本記事の内容および掲示板には、シリーズの重大なネタバレが含まれます。 自己責任のもと十分注意して閲覧してください。 |
ピティ・フレデリカとは、ライトノベル『魔法少女育成計画』に登場するキャラクターである。初登場は魔法少女育成計画episodesの発売記念として公開された特別短編「スノーホワイト育成計画[1]」。書籍としての初登場はlimited。星の装飾があちこちに散りばめられた、水晶玉を抱える占い師風魔法少女。
概要
ステータス | |
破壊力 | ★★★★ |
耐久力 | ★★★★ |
俊敏性 | ★★★★ |
知性 | ★★★★★ |
自己主張 | ★★★ |
野望/欲望 | ★★★★★ |
魔法のポテンシャル | ★★★★ |
好きなもの | 魔法少女 髪 コーヒー |
嫌いなもの | 魔法少女の敵 脱毛症 |
「魔法の国」からの認可を受けた、本物の魔法少女。その中でも彼女は、試験官として魔法の国より給与を得て生活している限られた魔法少女である。無印の舞台であるN市に近い地域を担当しており、そのこともあって、クラムベリーの事件が発覚し、2人の魔法少女が生き残ったことを知ると、スノーホワイトの指導役に立候補する。
その後は電話越しにスノーホワイトを指導。「強くなりたい」と願う彼女に対しイメージトレーニングの手法を授け、他にも魔法少女として生きていくうえでの心構え、人間生活との折り合いのつけ方、学生としての進路など様々な相談に乗り、知識を授ける。また、スノーホワイトと戦闘訓練をしていたリップルには直接会い、スノーホワイトとの接し方をアドバイスする。そのように指導役としての役目を果たす日々を送っていたが、スノーホワイトと直に会うことだけは避けていた。それは……
彼女がスノーホワイトと会うことを避けていた理由、それは彼女に心を読まれると困るから。彼女の望みは「理想の魔法少女を作りだすこと」であり、その目的と理想魔法少女候補の髪を愛でる為ならば、手段は一切問わず、命を奪うことにもためらいがない。そのために行ってきた悪事や規則違反は、余罪を記せば図書館一つが埋まると言われるほど。スカウト対象をどこか心に闇を持っている人物に絞っていたことを考えると、相当色々な事に手を染めていたことが推測できる。ちなみに、スノーホワイトと会う前に理想の魔法少女候補としていたのは森の音楽家クラムベリーであり、彼女のやり方を真似た殺し合い形式の試験も実施経験がある。というか、スノーホワイトを指導している裏で実施している。
スノーホワイトと遭遇してしまい、心を読まれ本性が知られたことにより始末を決意。その場で戦闘となるが敗北し、スノーホワイトとリップルの初捕物となる。restart以降に付いたスノーホワイトの異名「魔法少女狩り」はこの時にフレデリカが思いついたもの。
捕縛後は人事部門から除籍となり、所持していた髪の毛のコレクションも破棄され、第七宿舎と呼ばれるイギリス所在の魔法少女刑務所に収監されていたが、弟子のトットポップの手引きにより脱獄。同じ第七宿舎に封印されていたプキンとソニア・ビーンの封印を解き、B市の暗殺犯を追うことに。(limited)
B市の件を散々に引っ掻き回した後、自身は民宿やかつてのアジトへ潜伏。以後は自身の力を借りに来た魔法少女やプキンの剣により支配下に置いたリップルを使い、遠隔地から物語へ介入していく。JOKERSでは黒幕からの依頼をこなしながら人造魔法少女たちの戦いに割りこみ、ACESでは初代ラピス・ラズリーヌと組みながらプク派の計画阻止へ動く。QUEENSでは気配がなかったが、最後の最後で物語に大きく絡んでいたことが発覚する。
事実上limited以降の事件すべてに影響を及ぼしており、シリーズに及ぼした影響力ならクラムベリーやファヴ、プフレと並ぶレベルの人物。そんなシリーズ随一の黒幕が現在目に掛けているのがスノーホワイトであり、一連の悪事もかなりの割合が「スノーホワイトを理想の魔法少女に育て上げる」ことを目的としている。
そんな向かう所敵無しな彼女だが、実は、limitedの一件で7753、マナ、テプセケメイに対して嘘、魔法の行使、敵対的行動ができないという制限が課せられている。ウェディンが遺したこの縛りが彼女の運命をどう左右するのかは続刊の展開次第。
自身の魔法もあってか性格もあってか、理想に見合う魔法少女と魔法少女の髪の毛に対する執着が物凄い。JOKERSにて、とある魔法少女の髪の毛を入手した時の振る舞いはもはや変質者そのものであり、付いた俗称が変態。ニコ百のまほいく関係記事でこの語が人物の隠語として使われた場合、大抵は彼女のことを指している。
外見
星の飾りを付けたヴェールに星の首飾り、その他チョーカーやストッキング、ペイントに星柄をつけているという星マークだらけのスタイル。中東の占い師風の格好をしており、胴体部分の露出は結構激しい。ちなみに、作者曰く胸の大きさはACESまでの魔法少女で第5位。
人間の時は吉岡と名乗るスーツ姿の女性。10代にも40代にも見える年齢不詳の人物で、魔法の国の三賢人、カスパ派の現身であるラツムカナホノメノカミに仕える体裁をとっている。
装備
『水晶玉』
キャラ紹介イラストでは左腰に提げている、かなり大きめのサイズの水晶玉。彼女の固有魔法には必要不可欠のものであり、これが奪われると魔法が使用できない。
『プキンの細剣』
プキンの固有アイテムであるレイピア。切った相手の考えを変えてしまうという魔法の武器。超強力な洗脳魔法で、その効果は多種多様に使えるが、持ち主ではないフレデリカには微調整は難しい。
プキンの今際の際に奪い、それからはフレデリカが所持している。強力な分だけ同時に一人にしか使えないという制約があり、limited以降はリップルに使用していたがACES終盤で解除する。今現在の対象者は不明。
魔法
- 水晶玉に好きな相手の姿を映し出すよ
指に髪の毛を巻いて結ぶと、その髪の毛の持ち主が水晶玉に映し出される。それのみならず、水晶玉に手を入れることでそこに映っているものを掴む・殴る・握る・押す・取り寄せることが可能。体全体を入れれば、自身や他人を水晶玉が移す先の場所へ移動することもできる。
関連コミュニティ
関連項目
波山中学校の魔法少女
魔法の国捜査班
反体制派
脚注
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