概要
ボディパーカッションと共に楽器を使わずに体だけで演奏できる技術の一つ。
その哀愁漂う音色は古くから様々な楽曲に使われている。
有名なところでは映画「戦場にかける橋」の「クワイ河マーチ」、
時代劇「大岡越前」OPテーマ、坂本九の名曲「上を向いて歩こう」など。
日本では「口笛はお行儀が悪い」等口笛はあまり肯定的なものではなかったが
近年は口笛の世界大会で日本人が優勝したり口笛教室が多数開かれるなど
状況が変わりつつある。
口笛は人間が聞き取りやすい周波数域でありまた遠くまで届く特徴がある。
スペイン領カナリア諸島にはこの特徴を生かした口笛による言語「シルボ」が存在する
(実際には、音量を確保するため指を用いた指笛が使われる)。
海外など合図・挨拶、盛り上げや冷やかしに使われる場合もあり、映画などで見たことがあるかもしれない。
欠点として慣れない人は音が小さかったり音階が安定しない、全く鳴らず吐息の音しかしないこともあるある。大人数が集まっていたり騒がしい場所における指示・合図には音量が足りないため、ホイッスル等が用いられる場合も多い。
夜に口笛を吹く
「夜に口笛を吹いてはいけない」(+泥棒が来る、蛇が来る等)と言われる迷信もある。
これには諸説あり地域差や言い伝え途中の変遷も考えるとどれが起源かは分かっていない。より多くの意見を集めるとこれ以外にも出てくる可能性もある。
- 口笛を「うそぶき」と表現し、「うそ」には神や精霊を招く力があると思われてきたため。
- 「邪」が訛って「蛇」となり「蛇が来るから口笛を吹いてはいけない」というもの。
- 情報手段が限られていた時代、泥棒や人さらいの狙い先としての合図に口笛を用いたもの。
- 夜に口笛を吹くいいことがあった=ここには金があるといった短絡的な泥棒考えのもの。
- (他にもあれば追記してください)
…実際に吹いてもどうということはないが、集合住宅などは近所迷惑にはなるかもしれない。
口笛を吹いただけでキレる神様って器が小さすぎやしませんかね?
蛇は来ない
インドの蛇使いの方など笛の音に合わせてコブラを躍らせているため、笛を吹くことで蛇が反応するといったイメージに説得力に一役買うかもしれない。
…が、蛇にはそもそも耳や耳穴がなく、笛の動きなどに反応して揺れてるだけである。かわいい。
もちろん蛇愛好家の方が森で夜に口笛を吹いてもハーレム状態になることはできない。残念。
ニコニコの口笛奏者
VOCALOID口笛
VOCALOIDで口笛風の音色を出す技術。→VOCALOID口笛
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関連項目
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