ラッセル・バーグマンとは、「スーパーロボット大戦OG」シリーズに登場するバンプレストオリジナルキャラ。声優は青木崇。
地味に概要
一般兵と見紛うほどの地味な外見に加え、ストーリー上の活躍も少ない。
しかし、異様に高い防御値により、彼の乗った機体の装甲は格段と上昇する。それに加え、サポート向けの精神コマンドが豊富で、使いこなせば優秀なサポート・援護防御用員として前線に出ることも出来る。
カチーナ=タラスク率いるオクト小隊の一員であり、常に最前線に出張るカチーナを時には諌め、時には守るのが彼の役割である。無謀な作戦で前に出すぎたカチーナに作戦終了後、上司愛ゆえの鉄拳制裁を加えるシーンは彼の数少ない見せ場である。
正規の軍人であり、PT(パーソナルトルーパー)以外にもグルンガストのような特機や一部AM(アーマードモジュール)の操縦も出来る。ゲーム中では様々な機体に乗り換えることができる。(ただし念動力などの特殊な条件がある機体は乗れない)防御よりの能力から余った特機に乗り換えさせる人も多いようだ。
最新作である「第2次スーパーロボット大戦OG」では、彼の乗るゲシュペンストが砲撃仕様、格闘仕様、汎用仕様の3つのタイプに換装出来るようになったため、援護、サポートに秀でた能力を引き出しやすくなった。何せキャラクター辞典でも『縁の下の力持ち的存在』といった記述が確認できるくらいに。
ちなみに同一ターン内でラッセルが援護防御を4回発動させると、「その漢、鉄壁」というトロフィーが貰える。どうやら公式でも認知されているようだ。(ただしラッセルは援護防御をL3までしか習得できない為、トロフィー獲得の為には『援護防御(+1)』をパイロット養成で習得させる事が必要不可欠であるが。)
そして異世界ラ・ギアスでは同じく影が薄い魔装機のパイロット・ゲンナジーと意気投合し厚い友情を築く一幕もあった。
余談ではあるが、本作で長らく入手条件が不明だった※換装武器「フリー・エレクトロン・キャノン」の入手条件は彼の撃墜数(と特定シナリオでの無双)が鍵だったりする。鉄壁の防御力と援護の仕様のお蔭で地味に撃墜数を稼げるようになった彼ではあるが、無双となると話は別である。素で入手できた方は本当に少ないのではないかと思われる。
※大半のプレイヤーはスペシャルモードまでお預け。極稀に入手情報は散見されたものの、具体的な入手条件は攻略本発売まで特定されることはなかった。
専用BGMはないが、汎用戦闘曲である『BORN TO FIGHT』や『RAIL TO THE DANGERZONE』がファンの間では半ば彼のテーマ曲のように扱われている。
これらの曲は、ラッセルの他にカチーナやカイなど専用曲を持たないキャラの戦闘BGMだったが、OGsでリメイクされる際に多くのキャラに新規で専用BGMが作られたがラッセルには作られず、汎用戦闘曲で戦闘するのが実質ラッセル一人になってしまったためである。
ニコニコ動画におけるラッセル
個性豊かなキャラクターの多いスーパーロボット大戦シリーズの中では、彼の地味さは逆に確固たる個性となっており、それ故に地味に人気のあるキャラクターである。彼の活躍する動画には、「ディーフェンス!ディーフェンス!」という弾幕が張られることが多い(スラムダンクの『ディフェンスに定評のある池上』が元ネタ。)。またスパロボシリーズに登場するイージスの盾(ギリシア神話の戦女神アテナが持つ盾が由来)という単語にちなみイージス・ラッセルと呼ばれる事も。
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