マンファとは韓国語で漫画（만화）のことを指し、韓国で制作された漫画の総称である。
概要
日本と同様、韓国ではこれまで数多くのマンファが創られてきており、その中にはもちろん非常にクオリティの高い作品があるのも事実である。よくなろう系に偏りすぎとの指摘もあるが、実際にはアクション系や少女漫画など多くのジャンルがある。もちろんエロもしかし世界的にはアメコミや日本の漫画が席巻しており、当初はそれらと比べると印象が薄い感じであったが....
マンファの躍進
90年代以降に韓国が経済大国の仲間入りを果たし、同時に韓国のサブカルが世界に輸出され始めマンファも徐々に注目されていく。2000年代には（韓国国内の法律の関係もあって）Webtoonを始めとしたデジタルコミックなどに力を入れており、スマートフォンの普及などに伴うデジタル化によって知名度がさらに高まっていった。
さらに転機となったのは2020年以降、新型コロナウイルスによる世界的な自粛は人々の生活様式に大きな変化が起き、その要因もあったのかマンファ系アプリ（Webtoonのほか、韓国資本のLINEマンガやピッコマなど）のDL数が世界規模で急速に広がり、さらに知名度を高めることとなった。外的要因も多々あったが縦スクロールを始めとしたスマホやタブレットでの閲覧を前提とした形式も成功した一因である。
今なお勢いは衰えず、人気の韓流ドラマの中にはマンファ原作のものも多く、いずれは日本の漫画やアメコミなどを上回るとの声も多い一方で日本の漫画とマンファではビジネスモデルの面で異なる部分も多い為、これらを比較すべきではないという声もまた多い。
マンファ一覧（一部）
日本への輸出
マンファの人気に伴い、漫画大国の日本においても数多くの作品が日本に輸出されてきており、神之塔などアニメ化も行われてきている。LINEマンガ、ピッコマなどに掲載する日本人作者も多くなっており、国内読者も徐々に増えてきている。
なお、翻訳の際に日本向けに作中の設定（人名の日本人化、舞台を日本に変えるなど）をローカライズすることも多く、それが中途半端に行われた場合に違和感を感じる人もいる。
関連項目
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