『リング☆ドリーム』とは、女子プロレスを題材にしたアナログおよびデジタルゲームのシリーズである。略称は『リンドリ』。
概要
原作者はでいしろう(泥士朗)。初出は1993年に「コンプRPG」Vol.7の付録として収録されたカードゲーム。
翌年に汎用TRPGシステム『ガープス』日本語版のサプリメントの1つとして『女子プロレス最強伝説 ガープス・リング★ドリーム』が発売された。これは『GURPS Martial Arts』等を参考にしつつもプロレスらしいメリハリのあるスピーディな展開を可能とすべく大胆にアレンジされており、当時の女子プロレスブームも相まってかなりの人気となった。
なおメインイラストレーターの安西真(現: 西安)は、泥士朗とは共にウルフチームを離脱しすたじお実験室を立ち上げた同僚であり、ピンのプロ絵師としてはこれが初仕事であった旨を「えろまんがけんきゅう(仮)」のインタヴューで発言している。また、同じく同僚の森山大輔はプロレス技の解説イラストを担当している。
それから10年以上の時を経た2007年、携帯アプリゲーム『レッスルエンジェルス愛』にて、ソニックキャットらリンドリの主要キャラがメイン使用も可能なキャラとしてまさかの登場。これが好評を博した。
そして2012年、ニコニコアプリでも遊べるブラウザゲーム『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』として完全復活を果たしている。
カードゲーム「女子プロレス列伝リングドリーム」
概要にある1993年の「コンプRPG」Vol.7に付録として登場した最古のリングドリーム。対象人数は2~4人。プレイヤーが場に出したレスラーカードの各能力値と、山から引いた「技カード」に、サイコロの数値を足して勝負し、5ダメージを受けたレスラーカードは退場。レスラーカードが無くなったプレイヤーは敗北。というルールだった。
看板キャラの音速ヒロイン・ソニックキャットやいちおう主人公の火の玉娘・田中えり子のほか、炎の絶対王者・神崎玲子、静かなるドラゴン・日高瞬、レディゾンビー・ブラッディ井上、えり子の親友にしてライバル友野なるみ、といったのちのGURPS版に登場するキャラクターは、すでにこの時誕生している。もっとも初期ということもあって、キャラクターの設定性格がのちのバージョンと異なり、特にソニックはクールなキャラクターだった。
リプレイでは脱衣ハプニングカードが二度も出現し、えり子とソニックが胸丸出しで戦うという嬉しい状況に陥っていた。これが好評であったことと、GURPSの万能性を示したいという編集側の意図もあって、リングドリームはGURPSサプリメントとして製作されることになる。
GURPSリング☆ドリーム
カードゲームの好評を受け、泥士朗とすたじお実験室が製作した汎用TRPGシステム「GURPS」のサプリメント。当時勢いのあった女子プロレスをRPGとして再現するため、部位ダメージや加減抜き攻撃など、通常のRPGとは違う多くのシステムが導入されていた。
プレイにもっとも影響を与えるのが「観客ポイント」と呼ばれるシステムで、これは試合に参加しないプレイヤーが観客役になり、試合内容に応じて判定ロールに有利な修正を与えるポイントを声援代わりにPCへ与えるというものである。これによってプロレスらしいプロレスをする者には多くのポイントが与えられ有利となり、凶器攻撃や味方乱入といった反則をする者にはポイントが与えられず不利になる、というバランスを取っていた。とはいえこういった反則もプロレスの一部であるため、よほどのことが無い限り制限するものではない。
また一般のTRPGは「事件の発生~捜査~探索~敵との戦いに勝利してクリア」という流れだが、プロレスRPGということから捜査も探索もなく、日常的なやりとりと試合がメインのプレイスタイルとなる。試合に勝利することはもちろん大切だが「それよりもいかにいいプロレスをしたか」が重要視されるという、ある意味上級者向けのRPGであった。
コンプRPG 1994年10号から始まったリプレイは、特に上位キャラを扱った第二部が好評で、メイン作品である「ルナル・サーガ」「妖魔夜行」に追随する人気を博した。
GURPS時代の主なキャラクター
リングネームの前の記号が「☆」になっているものはカードゲーム時代に作られたキャラクター、「■」になっているものはTRPG化後に作られたキャラクターである。
正規軍
☆“音速ヒロイン”ソニックキャット(正規軍:ソニックファミリー)
リプレイの舞台となる新日本女子プロレスの看板レスラー。本名は結城みか。アニメと漫画と特撮の大ファン。入門当初、見た目はかわいいが小柄で実力もなかったことからキャラクターレスラーとして売り出されたが、どんな相手にも全力で立ち向かい、何度倒れても立ち上がる不屈の姿は多くのファンを獲得し。やがて実力もともなって上位陣に名を連ねる存在となった。
カードゲーム時代はクールな性格だったが、リプレイ第一部が始まるまでに「猫の好奇心とマンボウのゆとりを併せ持つ性格」へと変更され、「うきゃ」「うきゅ」という鳴き声もこの時追加された。「来るものは拒まず、去る者は追う」主義であり、目下に優しいことから新女内最大派閥を誇るが、不動の女王神崎玲子を心から尊敬しているので二心を持ったりしない。リプレイ第二部ではPCとしてリング内外で活躍したが、日高・菊池・山口が神崎のベルト奪取に動いた際も覇権争いに参加せず、「明るく楽しい音速ヒロイン」を貫いた。
モデルは獣神サンダーライガー。レッスルエンジェルスシリーズにゲスト出演するなど「リング☆ドリーム」でもっとも成功したキャラクターである。
☆“サバンナの黒豹”ディアナ・ライアル(正規軍:ソニックファミリー)
ブラジル出身の褐色少女。アニメ「ふしぎの海のナディア」をモデルとしているが、性格は180度違い、両親を亡くしたことから8人の弟妹を養うため12歳でプロレス界に入ったという健気な少女。ブラジル遠征に来ていたソニックがひどい仕打ちを受けている彼女を見かねて事務所に交渉し、彼女を新女へ迎え入れた。
こういったいきさつからソニックに対する憧れは絶対的なものであり、ソニックファミリーのナンバー2にして、ソニックの無二のタッグパートナーである。おかげでソニック同様にレッスルエンジェルスへのゲスト出演を果たした。山村なみきなどの同期ながら実力は一歩抜きんでており、中堅どころに食い込んでいる。
☆“火の玉娘”田中えり子(正規軍:ソニックファミリー)
GURPSリング☆ドリームの主人公(プレイヤーガイド)。本名は田中恵理子。幼い頃から女王神崎玲子に憧れ、彼女を倒すために新日本女子プロレスの門を叩いた(このエピソードはカードゲーム以前にコンプティークへ掲載された漫画で描かれている)。ソニック同様の小柄なキャラクターだが、瞬間湯沸かし器に例えられるほどの熱血であり、その向こう見ずな行動がよく墓穴につながる。
主人公らしく成長の余地があるやや凡庸なキャラだが、がむしゃらなプロレスは時に大きな爆発力を生み、リプレイ第一部ではNPCでありながら主要イベント「ヤングドラゴン杯」で鯵原こずえを破って優勝。さらにその後の防衛線でもこずえを破ってタイトルを保持した。この防衛戦は終了後にGMとプレイヤー全員がぶっ倒れてしまうほどの熱戦となり、コンプRPGで別個にページを設けられて取り上げられるなど、GURPSリプレイ屈指の名勝負であった。
カードゲーム時代からソニックの門下。ちかの入団後、えり子自身もデビュー3年目の若手にも関わらずちかを付き人として付けられ、リプレイ第二部終盤には能天気な先輩と右も左も分からない後輩に挟まれ苦労していた。
モデルは大谷晋二郎の新人時代。
■赤津ちか(正規軍:ソニックファミリー)
えり子の2年後輩にして付き人。えり子と共にルールブックで解説役(プレイヤーガイド)を務める。姉に連れられてプロレス観戦した際、ソニックの場外乱闘に巻き込まれ、試合後にお詫びとしてアイスクリームを大量に奢ってもらったことでプロレスラーを目指したという妙な経歴の持ち主。中学で長距離走の県記録を出しており持久力や瞬発力はあるが、それ以外はからきしであり、同期入門の中では真っ先に脱落するだろうと思われていたところを覆してプロデビューにこぎ着けた。尊敬するソニックに匹敵する大ボケ・大飯喰らいであり、えり子を悩ませた。読者から「ダブルスピン・ムーンサルトプレス」というオリジナル技を贈られている。
☆“炎の女帝”神崎玲子(正規軍 → 正規軍:ナウ・リーダーズ)
堅実なサブミッションと鋭い蹴りを使いこなす新日本女子プロレスの絶対的女王。数年間シングル戦無敗という、所属レスラーすべてが憧れ、目標とするカリスマ。ベビーフェイスいわゆる正規軍のトップでもある。
リプレイ第二部終盤では、彼女とブラッディ井上が率いる旧勢力から日高・菊池の新反逆軍がいかにしてベルトを奪うかという話が焦点になる。最終回ではアントラー山口、スパイダー菊池、日高瞬と一日でタイトルマッチ三連戦という無謀を行うが、それでもゆるがない強さを見せつける。
欠点のなさそうな人物に見えて、酒乱の気がある宴会の危険人物。
モデルは全盛期を過ぎた頃のアントニオ猪木。
☆“静かなるドラゴン”日高瞬(正規軍:日高一派 → 新・反逆軍)
ベビーフェイスのナンバー2。本名は日高陽子。華麗なスープレックスを持ち味とする実力派レスラーだが、軽い冗談でも鉄拳が飛んでくるという怖い性格。「静かなるドラゴン」というキャッチフレーズに反してお祭り好きであり、千葉出身でありながら祭っぽいという理由でインチキ関西弁を喋る。
リプレイ第二部の主人公格で、当初は因縁浅からぬスパイダー菊池率いる反逆軍との抗争に明け暮れていた。しかしキャンペーンの焦点が打倒神崎に移る際、シングル戦において全力でぶつかりあったことをきっかけに菊池と和解。新反逆軍を結成して神崎に挑み、最終回ではブラッディ井上のハッパに応えた無法攻撃で神崎から無理やりベルトを奪い取った。
門下生にはプリティ西田、鯵原こずえとなぜかアイドル系がついている。
モデルは「BI(馬場・猪木)に対する次世代リーダー」という意味で鶴藤長天(ジャンボ鶴田・藤波辰爾・長州力・天龍源一郎)。
☆“爆弾アイドル”プリティ西田(正規軍:日高一派 → 新・反逆軍)
日高の一番弟子。本名は西田幸恵。入門テストは不合格だったにも関わらず、アイドル顔を買われてスポンサー推薦で特別合格したため、新人時代は陰惨ないじめに遭っていた。連日のように暴行されていたところを日高に救われ(西田を暴行していた若手を日高が「根性が腐っとる」と半殺しにした)、それ以来命知らずと言われながらも日高に弟子入りし、いじめにも勝るしごきに耐えて実力者の仲間入りした。日高に心酔しているため、命令には無条件で従い、日高の悪口を聞くと自分のこと以上に激怒して十倍言い返す(不利な特徴「おしゃべり」を持っている)。
■“関節マジシャン”滝沢泉(正規軍:滝沢組)
本名は石沢光子。頑固な家具職人だった父親譲りの性格で、中途半端なことを許さない関節技の名手。リプレイ第二部のPCで、暴走しがちな日高やソニックらの抑え役であったが、無口ゆえにまったくその役目をはたしていなかった(お約束)。リプレイ外の試合で大怪我を負い長期欠場し、NPCとして復帰した時にはプレイヤーが代わりに演じていた友野を完封してかつての自分に説教するという面白い場面もあった。
モデルは木戸修・藤原喜明。モデルに準じた無骨な容姿になる筈だったが、修羅場の手違いで凜々しいキャラクターになった。
■“フライングピーチ”鯵原こずえ(正規軍:ソニックファミリー → 正規軍:日高一派 → 新・反逆軍)
リプレイ第一部の主人公格である新人。朴訥であるがゆえにトラブルを巻き起こすタイプで、ことあるごとに一年先輩でサディストの山村なみきにいびられ可愛がられていた。
キャラクターというよりプレイヤーのダイス運が異様によく、はるかに格上のスパイダー菊池をおびやかしてのTKO負け、ヤングドラゴン杯では友野・山村に追い詰められながらも逆転するという活躍を見せる(プレイヤーは第二部で読者投稿のゲストキャラクターを演じた際も、横綱相撲の山口を最後は本気にさせている)。しかしえり子とは相性がよくないのか、ヤングドラゴン杯決勝、NJWPジュニア防衛戦ともにあと一歩のところまで追い詰めながら逆転負けを喫した。
リプレイ第一部最終回で日高門下に入る。日高が新・反逆軍を結成するとヒール転向し、火炎放射などのラフファイトもこなすようになった。
■“いじめっこ”山村なみき(正規軍:滝沢組 → 凶獣)
リプレイ第一部のPCで、こずえの一年先輩。美人だが関節技を得意とするサディストで嫉妬深く、ことあるごとにこずえを可愛がっていた(意味深)。実力がないわけではないものの成績がふるわず、特にこずえには辛酸をなめさせられる場面が多かった。入門当初に付き人を務めたスパイダー菊池の助言を受けてなりふり構わぬラフプレーに及ぶようになり、ヒールの戦い方が自分に合っていると自覚するが、それでもこずえ(のプレイヤー)の恐るべきクリティカル運には敵わず逆転負けを喫した。最終回もこずえとお互いヒートアップした挙げ句のクリティカル事故で頸椎に重症を負い、そのまま引退という道を選んだ。
引退後はパチプロになるなどと嘯いていたが、ほどなく結婚して主婦になっている。
■“カウガール”藤井朱音(正規軍:ソニックファミリー)
リプレイ第一部のPCで、なみきの同期。PCとして唯一、プレイヤーがイラストレイターの館尾冽であることが明かされている。リプレイ第3回にて、海外遠征から戻ったという設定で登場。空港で出迎えを待つ間ウェスタンルックにテンガロンハットを被りギターを背負った格好で悪目立ちする、家が決まるまでなみきの部屋に荷物(六畳分)を押しつけ自分はディアナの部屋に泊まる、など少々傍迷惑な行動が多い。試合ではあまりぱっとしなかったが、なみきが苦手とするこずえを蹴りで圧倒して勝利するなど、要所で好試合を繰り広げた。
モデルはスタン・ハンセン、および快傑ズバット。
凶獣
☆“レディゾンビー”ブラッディ井上(凶獣 → 正規軍:ナウ・リーダーズ)
堂々とした体格を誇る(新女で唯一の体重100kg超)、ヒール軍団「凶獣」の党首。本名は井上百合子。レスリングスタイルは正統派だが、試合後に暴れることに定評がある。ベルトを持ってない点や怪我の欠場などでリプレイではなかなか活躍の機会がなかったが、最終回において三連戦で疲労する神崎とは戦えないと弱音を吐く日高に「ベルトとっただけで神崎を超えられると思ってるのか。不条理と無法で初めてお前は神崎のライバルになれるんだよ!」とハッパをかけた。
☆“猛毒蜘蛛”スパイダー菊池(凶獣 → 反逆軍 → 新・反逆軍)
凶獣のナンバー2。本名は菊池良子。世界空手選手権を制したという新女きってのキックの使い手であり、相手が失神しても蹴り続けるサディスト。そのため新女内部どころかプレイヤーからも恐れられている。性格通り根っからのヒールであり、第二部では正規軍との馴れ合いが増えた凶獣に見切りを付けて、ラスカルと共に佐久間・加納が率いる反逆軍入りし、日高・山口らと抗争した。佐久間・加納・ラスカルが他団体へ移籍し反逆軍が解散すると、日高と壮絶な流血試合(セメントマッチ)の末に手を組み、新・反逆軍を結成した。
メイクを落とせば美人で、私生活では物腰が柔らかい。趣味は募金。コンプRPG休刊後にWeb掲載された後日譚によると、日高の兄と結婚し、報道発表の場で早速日高と姉妹喧嘩をやらかしている。
■“魔王の娘”アントラー山口(凶獣)
TRPG化の際に加わったキャラクターの代表格で、菊池と並ぶ凶獣のナンバー2。本名は山口俊子。昔は堅い性格だったが、研修生時代に結城(後のソニック)と同部屋だったことから性格が丸くなった(バカが伝染した)という逸話を持つ。パワーとテクニックを備えるため上からは頼りにされ、面倒見がいいのでベビー、ヒール問わず下からも慕われるという新女きっての人格者のひとり。
菊池が反逆軍入りするまではタッグパートナーであり、他をよせつけないコンビネーションでタッグベルトを保持していた。菊池の離反と同時期にブラッディ井上が怪我で欠場したため、なるみとのタッグで凶獣を守っていたが、復帰した井上が凶獣に戻らず神崎と組んだことで、山口が正式に凶獣の党首になる。
モデルは井上京子。
☆“ライジングサン”友野なるみ(凶獣)
本名は友野成美。田中えり子の親友で、彼女の入団テストに付き添って受けたらそのまま採用されてしまった逸材。女子柔道全国2位という実力者であり、いわゆるえり子のライバルキャラである。とはいえその手のキャラにありがちな高慢な性格ではなく、おっとりしていて流されやすいタイプ。「えり子の半分でも度胸があれば」と言われている。
リプレイ第一部のヤングドラゴン杯では優勝候補だったものの、鯵原こずえとの試合で怪我により戦線離脱してしまう(生命力の低さが唯一の弱点であり、受けた技の当たりどころが悪いと大怪我に繋がりやすい)。しかし第二部で当初のPCだった滝沢泉が長期欠場になった際、代わりのPCに大抜擢され、山口の新タッグパートナーとして上位陣に食い込む活躍を見せた。
170㎝の長身でありながら、似合わないピンクハウス衣装を山口と日高に無理やり着させられたりと、試合外でもある意味活躍した。「ピンクハウス友野」はコンプRPGの翌号で読者投稿イラストが複数掲載されている。
☆“空飛ぶ魔女”サタン皆口(凶獣)
本名は皆口ひとみ。ソニックの1年後輩で、空中殺法中心のファイトスタイルでもお子様な性格でもソニックのライバル。しかし上位陣に食い込むことはできず、中堅に留まってディアナやえり子など後輩の壁役になった。頸椎を痛めたことを隠しながら長年試合に出続けたものの、右腕も満足に動かせなくなるに至って、会社の勧告で引退することになった。最後のシリーズでは試合を組まれなかったが、引退セレモニーの時にフロントの制止を振り切って急遽えり子と引退試合を行い、半身不随が危惧されるほどの重傷を負いながらえり子の拳に思いを託し、レスラー人生を締めくくった。
リプレイや小説にはほとんど登場していないにも関わらず熱心なファンが付いており、読者投稿イラストが掲載されることも多かったため、「カルト人気レスラー」と呼ばれていた。初めて主役として描かれたのが皆口引退のエピソードを描いた小説で、これがコンプRPGで最後のリング★ドリームの記事である(1996年8月号)。
その他
■ラスカル・アトミコ(フリー→フリー(反逆軍))
結城(ソニック)の同期。本名は西川法子。アマレス世界5位の経歴があり、同期入門の中では一歩抜きん出た実力を持っていたが、ソニックと同時にキャラクターレスラー『機獣メカ・シルバーパンサー』に変身したのが祟ってスランプに陥り、試合が荒れるようになりそのまま退団。後にメキシコで名を上げ、ラスカル・アトミコに改名して来日外人として5年ぶりに新女に参戦。狂気じみた無法攻撃で対戦相手を血の海に沈める一方、シングルで対戦したディアナには技術で勝利し、ソニックのライバルたり得るヒールとして復活した。
……というのが小説で初登場した際の記述だったが、次の号でリプレイにNPCとして登場した時、小説を読んでいなかったソニックのプレイヤーにまったく認識されておらず、肩透かしを食う羽目になった。反逆軍では菊池と組んだが、タッグ王者決定トーナメントではうまく連携を取れず初戦敗退。そして佐久間・加納と共に他団体へ移籍した。
リング☆ドリーム 女子プロレス大戦
でいしろうはディレクター以外にもキャラクターデザインやシナリオ、宣伝4コマ漫画(オレンジゼリー名義)で活躍。
ブラウザゲーム版はいわゆる「カード集めて戦う」類のゲームでイベント形式で速いテンポでストーリーが展開し、一部の分岐はユーザーが介入(展開中のプラットフォームの合計結果によって総合的な結果が決定し、それに合わせてストーリーが進む)できる。これによってストーリーが思いがけない方向に進んでいく事もある。
また、サービス開始当初からコラボレーションに積極的で、漫画『プラレス三四郎』に登場したキャラクター「桜姫」のゲスト参戦。ゲームニュースサイトの電撃オンラインとの企画では女性編集者のレスラー化や、新レスラーの一般公募など。その次は女子プロレス団体であるスターダム。そして男子プロレス団体であるDDTともまさかのコラボ。実在の男子レスラーの美少女化。と、精力的に行っている。『プラレス三四郎』と同じタイミングで発表された『レッスルエンジェルス』とのコラボはなかった事にされている様子……
リングドリーム ストーリーズ
2020年5月にサービスが開始された、リングドリームに登場したレスラーを主役とした外伝。2020年10月にサービスを終了し、以降はサクセスの公式サイトで無償公開が行われている。
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脚注
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