叡智 (えいち) とは、以下の意味を表す。
- すぐれた知恵。「叡」は「英」に、「智」は「知」に現代では置き換えられることが多いため、「英知」「叡知」とも。また、異体字「睿」を使用して「睿智」と書くこともある。
- (「Hentai」の頭文字「H」と日本語における読みが重なることから) エッチなこと。YouTubeのプラットフォームなどでは直接表記するとプラットフォーマーの規制にひっかかるためか、「叡智」あるいは「叡知」と表記することがある。
「英知」について
昭和21年に告示された当用漢字表に「叡」「智」は共に含まれなかったため(現在でもこの2字は常用漢字外)、昭和31年の国語審議会報告「同音の漢字による書きかえ」では「叡智」を「英知」で代用できるという指針が示されている。しかし、「英知」は『今は広く「叡智」の代用表記とするが、「英知」で「叡智」をまかなうことはできないとする意見も強い。』(北原保雄・鳥飼浩二編(1995)『同音語同訓語使い分け辞典』東京堂出版)とされるなど、単なる書き換えではないとする声も多い。また同書は『「英智」は優れた智慧・才智の意で、「叡智」とは別語とされる。』ともしている。
日本では「ひでかず」「ひでとも」と訓読することで人名にも使われる。
関連商品
関連語句
- 聡明叡智 - 聖人の4つの徳、「すべてを聞き分けること (聡)」「すべてを見分けること (明)」「すべてに通づること (叡)」「すべてを知ること (智)」。また、才能・知識があり、賢くて先々まで見通せることをもいう。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt