同情無き同情は同情とは言わず、同情する同情を同情と言うとは、リュウセイさんの同情あふれる言葉である。
概要
アニメ『人造昆虫カブトボーグ V×V』第7話「涙の素パスタ! オーバー・ザ・レインボー」(脚本:浦沢義雄)で登場した天野河リュウセイの台詞。
大型回転寿司「釜山港」開店記念カブトボーグバトルとして行われる天野河リュウセイとベネチアンとのボーグバトル。 勝利者には回転ずし食べ放題が与えられるこの勝負。ところがリュウセイ側の様子がおかしく、傍から見ても勝利への気迫が感じられない有様だった。 実はリュウセイはベネチアンの正体である板里網子(いたりあみこ)の、いつも素パスタといった貧しさを通り越して不幸な生活を目の当たりにし同情。あわよくば負けようとも考えていたのであった。
しかしベネチアン側もリュウセイが同情の目でこちらを見ていることに気づき、「そんな目で私を見ないで!」と言い放つ。それに対しリュウセイは、ある日本の偉い人の言葉を贈ろうとする。
リュウセイ「同情無き同情は同情とは言わず、同情する同情を同情と言う」
ベネチアン「どなたのお言葉ですか?」
リュウセイ「柳川どじょう」
どじょうの言葉を贈られたのを屈辱と捉えて、リュウセイに強い怒りを表すベネチアン。その様子を見たリュウセイは同情するのをやめ、本気で戦いに挑むことに変更。 真剣勝負の末、リュウセイは勝利と回転ずし食べ放題を得ることとなった。
意味
詳しくは不明。ベネチアンが怒った理由についても「どじょうの言葉を贈るのは、イタリア貴族への屈辱」であり内容には触れていない。
「同情無き同情と同情する同情の詳しい違いとは?」、「何故柳川どじょうはこの言葉を残したのか?」、「何故リュウセイさんはあの場面でこの言葉を選んだのか?」、全てはリュウセイさんの心の中である。
元ネタ?
東映不思議コメディーシリーズ『どきんちょ!ネムリン』第24話「燃えろ!タコ焼きの青春」(脚本:浦沢義雄)に同じような台詞が登場する。 しかしこちらは「同情無き同情は同情とは言わず、同情ある同情を同情と言う」と微妙に差異があり、発言者も「駒形どじょう」となっている。
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