プロ野球1936単語

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プロ野球1936とは、1936年のプロ野球である。

概要

1936シーズン開幕直前、日本のプロ野球球団は東京巨人軍の他に大阪タイガース、名古屋軍、東京セネタース、阪急軍、大東京軍、名古屋金鯱軍の7球団が存在した。この年は1年＝1シーズンではなく、1939年まで待たなければならない。1936年シーズンは事実上、春季・夏季・秋季の3つに分かれ、春季と夏季は優勝チームを決めなかった。

1936春季大会で巨人以外で唯一大東京軍が8敗1分の未勝利で終わった。

背景桃色は首位チーム。甲子園大会では総当たりリーグ戦が行われたが、鳴海大会、宝塚大会では総当たり戦リーグ大会ではない。

1936夏季大会は3箇所の大会でトーナメント戦が行われ、全大会で7球団全部が参加した。

背景桃色が首位チーム。東京大会・名古屋大会では敗者復活戦が行われ、wikipediaとNPBでは表記が違うので併記しておく。

春季大会首位だった東京セネタースはトーナメント大会において東京、大阪と2位という苦杯を味わった。来季以降、セネタースは解散する1940年まで苦戦を強いられることとなった。

1936秋季優勝決定戦

1936秋季大会は夏季大会から引き続き、7球団が参加。背景桃色は首位チーム。

総当りリーグ戦（大阪）⇒トーナメント戦（名古屋）⇒トーナメント戦（大阪）⇒総当りリーグ戦（東京）⇒総当りリーグ戦（大阪）⇒総当りリーグ戦（東京）の計6ラウンド、首位になったチームには勝ち点1（同率首位が複数の場合は1を分割）が与えられた。

6ラウンドの結果、巨人と大阪が勝ち点2.5で並んだため、2本先取の優勝決定戦が行われた。

大阪が4度の首位に輝いたのにもかかわらず、うち3度が勝ち点を分け合う結果になり、優勝決定戦で3度の首位に輝いた巨人に敗北したのは無念であろう。勝率も大阪が.800、巨人が.667と大阪が勝っていた。

また、大東京軍は年間を通して実力の無さを露呈した結果となった。貧打（打率.205は6位、得点90は最下位）や投壊（防御率4.33）、本塁打唯一0が課題となった。

セネタースは7球団中唯一のチーム打率1割台（.185）が大きな課題となった。

1936秋より個人タイトルによる表彰が行われた。

個人タイトルの実装により、下位球団の選手でも選出が可能となった。よし、全球団いるな。

実質6位の名古屋金鯱軍は古谷倉之助が2冠に輝くなど、本塁打王、打点王、最多奪三振のタイトルの栄誉を手にした。

景浦將が1リーグ時代初の勝率10割を達成。2016年シーズン終了現在で1リーグ・2リーグ時代を含めて10割を達成したのは4名しかいない。