具象化しりとりとはライトノベル榎宮祐著、「ノーゲーム・ノーライフ」に登場する架空のゲームのことである。
概要
主人公の『 』が『天翼種』(フリューゲル)と対戦したゲームの事を差す。
『獣人族』(ワービースト)を攻めるにあたり情報が少なく、その情報集め及び「神を殺すために生み出された尖兵」として生まれたフリューゲルを配下に置く為、ちょうど先王が『天翼種』のジブリールに負け、国立図書館を明け渡した事を知り、それを含めて奪取すべく、ゲームに望んだ。ルールは以下のとおりである。
ルール
そしてなによりこのゲームは「具象化」しりとりであり、
「回答したものがその場にあれば消える。無ければ現れる」ということである。(例:「椅子」といえば椅子があれば消え、無ければ現れる)
つまり、言葉はあくまでイメージできるもので存在しないものをでっち上げる事はできなということであり、互いが知らない言葉でも存在するならちゃんと適応される。ということである。
補足事項
・「プレイヤーに直接干渉して死、(すなわち)続行不能にすることはできない。」
つまり『命』、『プレイヤー(の名前)自体』や『言葉』、『声』、『声帯』、『口』、などはルールに干渉するため無効とされる。逆に「具象化しりとり」の回答による間接的結果的によって30秒答えさせない、継続不能に陥れることは可能。
(例えば『音』と回答した場合、ルールに干渉しない物、例えば「音と言う文字」や「音に関連する物」が消える)
Q&A
※以下の記事はネタバレを含みます。原作未読・アニメ未視聴者は閲覧注意。
- 「ノーゲーム・ノーライフ」の過去掲示板では盛んに議論されていますので理解保管としてください。
- なお以下の記事も参照→ノーゲーム・ノーライフのアニメQ&A6話
Q:しりとりのルールと内容がわからない
A:上記記載通り。具象化しりとりとは「30秒解答しないこと」「同じ言葉を言うこと」「ゲームを継続不能になること」。これらに抵触すると敗北となります。そしてそこにある物を言えばそれが消滅し、無いものを言えば出現するゲームです。
Q:じゃぁ相手の空気とか水とか消せばソッコー勝てるんじゃね?
A:不可能です。ジブリールが事前に補足していますが、「プレイヤーに直接干渉して直ちに続行不可能にすることはできない」のです。つまり「水」といっても周囲の水が消えるだけでプレイヤーの体内の水は残ります。
Q:ん?でもアニメでは精霊回廊とかま☆ことか干渉してね?
A:両方共に干渉はしていますが「ただちに続行不可能」とはならないので適用されました。ルールに干渉するとゲームが判断した場合、ジブリールの羽の精霊回廊は無くならなかったでしょう。
Q:最初に水爆っていって爆発したり、つむじって言ってつむじ風が吹いたのは何で?
A:具象化しりとりはプレイヤーがイメージし、それが具象化可能であれば現れるというものです。つまり最初 の空の「水爆」は「水爆の爆破」をイメージして具象化、つむじはジブリールは「つむじ風」をイメージして具象化しました。このイメージして発言するというものは上記ルール「架空の物は具象化できない」に関わるからです。
Q:このゲームって天翼種以外でもやってるの?
A:主に天翼種同士でやっているメジャー遊戯です。しかしながらこの遊戯は架空死亡などあるため、血気盛んな天種族が狩りが出来ない時に暇つぶしにやっていました。
Q:空たちはつまりどうやって勝とうとしたの?
A:アニメどおり「ジブリールを間接的に続行不可能」にすることによって、勝とうとしました。そもそも最初の「水爆」はジブリールがどれ程のものか見るために空がやったことで、あの時点からハイパァーノヴァによる勝ちを狙っていました。強固な体を持つジブリール相手の具象化しりとりは長引けば負けます。
Q:でも惑星爆破狙いって覚られたらまずくね?
A:アニメではカットされていますが、空は他に20手くらい用意していたらしいです。つまりあらゆる手段を使って間接的続行不可能をねらいました。
Q:『 』がやったジブリールに勝つまでの惑星爆破がわからんので詳しく。
A:まず空は星の外殻、マントル、リソスフェア(岩石圏)を消失させ、星の内核のみを露出させました。この時点ではまだ「大気圏」はあります。
内核の6000度の高温と圧力でジブリールは確かに「続行不能」にはなりますが空達はその熱波だけで先に死ぬ為不十分。その為、次に酸素を消失させ、ジブリールの呼吸を奪いますがそれも不十分。
それはジブリールも分かっていたため、あえて空気を再出現させる言葉につながる様に空を誘導し、ゲームの続行を試み「エア」と言うが、空気と酸素を区別していなかった為に酸素のみ出現し、大気成分の80%が消失します。
空間の大気が酸素のみとなると猛毒となり、減圧による目眩も発生しますが、空達はプレイヤーの体内には干渉出来ないルールを逆手に取り、互いの空気を口づけによる循環呼吸で補います。
(循環呼吸とは「息を吐きながら吸う」という主に楽器演奏の呼吸法に使われているものです)
次に「アトモスフィア」(大気圏)と言い、大気圏自体を消失させ完全な宇宙空間にさせ、内部の空気による肺の膨張、及び真空にし、言葉による解答を出来なくさせました。この時点でステフは死んでます。
おお捨て歩よ、死んでしまうとは情けない。
人間の宇宙における生存可能時間は30秒と言われている為、それを耐え切れば空の勝ちでしたが、ジブリールは自分の精霊を分解して宙に文字を書きそれを解答とします。
しかし、その解答を読んでいた空は、予め用意していたメモを突き出し「クーロン力」を消失、核が露出していた星はハイパーノヴァを引き起こします。
内核の温度だけではジブリールは殺せない為空達だけが先に死にますが、さすがのジブリールもこれには耐えられず、瞬間的に互いが死にます。しかし、空は地殻が消失する前に距離を開けていたため、その差の分死ぬまでの時間差ができ、勝利となりました。
Q:規模がすごいんだけど、あのしりとりの範囲でどこまで適用されんの?
A:原作では定義されていないため、惑星だろうが宇宙だろうが銀河だろうがプレイヤーがイメージできれば範囲内です。
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