「まともじゃ王様は務まらねェ。王様っていうのは欲張りで、気まぐれ、残酷で……退屈してるんだ」
パラダイスキングとは、劇場版クレヨンしんちゃん8作目「嵐を呼ぶジャングル」のラスボスである。
CVは大塚明夫。年齢は40代半ばらしい。
概要
紫色のバクハツ頭アフロが特徴的な長身の男性。パラダイスキングと名乗っているが、本名不明。喫煙者。アフロをこよなく愛しており、「最高にファンキーでクール」と評する。が、しんのすけからはバクハツ頭と呼ばれ、そのたびに「ア・フ・ロ!」と言い返す。アフロが乱れると、戦闘中でも直してしまう。ちなみにアフロの中に櫛と星型のサングラスがしまってある。
自身の入場曲として、1970年代に流行った「吼えろ!ドラゴン(原題はカンフーファイティング)」を使用し、ダンス。手下のサルに相槌を打たせている。本人曰く「登場はこの曲に限るな」。
ダイナマイトに点火する時は「ワルキューレの騎行」を鼻歌で歌っている。
何か思う所があって、小型ヘリコプターで単身日本を離れる(ずいぶん昔との事)。南太平洋の無人島に着陸し、のんびり暮らそうとしたが、その島は凶暴なシロテテナガザルの縄張りだった。サルの群れに襲われ、体中に傷を付けられる。しかしルール無用の過酷なジャングルの戦いを制し、サルを屈服させる。この時に常人離れした身体能力を身に付けたとされる。サルに王と認められ、従えた後は自らをパラダイスキングと名乗り、島にあった難破船を宮殿に改造。サル山の大将をしていた。かなり自己顕示欲が強い人物で、自分の像を造らせている。
その後、サルの出来る事に限界を感じたパラダイスキングは人間の奴隷が欲しくなった。そこで、たまたま近くを通った船をサルに襲撃させ、大人たちを拉致。難破船に招き、サルの世話やアニメーション制作を強要した。曰く、自分の偉大さを形に残すための仕事らしい。また子供を躾けるのに有効として、アクション仮面との決闘を望む。アクション仮面は拒否したが、マサオくんらを人質に取られた事で、やむを得ず戦う。
王の中の王
ジャングルでサルの群れと戦っただけに、身体能力は高い。アフロにシークレットブーツという、いかにも動きづらそうな格好にも関わらず軽い身のこなしを見せ、アクション仮面を苦戦させる。特殊能力や超能力に頼らず、体術ひとつでアクション仮面を苦戦させた事から劇場版シリーズの敵役の中でも強敵と言われる。大人たちを奴隷扱いし、自己顕示欲を満たす姿は暴君そのもの。
一方、手下のサルにはある程度信頼を置いていたようで、パラダイスキングの銅像を造った際にはサルも像も一緒に造った。またサル専用のレストランを開き、大人の奴隷を置いて料理を作らせていた。また拉致した大人たちについても「連中、サルの言う事を聞いてよく働いてるぜ」と評しており、一定の評価はあったようだ。
ちなみに彼の初登場シーンは、外に設けられたトイレで立小便するというシュールなもの。しかし手元からダイナマイトを取り出し、下の海へ投下。待機させていたサルに気絶した魚を捕らせている。シリアスとギャグが上手く混ざり合った彼のキャラクター性を表現したシーンと言える。
関連動画
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関連項目
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