ロメロスペシャルとは、ルチャ・リブレにおける有名な複合関節技(ジャベ)のひとつである。
ルチャ・リブレ式に言うとタパティア。
ルチャドール(メキシコのプロレスラー)はもちろん、自身のファイトに取り入れるレスラーは多い。
概要
昭和31年、国際プロレスに来日したラウル・ロメロが公開スパーリングで披露したのが日本初公開。技そのものの考案者はリト・ロメロであるという説もあるが、日本で最初にやって見せたのは紛れもなくラウル・ロメロである。
その後、エル・カネック、チャボ・ゲレロといったメキシカンレスラーや、関節技の名手スティーブ・ライト、意表を突いたところでは大型パワーファイターのデイビーボーイ・スミスなどが得意技として使用。
日本人レスラーでは初代タイガーマスク、ザ・コブラ、獣神サンダー・ライガーあたりが主な使い手である。
技のかけ方(長文注意)
それでは、ロメロスペシャルへの入り方を可能な限りわかりやすく文章化してみよう。
まず相手をうつ伏せにし、つま先を開いた形で膝裏を踏みつける。次に相手のつま先を自分の膝の内側に引っかけ、足が絡まった状態にする。この時点で相手はもうほとんど逃げられないが、それでもなんとか逃れようと手を前に伸ばした状態になる。ここで相手の脇腹を「叩く」と、叩かれた部分をかばおうとして相手は脇を締める、つまり手が近くに来るのでそこをつかみ、サーフボードストレッチの要領で両手を固定する。あとは反動をつけて後ろに倒れながら、腕を引きつつ脚力で相手を持ち上げ、そのまま空中に差し上げる。
揶揄して言われるのが、「脇腹叩いて合図を送っている」という説だがこれは的外れ。極端な話、脇をくすぐってもいいのである。要は人間の反射的な動きを利用しているのであり、脇腹を叩くのは見た目が派手なのと「パチーン」と会場内に響き渡る音がいいアピールになるからである。
2014年5月21日放送の番組「水曜日のダウンタウン」の中で、「ロメロスペシャル 相手の協力なしでは成立しない説」を検証するため使い手である獣神サンダー・ライガーが出演、「事前に他の技で痛めつけない」「相手は自由に抵抗できる」という条件下でサバンナ・八木真澄、ザブングル・松尾陽介、カラテカ・矢部太郎の3人の芸人に次々とロメロスペシャルを決めて見せ、見た目とは裏腹に極めて実戦的な技であることを立証してみせた。
さらに同番組では、「ロメロスペシャル 整体中にかけられても気付かない説」が検証され、実際に気付かれないことが実証されている。相手に大きなダメージを与えることなく決められる技でもあることが証明され、ショーとしてのプロレスに向いた技であることがここでも立証された。
なお、ライガーは「相手にどれだけ痛みを与えるかは使う側のサジ加減」と証言している。
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関連項目
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