フォトン・ワイバーンとは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
概要
「週刊少年ジャンプ2011年18号」掲載の特別番外編(JC1巻収録)で天城カイトが使用したレベル7のモンスター。攻撃力は2500で、召喚に成功したとき、相手の裏側表示モンスターを全て破壊する効果を持つ。
VS遊馬戦で登場。
「フォトン・サンクチュアリ」で特殊召喚された2体のフォトン・トークン(OCG表記はフォトントークン)をリリースしてアドバンス召喚された。効果でセットされた遊馬の「ガンバラナイト」を破壊してダイレクトアタックを決めた。
その後、遊馬が「No.39 希望皇ホープ」をエクシーズ召喚したことでカイトのD・パッドが損傷したため、デュエルは中断された。
このカードがアドバンス召喚されるとき、アニメ・漫画本編における「銀河眼の光子竜」と同じように、カイトが十字架のような物体を放り投げて、そこから現れる演出がある。このカードは「銀河眼の光子竜」のプロトタイプのような存在なのかもしれない。
ちなみに、攻守はともに「銀河眼の光子竜」より500低い。
OCG版
「PREMIUM PACK 14」(ジャンプフェスタ2012で先行販売。一般販売2012年3月17日)でOCGに登場。
効果モンスター
※「PREMIUM PACK 14」収録のカード(PP14-JP002)による
星7/光属性/ドラゴン族/ATK 2500/DEF 2000
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、相手フィールド上にセットされたカードを全て破壊する。
反転召喚でも効果が発動するようになり、また、破壊対象がセットされた魔法・罠にまで広がった。
セットされたカードをまとめて除去できるため、リバース効果モンスターや攻撃反応系の魔法・罠で守りを固めている相手を崩すことができる。「魔封じの芳香」でセットを強要するなどして、なるべく破壊対象を多くしたい。
難点は特殊召喚で効果が発動しないこと。最上級モンスターゆえに通常召喚には手間がかかる。
また、発動は封じないため、召喚したときの破壊効果にチェーンして「激流葬」などを発動されるのを防ぐことはできない。予め「トラップ・スタン」などを使用しておけば、それらの罠カードの発動を許さずに破壊できる(厳密には発動は可能だが、効果が無効になるので結局封じることができる)。
最上級モンスターとしては攻撃力が若干低めなのも気になる。他のフォトンモンスターでも同じことはできるが、「フォトン・トライデント」で攻撃力を補う手もある。
破壊効果がアドバンス召喚に見合うかどうかがポイントとなる。リリースするモンスターとしては、リリース軽減の効果を持つ「カイザー・シーホース」や「ミンゲイドラゴン」、「フォトン・サンクチュアリ」で特殊召喚されるフォトントークンなどが使いやすい。アドバンス召喚でなくとも効果は発動するため、「死皇帝の陵墓」などでリリースなしで召喚する手もある。
ただ、同じフォトンの最上級モンスターには「銀河眼の光子竜」が存在することも忘れてはいけない。
反転召喚でも発動するため、「月の書」や「皆既日蝕の書」で再利用が可能。それらのカードを相手に使えば、破壊範囲を広げることもできるので、このカードとの相性はいい。「浅すぎた墓穴」や「バースト・リバース」で蘇生してから反転召喚するのも面白いかもしれない。
同様の効果を持つモンスターの1つに、スピリットの「鳳凰」が存在する。こちらは再利用が比較的容易でリリースする素材が1つ少ない代わりに打点が少々低く、モンスターを効果で破壊できない。
フォトンでは唯一のレベル7モンスター。「ツイン・フォトン・リザード」の融合素材にできたり、「銀河遠征」で2体目を特殊召喚したりできる。特殊召喚では効果が発動しないことを考えると、その意義はあまりない。ランク7のエクシーズにつなげるくらい。
「フォトン・サテライト」を使えばランク8のエクシーズにつなげられるが、少々回りくどいうえ、「超銀河眼の光子龍」を出すにはもう1体レベル8を用意しなければならない。
遊戯王OCGのワイバーンと名のついたモンスターの中では、「サイバティック・ワイバーン」と並んで最も攻撃力が高い(ただし、「エンシェント・ホーリー・ワイバーン」は自己強化能力を持っている)。
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