丸井ヤング館(まるいヤングかん)とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場するキャラクターである。
旧名は寺井洋一。テレビアニメ版の声は、茶風林→林家こぶ平(現:林家正蔵)。
概要
亀有公園前派出所勤務の巡査。眼鏡以外にこれといった個性が無く、癖の強い派出所のメンバーの中では最も常識的な、普通の人間。既婚者で、顔のそっくりな妻と息子二人がいる。
原作1話ではパトカーにはねられて入院していたらしく、名前だけ登場。2話では勤務中に酒を飲んで休憩部屋で大の字で寝ているようなとんでもないキャラだったが、次の話からは常識的な人へと変更された。
しばらくはレギュラーキャラとして登場していたが、おたふく風邪で入院し、100話で補欠員として秋本・カトリーヌ・麗子が派出所にきたことで出番が大幅に減少してしまう。その後アニメでなぜかレギュラー化されたことで原作の出番も増えるが、アニメ終了後は再び出番が減り、170巻で両津が寺井洋一から丸井ヤング館という名前に無理やり改名してからはほとんど登場しなくなり、現在は存在自体が消えつつある非常にレアなキャラと化した。
70巻あたりまでは、眼鏡に隠れて目がほとんど描かれないキャラだった。
家が派出所から遠く、通勤まで時間がかかることから、彼のマイホームを探しを題材とした話が何度もあるが、インチキな物件を買わされたり、家をチェーンソーで切断されたりと悲惨な目に遭うことが多い。また、子供たちの思い出作りのため、無理してクルーザーを購入しているが、両津のせいで何度も大破している。クルーザーの名前は1台目が人生送りバント号、2台目が人生犠牲フライ、3台目が人生9回裏逆転負け。どれも両津に命名による命名で、寺井の生きざまを表しているとのこと。
初代アニメ版は、98話までの声を茶風林、それ以降をこぶ平が演じていた。原作に比べてやたらと出番が多く、名前も最後まで寺井洋一で一貫している。
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関連項目
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