ワープスピード(Warp Speed)とは、以下の意味である。
- スペースオペラ『スタートレック』シリーズにおける、ワープドライブの速度を表す指標。
- 「ワープドライブするかのように高速の」という意味の形容詞句。この用法ではハイフンでつないでwarp-speedとしたりwarpspeedと一単語で書いたりする。at warp speedとして副詞句にも使う。
- Lisa Yeeによる小説。由来は1.から
1.の概要
ワープドライブの記事も参照。
『スタートレック』シリーズのワープ航法は、亜空間の泡で船体を包み込むものである。この「ワープ・バブル」は複数枚重ねることができ、何枚重ねたか(ワープ係数)によって「ワープ○」と呼ばれる。
ワープ係数がどの程度の速度になるかは、時代(つまりワープ技術の進歩)によって異なる。
トレッキーの間では、この意味でのワープスピードがよく話題になるという。
2-Ⅰ.の概要
アレックス・ガルシアは、90年代末とは思えない高速のループで2度の全米チャンピオンを手にした逸材で、彼を形容して「ワープスピード」と称した。
その後日本勢の台頭とルーピングトリックの進歩により、彼の速度は最速とはいえなくなる。
2010年代以降のアレックスは初心者に向けてヨーヨーを広めることに注力しており、ループ速度は90年代のままで、よりパフォーマンス性を高めたスタイルになっている。
2-Ⅰ-b.の概要
THP時代、「アレックスはストリングを短くすることにより高速プレイをしている」という噂があった。『超速スピナー』では、その噂を元に、ショートストリングによる「ワープスピード」の使い手・霧崎マイが登場した。
『ハイパーヨーヨー マニアックス』ではアレックス本人にインタビューしているが、それによれば「当初は短かったが、現在は背が伸びたことと技のやりやすさから普通の長さにしている」とのことであった。
実際、世界大会の映像を見ると当時としては標準の「おへその上10cm」と思われ、本人の背丈とあいまってむしろ長めに見える。
なお、ストリングを極端に短くすると、ストリングプレイがやりづらいばかりか、ヨーヨーに十分な角運動量を与えられずにスリープが短くなる。また、角速度が不十分だとオイルの抵抗も弱くなるため、戻りが悪くなってしまう。
ルーピングプレイはストリングが短いほどヨーヨーが上に行ってしまうため、戻りが悪くなることと相まってこれまたプレイしづらくなる。
ヨーヨーのストリングは、プレイスタイル・ヨーヨーの溝幅・プレイヤーの身長を鑑みて適切な長さにするべきである。
現在では、ストリング機はハイパーヨーヨー時代と変わらずおへその高さ+10cm(より気持ち長め)、ルーピング機は股間の付け根ぐらいの高さが標準的である。
ストリングプレイは年々複雑化しているためショートストリングでは短すぎ、ルーピングプレイは溝幅が極端に狭いヨーヨーを使うようになったため、霧崎マイぐらいの長さがむしろ標準になった。
また、プレイ速度はストリングの長さよりもヨーヨー本体の重量配分(慣性モーメント)が重要とされているため、高速プレイをしたいのならば慣性モーメントの小さい(ショップでは「フィーリングが軽い」と称する)機種を選ぶといいだろう。
以上を鑑みると、霧崎マイの使用ヨーヨーである「ステルスファイヤー」は
ということごとくショートストリングに向かないスペックである。
軽さとショートストリングを活かしたいならば「ハイパーインパルス」か「ハイパーアールビーツー」が適切であったと思われ、漫画版連載時にまだハイパーヨーヨー化していなかったのが悔やまれる。
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