ビラスチン単語

1件
ビラスチン
1.1千文字の記事
  • 0
  • 0pt
掲示板へ
医学記事 医学記事
医療や健康に関する相談は各医療機関

ビラスチン(Bilastine)とは、抗ヒスタミン薬である。先発医薬品名はビラノア®

概要

有機化合物
ビラスチン
ビラスチン
基本情報
英名 Bilastine
化学 C28H37N3O3
分子量 463.61
化合物テンプレート

ビラスチンは、第2世ヒスタミンH1受容体拮抗抗ヒスタミン薬)である。スペインの製企業ファエスファルマによって創製された。日本ではビラノア®の名で製造販売されている。2016年にビラノア®錠20mgが承認され、2021年にはなしで用可なビラノア®OD錠20mgが承認された。ジェネリック医薬品未発売

ビラスチン(Bilastine)の“-astine”は、抗ヒスタミン薬Antihistamine)のステムで同様の例にエピナスチンやベポタスチンがある。販売名のビラノア®(Bilanoa®)は、一般名の“Bilastine”と“Non Allergy”に由来する。

効能・効果

用法・用量

成人には、1回20mgを1日1回空腹時に経口投与する海外では小児にも用いられるが、日本では成人のみ。ビラスチンを食後に投与するとAUCや最高血中濃度が低下する(剤の吸収が低下する可性がある)ため、食事を受けないように空腹時投与と規定されている。

作用機序

ビラスチンなどの抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンH1受容体においてヒスタミンと競合的に拮抗し、H1受容体へのヒスタミンの結合を抑制することで、血管透過性の進や気の収縮といった炎症反応を抑制する。また、ほとんど物代謝を受けず未変化体のまま排される。

禁忌・副作用

ビラスチンに対する過敏症の既往歴のある患者への投与は禁忌

副作用として、眠気、頭痛、口渇、下痢などがある。一般に、抗ヒスタミン薬副作用として眠気が知られているが、ビラスチンは較的眠くなりにくいとされており、医薬品添付文書においても自動車の運転などを制限する文言がない。

同種同効薬

ビラスチンは2世抗ヒスタミン薬である。ビラスチンのように較的眠くなりにくく、医薬品添付文書に自動車運転を制限する記載のない第2世抗ヒスタミン薬として、フェキソフェナジンアレグラ®)、ロラタジンクラリチン®)、デスロラタジンデザレックス®)がある。

抗ヒスタミン薬全般については、抗ヒスタミン薬の記事を参照。

関連動画

関連項目

関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

【スポンサーリンク】

  • 0
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

ビラスチン

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • ビラスチンについての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!