルとベン - ステップニー ハーヴィー - エミリー - ファーガス - アーサー - マードック - スペンサー - モリー - ロージー - スタンリー ヒロ - ライアン - ニア - レベッカ |
- 4
- 0pt